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ジョーイとジャニーンがカップルになったことで、やっとダブルデートができる!と大喜びのモニカとチャンドラー。
そのダブルデートから帰った後、廊下では「今夜は楽しかった、明日も楽しみ!」と言っていたジャニーンでしたが…。
[Cut to Joey and Janine's.]
ジョーイとジャニーンの部屋に場面がカットする。
ジャニーン: How are we gonna get out of that one? (どうやって、今の件(明日の約束)から抜け出したらいいの?)
ジョーイ: What? (何だって?)
ジャニーン: I can't handle two nights in a row with them. (あの人たちと一緒の夜を2晩連続なんて私にはできないわ。)
ジョーイ: What, what's wrong with Monica and Chandler? (モニカとチャンドラーの何がいけないんだよ?)
ジャニーン: I don't know, they're just a little... blah! (よくわからないけど、あの人たちはちょっと…つまらないわ!)
ジョーイ: Blah? (つまらない?)
ジャニーン: Well, y'know, he's blah. She's just.... She's very loud for such a small person. (そうねぇ、ほら、チャンドラーはつまらないし。モニカは… モニカはすっごく声が大きいの、あんなに小柄な人にしてはね。)
ジョーイ: Uh, they're, like, my best friends. Are you saying we can't hang out with them? 'Cause that'd be kind of a problem. (あー、あの二人は、俺の親友なんだよ。俺たちはあいつらと一緒に過ごせないって君は言ってるわけ? だって、それってちょっと問題だぞ。)
ジャニーン: No! Of course we can still hang out with them. Just y'know, not two nights in a row. Okay? (違うわ! もちろん、それでも、彼らと一緒に過ごすことはできるわよ。ただ、2晩連続は無理なの? いい?)
ジョーイ: I guess. (まあね。)
ジャニーン: Thank you. (They kiss.) (ありがとう。[二人はキスする])
ジョーイ: If you want, I'll sell my friends and use the money to buy you presents. (君が望むなら、俺の友達を売って、君へプレゼントを買うためにその金を使うよ。)
廊下ではダブルデートを楽しんだように言っていたジャニーンでしたが、部屋に入るなり、「さっきの話からどうやって抜け出せばいいの?」みたいに言っています。
モニカが「明日の夜、パスタを作るから、うちに来て」と言われたことから、どうやって逃れたらいいの?ということですね。
つまりそのセリフで、嬉しそうに約束をオッケーしていたジャニーンは、実はそれに参加したくないと思っていることがわかります。
can't handle は「対処できない」という感覚。
row は「列」という意味なので、in a row は「列をなして」、そこから、「連続して、続けて」という意味になります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
in a row : used to say that the same thing happens or is done a number of times, one after the other
例) They won six times in a row.
つまり、「何度も相次いで、同じことが起こる、または同じことがなされることを言うために用いられる」。
例文は、「彼らは6回連続で勝った(6連勝した)。」
ジャニーンのセリフを直訳すると、「モニカたちと一緒の連続2晩には対処できない」ということなので、「2晩連続でモニカたちと過ごすことはできない、私にはムリ」と言っていることになります。
ジョーイが驚いた様子で、「二人のどこがいけないの?」と尋ねると、ジャニーンは「わからないわ」と言いながらも、理由を述べていますね。
blah は「つまらない、おもしろくない」。
これまでのフレンズでも、「何とかかんとか」みたいに、重要な意味のない言葉やつまらない事柄を blah-blah-blah と表現したセリフが何度も出てきましたね。
そのblah が単独の形容詞で使われているのが、今回のセリフになります。
LAAD では、
blah : [adjective] (spoken) : not having an interesting taste, appearance, character etc.
つまり、「興味深い味(風味・趣)や、様子や、特徴(個性)を持っていないこと」。
She's very loud for such a small person. の for は「…にしては」というニュアンス。
「あんなに小さい(小柄な)人にしては、すっごく声が大きい」という感覚ですね。
研究社 新英和中辞典には、以下のように出ています。
for (前置詞)=[基準を表わして] …としては、 …の割には
He's young for his age. 彼は年の割には若い。
上の例文の He's young for his age. が、この for の感覚を一番わかりやすく表している気がします。
ジャニーンを演じるエル・マクファーソンは、183cm(6フィート)(さすがはスーパーモデル!)、それに対してモニカ役のコートニー・コックスは 165cm(5フィート5インチ)なので、確かに、エルからモニカを見れば、such a small person と言いたくなるのでしょう。
ジョーイは、Are you saying...? を使って、「君は…だと言ってるの? …だと言うつもり?」と相手の真意を問い正しています。
チャンドラーは面白くない、モニカは声がデカい、って文句を言ってるけど、それってつまりは、俺たちは4人で過ごせないってこと? そう言いたいの?という感じですね。
ジャニーンはそれを否定して、still、つまり、あの二人についていやに感じる部分はあるけれど、「それでも、今でも」、彼らと一緒に過ごすことはできる、と言っています。
Just y'know, not two nights in a row. は、It's just that we can't hang out with them two nights in a row. ということですね。
「一緒に遊ぶことは可能だけど、ただ、2晩連続っていうのはムリってだけなのよ」みたいなことです。
I guess. と返事したジョーイは、あまり納得していない様子でしたが、ジャニーンとキスした後は、親友の大切さを強調していたことなど忘れたかのように、「あんな友達は売っ払っちゃって、その金で君にプレゼントを買おうか」みたいに言っています。
ジャニーンとこうしてラブラブでいられるのなら、親友の問題なんかどうでもいっか、みたいになってしまっているのが、何ともジョーイらしいですね。
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何度かこちらのサイトを拝見させていただいて、毎回とてもきちんとしたエントリーですごいなぁと思っていました。
私はアメリカに住んでいたことがあるのですが、フレンズ見てましたよ!あと Seinfeld も大好きでした。
これからも無理せずがんばって続けて下さいね。
楽しみにされている方たくさんいると思います。
また遊びにきます!
EPD
私は中国語のブログですが、外国語学習という部分では共通する部分が多々あり参考になります。
当ブログは中国語のことしか書いていませんが、今後ともよろしくお願いいたします。
応援ポチっ!
初めまして。コメントありがとうございます。
「毎回とてもきちんとしたエントリー」と言っていただけて光栄です。ありがとうございます。
私も少し前に見始めたのですが、Seinfeld も面白いですよね。私も大好きです。同じシットコムと言っても、フレンズとは笑いの質が違っているのもまた、興味深いですよね。
温かい励ましのお言葉ありがとうございます。これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします。
ぺらものさんへ
はじめまして。コメントありがとうございます。また、ポチっ応援!もありがとうございます。とても励みになります。
外国語学習には共通する部分が多いですよね。お互い、楽しく言葉を学んでいけたらいいですね。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
福岡英会話さんへ
コメントありがとうございます。
「おもしろいブログ」と言っていただけて光栄です。
簡単な日常会話のようであっても、ドラマのセリフというのは意外と難しいものですね。そこが面白いところであり、また学び甲斐もある、ということなのでしょうね。