2012年01月23日

風邪には大食、熱には小食 フレンズ6-11その4

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2晩連続でモニカたちと過ごすのはいや、というジャニーンの意見を聞き入れて、ジョーイはモニカとチャンドラーに、ジャニーンが夕食に参加できないことを伝えます。
ジャニーンはひどい風邪を引いちゃって…とジョーイが説明した直後に、「前からお芝居の予定が入ってたから、ごめんなさいね」と言って元気そうに出て行くジャニーン。
風邪を引いてるようには見えないけど、と不信感いっぱいのチャンドラーたちに対して、
ジョーイ: No, no, she really is sick! (違う、違うよ。ジャニーンは本当に病気なんだ!)
チャンドラー: Then why, why is she going to a play?! (じゃあ、どうして、どうして、彼女は芝居を見に行こうとしてるんだよ?)
ジョーイ: Uh, y'know, "Starve a fever, go to a play for a cold." (あー、ほら、「熱には小食、風邪には観劇」って言うだろ。)
モニカ: Joey! Why is Janine not coming over for dinner? (ジョーイ! どうしてジャニーンは夕食に来ないの?)
ジョーイ: Well, uh, she didn't want to hang out with you guys two nights in a row. I'm so sorry. (うーんと、ジャニーンは2晩連続で君らと過ごしたくなかったんだ。ほんとにごめんよ。)
チャンドラー: Why, why does she not wanna hang out with us? (どうして俺たちと過ごしたくないんだよ?)
ジョーイ: Because she uh, she, she thinks that you are "blah," and, and that you, Monica, are too loud. (それは、ジャニーンがこう思ってるからだ。お前は、つまらなくて、それからモニカは声が大きすぎるって。)
モニカ: (loudly) What?!! (Quietly) What? ([大声で] 何ですって?! [静かに] 何ですって?)
チャンドラー: So she was just pretending to have a good time last night? She was lying to our faces? (それじゃあ、昨日の晩は、楽しい時を過ごしたふりをしていたわけ? 彼女は俺たちに面と向かって嘘をついてたのか?)
モニカ: Ugh, I cannot believe this! I mean, who is she to judge us? We could not have been nicer to her! (あー、こんなことって信じられない! だって、私たちを批判するなんて彼女は一体何様なの? これ以上はないってくらいに、彼女に良くしてあげたのに!)
チャンドラー: And I am not "blah," I am a hoot! (それに俺は「つまらない」なんてことはないぞ。俺は最高に面白いんだ!)

「ジャニーンはひどい風邪なのに、芝居を見に行くなんてどういうことだ?」と問い詰められたジョーイは、 "Starve a fever, go to a play for a cold." という言葉を言っています。
引用符がついていることから、ことわざや格言っぽい言葉として、それを挙げていることが想像できますね。

Google の検索ボックスに、starve a fe... まで入れると、グーグル・サジェスト機能で、feed a cold starve a fever という言葉が候補に出てきました。
それだけで、そういう言い回しが英語に存在するんだな、ということがわかります。

Wiktionary (ウィクショナリー)の語義は以下。
Wiktionary : feed a cold, starve a fever

ウィクショナリーの説明にあるように、proverb 「ことわざ」のようですね。
ウィクショナリーによると意味は、
Eating more will cure the common cold, and eating less will cure a fever.
直訳すると、「より多く食べることが、一般的な風邪を治す、そして、より少なく食べることが熱を治す」。
つまり、「風邪を治すにはたくさん食べ、熱を下げたいならあまり食べるな」みたいなことですね。

ウィクショナリーには、Translations という項目があり、show というボタンをクリックすると、
日本語訳も出てきます。その訳は、
Japanese: 風邪には大食, 熱には絶食
日本語もことわざっぽい言い回しに訳されていますね。

また、The Free Dictionary にも載っていました。
The Free Dictionary : Feed a cold and starve a fever

ネット上の検索で、そういうことわざがあるとわかったので、改めて手持ちの辞書で調べてみると、
研究社 新英和中辞典には、feed の項目で、
Feed a cold and starve a fever. 《諺》 かぜには大食, 熱には小食(がよい)

英辞郎にも、feed の項目に、
・Feed a cold and starve a fever. 《諺》風邪には大食、熱には小食が良い。
と載っていました。

元のことわざがそれだと考えると、ジョーイの言ったセリフは、starve a fever の部分は一緒としても、他の部分は、cold という単語以外は全くと言っていいほど違いますね。前後の順番も逆ですし。
聞いたことのあることわざに、とりあえず go to play を当てはめた、というような「無理やり感」が感じられるセリフだということなのでしょう。

ジャニーンが断った理由を問い正すモニカたち。
「2晩連続で一緒に過ごしたくないから」と言った後、とうとう、「チャンドラーは blah で、モニカは too loud だと思ってるから」という本当の理由を伝えることになります。
ジャニーンが自分たちの悪口を言っていると知ったモニカは、まさにト書きの通り、loudly 「大きな声で」 What?! と叫ぶのですが、そこがまさに欠点だと言われた箇所だと気付いて、今度は静かな声で、What? と言い直しているのが面白いですね。

楽しいと言っていたのに、あれは嘘だったのか?とチャンドラーも言っています。
pretend to は「…であるふりをする」。
lie to somebody は「(人に)嘘を言う、嘘をつく」ですが、今回のセリフは、She was lying to us? 「彼女は俺たちに嘘をついてたの?」ではなく、to our faces になっていますね。
to someone's face は「(人)に面と向かって」という意味になります。
つまり、「俺たちに面と向かって嘘をついてたのか?」という感じですね。
俺たちの前で、にこやかな顔を見せながら、実は嘘をついてたのかよ!という、楽しそうなふりをしていたくせに腹の底ではそんなことを思ってたのか、「よくもまぁぬけぬけと」みたいな怒りが、lie to our faces には出ている気がします。

Who is she to judge us? を直訳すると、「私たちをジャッジする、つまり、(良いか悪いかを)判定する、批判・非難するなんて、彼女は誰?」みたいな感じになるでしょうか?
私たちのことをあれこれ言うなんて、一体自分を何様(なにさま)だと思ってんの?みたいな感じですね。
えらそうに、人のことをあれこれ言える立場なの?みたいな感覚です。

We could not have been nicer to her! を直訳すると、「私たちは、彼女に対して、それ以上ナイスであることはできなかっただろう」みたいな感じ。
つまり、「彼女に対しては、これ以上できない、というくらい、ナイスに接した、よくしてあげた」みたいなことですね。

チャンドラーは、自分が blah だと言われたことに対して、俺は blah じゃなくて、a hoot だと言っています。
hoot (発音は「フート」)の意味としては、まず、「ホー」という「フクロウの鳴き声」という意味があります。
そう言えば、Twitter のクライアントソフトに HootSuite 「フートスイート」というのがありますが、そのソフトのマークには、フクロウの絵が描いてありますよね? (ちなみに私は HootSuite ではなく、TweetDeck を使っていますが…)
それ以外の hoot の意味としては、「面白いこと、面白いもの」という意味もあるようです。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
hoot [noun] [countable] :
1. a shout or laugh that shows you think something is funny or stupid
例) Leary's speech drew hoots from the crowd.
3. be a hoot (spoken) to be very funny or amusing
例) I thought the movie was a hoot.

つまり、1. は「何かが面白い、または愚かだと思うことを示す叫びや笑い」
例文は、「レアリーのスピーチは群衆の叫び声(or笑い)を引き起こした(招いた)」。
3. の be a hoot は、「非常に面白い、または楽しい」。
例文は、「その映画は非常に面白いと思った」。

Macmillan Dictionary では、
hoot : a short loud sound made by people who are laughing or criticizing something
つまり、「笑っている人や何かを批判している人から発せられる短く大きな音」。

オンラインの Macmillan Dictionary の hoot の項目
Macmillan Dictionary : hoot
では、語義の前に♪マークがついていて、それにポインタを当てると、Sound effect: hoot と出ます。
2か所ある♪マークのどちらも同じ音らしく、「ホーホー or フーフー」みたいな「フクロウの声」を聞くことができます。

LAAD やマクミランの語義を見ていると、hoot には「笑い声」と「批判の声(やじ、あざけり)」の両方の意味があるように見えますね。
そのどちらになるかは、文脈から判断せざるを得ない、ということでしょうか?

研究社 新英和中辞典では、
hoot 【名】【C】
I
1 ホー 《フクロウの鳴き声》.
2 ブーブー, ポー 《汽笛・警笛の音》.
II やじる声, あざけり[不賛成]の叫び.
III 《口語》
1 笑い.
2 おかしなこと, こっけいなこと.
IV [否定文で] 《口語》 無価値なもの, 少量


と出ています。
つまり、III で「口語」として「笑い」「おかしなこと、こっけいなこと」と出ていることを考えると、元々は「やじる声、あざけりの叫び」という意味だったのが、現代口語では「おかしなこと」という「笑い」の方面でも使われるようになった、ということかなぁ?と。

be a hoot = be very funny ということだと、チャンドラーが、「俺は blah じゃない!」と言った後に、I'm very funny! と言っても良かったように思いますが、そこをあえて、I am a hoot! と言ったのは、blah も hoot も「擬音語(または擬音語のようなもの)」という共通点があるからかな?と思ったりします。

LAAD のそれぞれの単語の Etymology (Word Origin) 「語源」を見てみると、
hoot : From the sound
blah : From the sound of empty talk

のようにどちらも、「音から来た」という説明がありますね。

ですから、「チャンドラーってつまらない」という意味で、blah という言葉を使ったジャニーンに対して、俺のことを擬音語で表現するなら、ブラーじゃなくて、フートだろ、みたいに、つまり、「同じ”音カテゴリーの言葉”で言うと、こっちだろ!」的な言い方をしたのかなぁ、と思いました。


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posted by Rach at 15:04| Comment(0) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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