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ジャニーンがチャンドラーとモニカを嫌っていることがバレて、二人は怒ってしまうのですが、何とか仲直りしてもらおうと、ジョーイがモニカたちの部屋にやってきます。
4人で一緒に映画に行こうと誘っても、それに応じないモニカを見て、
ジョーイ: Ha-ha, very funny. Look! I don't know what to do. I really want you guys to get along. Just please come to the movie with us. I mean, you owe me! (はは、すっごく面白いね。ほら! 俺はどうしたらいいかわからない。俺は本当に、君らに仲良くして欲しいんだ。ただ俺たちと一緒に映画に行ってくれよ。だって、君らは俺に借りがあるだろ!)
モニカ: We owe you? (私たちがあなたに借りがある、ですって?)
ジョーイ: That's right. I helped you guys out a lot in the start of your relationship. Huh? I helped you guys sneak around for like six months, and I looked like an idiot! And I was humiliated. And I only made 200 dollars! (そうだよ。君らの関係の始まりの頃に、俺は君らをたくさん助けてやったろ? 6か月くらい、君らがこそこそ動き回るのを(こそこそ付き合うのを)俺は助けてやったんだ。で俺は(そのせいで)バカみたいに見えたんだ。それに俺は恥をかいた。で、俺はたったの200ドルしか稼げなかった。)
モニカ: We didn't give you any money! (Chandler is motioning, "No!") (私たちは、あなたに少しもお金なんてあげてないわよ! [チャンドラーは「だめだ!」という身振りをする])
ジョーイ: You don't think I know that? (俺がそのことを知らないとでも思ってるのか?)
4人で映画に行こうと誘っても、いい返事がもらえないので、ジョーイは必死に説得しようとしています。
get along は「仲良くやっていく」というようなニュアンスですね。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
get along [phrasal verb] : to have a friendly relationship with someone or a group of people
例) Dave and Vince get along really well.
with
例) Rachel doesn't get along with Cyrus at all.
つまり、「誰かや人々のグループとフレンドリーな関係を持つこと」。
例文は、「デイブとヴィンスは非常に仲が良い」「レイチェルはサイラスと全く仲が良くない」。
「俺の彼女ジャニーンと、君らとが、仲良くして欲しいんだ」という希望を述べた後、ジョーイは、切り札を出すかのように、You owe me! 「君らは俺に借りがある!」と言っています。
ジョーイの言う「借り」は、彼自身がその後、説明しているように、チャンドラーとモニカが付き合い始めた頃に、たまたまそのことを知ってしまったジョーイが、他のフレンズたちに気付かれないように二人を助けてあげていたことを指します。
sneak around は「こそこそうろつく」というニュアンスですが、これは、「人に気付かれないように付き合う」様子を指すでしょう。
そういう君らを助けたせいで、俺はバカ(an idiot)みたいに見えたし、恥もかいた、と言っています。
この「バカみたいに見えた、恥をかいた」という部分に該当するシーンはいくつかありますが、特に、フレンズ5-9 での、チャンドラーとモニカが自分たちのエッチを録画しようと設置したビデオを、ジョーイが設置したものと誤解されたり、チャンドラーが持っていたモニカの裸の写真をジョーイのものと誤解されたり…ということが、それをよく表していたと思います。
「俺はお前らのせいで、恥をかいて…」と言った後に、And I only made 200 dollars! と言っています。
make ... dollars は、make money の make と同じで、「金を作る」、つまり「金をもうける、金を稼ぐ」。
ジョーイは、「そして俺はたったの200ドルしか稼げなかった」と言っていることになります。
「私たちの仲を隠すために、あなたが恥をかいたのはわかるとして、私たちはあなたにお金なんて渡してないわよ」とモニカは言うのですが、その隣にいるチャンドラーは、モニカに見えないように、「それは言うな、言っちゃだめだ」みたいに、ジョーイに向かって手を否定のしぐさで振っています。
それがト書きの、Chandler is motioning, "No!" 「チャンドラーは No! の身振りをする」ですね。
チャンドラーが否定の合図を送るのを見て、ジョーイは、You don't think I know that? と言っています。
直訳すると、「俺がそれを知ってるって君らは知らないのか?」みたいなことですが、「それ」とは、その前にモニカが言ったこと、「チャンドラーとモニカはジョーイにお金をあげていないということ」を指します。
つまり、「君らが俺にお金をくれてないことくらい(当然)俺はわかってるさ・知ってるさ、俺がそのことをわかってないとでも思ってるのか?」みたいになるでしょう。
ジョーイは自分で「200ドルしか稼いでない」と言っておきながら、モニカに「お金なんてあげてないわよ」と否定されたので、「もちろん、君らからお金なんてもらってないさ。そんなことわかってるよ。冗談で言ったに決まってるだろ」としらばっくれている、ということなのでしょうね。
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また質問があるんですが、この後のシーンで、ロスがレイチェルにフィービーと買い物に行くように仕向ける場面なんですが、ロスの
"Can I have all this stuff when she makes you throw it out?"
のあとのレイチェルのセリフ
"Well, sure, and I'll show you right where you can put it"
で笑いが起きてるんですが、これは部屋のデコレーションのセンスが悪いと遠まわしに言っているからと捉えていいんでしょうか?
コメントありがとうございます。
この部分、日本版DVDではカットされているようなのではっきりとしたことはわからないのですが、言葉の意味としては、「家具の置き場所は、私が教えてあげる」みたいなことを言っていますよね。
ロス: Can I have all this stuff when she makes you throw it out? (フィービーが君にその家具を処分させる時には、僕がこれを全部もらってもいいかな?)
レイチェル: Well, sure, and I'll show you right where you can put it. (ええ、もちろん。そして(その時には)あなたがその家具をどこに置けばいいかを私があなたに教えてあげるわね。)
という日本語訳になるでしょうか。
その前に、フィービーが以下のようなことを言って、レイチェルのセンスを褒めていました。
フィービー: Yeah no, I'm telling you Rachel has such a great eye for this stuff. Ross, y'know if you ever decide you need to redecorate - And I think that you should. You should, you should ask Rachel to help. (つまり、レイチェルはこういうものに対して見る目があるの。ロス、再度、(部屋を)デコレートする必要があると決めたら…そして私はあなたはその必要(部屋を模様替えする必要)があると思うけど、あなたはレイチェルに助けを求めるべきよ。)
そんな風にロスはセンスがないとフィービーにこき下ろされていたわけですが、フィービーが褒めていたレイチェルは、実際にはポタリー・バーンのカタログそのままを買い揃えていただけなので、この件に関してレイチェルのセンスを褒めるのは見当違いだったわけですね。
そんな風に、「フィービーがベタ褒めしていたレイチェルの部屋のデコレートのセンスは、実はポタリー・バーンをそっくり真似したものだった」という前提条件があるにもかかわらず、「処分する時は僕にちょうだいね」「その時は私が模様替えを指示してあげるわね」みたいに勝ち誇ったように言ったことが、「カタログそのまんまの君がそれを言うのか?」的な面白さがあるのかなぁ、と思います。また、カタログをそっくり真似するようなレイチェルにまでセンスがないと思われているロスのセンスの悪さもいかほどか、みたいな面白さもあるのかもしれません。
言われれれば確かにそうですね(笑)
返答ありがとうございます!
お返事ありがとうございます。
今回の件については、「これだぁ〜!」と断言できるほどの自信がないので(笑)、そういう笑いかもなぁ〜程度に聞いておいていただけるとありがたいです^^