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シーズン6 第15話
The One That Could Have Been Part 1 (空想世界でつかまえて Part 1)
原題は「こうだったこともありえた話 パート1」
[Scene: Central Perk, everyone is there as Rachel enters.]
セントラルパーク。フレンズたちがそこにいると、レイチェルが入ってくる。
レイチェル: Hey, you guys. Guess what? Barry and Mindy are getting a divorce. (ねぇ、みんな。何だと思う? バリーとミンディーが離婚するのよ。)
モニカ: Oh, my God! (まあ、なんてこと。)
フィービー: Wow! (わぉ。)
ジョーイ: (To Ross) What is the matter with you?! ([ロスに] お前は一体どうしたんだよ?)
フィービー: No! Barry and Mindy. (違うわ! バリーとミンディーよ。)
ジョーイ: Oh, sorry. I hear "divorce," I immediately go to Ross. (To Rachel) Who-who's Barry and Mindy? (あぁ、ごめん。「離婚」って聞くと、すぐにロスに行っちゃうんだ[意識が向かっちゃうんだ]。 [レイチェルに]バリーとミンディーって誰?)
レイチェル: Barry was the guy that I almost married and Mindy was my best friend. (バリーは私がもう少しで結婚するところだった人で、ミンディーは私の親友だった人よ。)
ジョーイ: Ohh-oh, wasn't he cheating on you with her? (あぁ、彼は君を裏切って彼女と浮気してたんじゃなかったっけ?)
レイチェル: Yeah, but that just means that he was falling asleep on top of her instead of me. (ええ、でもそれはただ、私の代わりに彼女の上で眠り込んでいたってだけのことよ。)
レイチェルがニュースを持って、セントラルパークに入ってきます。
Barry and Mindy are getting a divorce. の「現在進行形」は、「すでに決定していて確実な予定」を表すニュアンスですね。
「バリーとミンディーが離婚する」と聞いた途端、ジョーイはロスに、What is the matter with you? と怒った顔で言っています。
フィービーに指摘され、謝るジョーイですが、「離婚と聞くと、またロスのことかと思っちゃって」という理由がフレンズっぽくて面白いですね。
I hear "divorce," I immediately go to Ross. を直訳すると、「俺が「離婚」(という言葉)を聞く、俺は即座にロスに行く・向かう」みたいな感じになるでしょうか。
「離婚」という言葉を聞いた途端、ロスに意識が向く、ロスのことだと考えてしまう、みたいな感覚でしょう。
バリーとミンディーって誰?と尋ねるジョーイに、レイチェルは説明をします。
the guy that I almost married は「私がもう少しで結婚するところだった人」。
これまでのフレンズでも何度か出てきましたが、almost+過去形で、「もう少しで…するところだった」(実際には…しなかったけれど、その直前までいっていた)という意味になるんでしたね。
Wasn't he cheating on you with her? について。
cheat on A with B は「A を裏切って、B と浮気する」。
A が妻や正式な(?)彼女で、B が浮気相手になります。
つまり、「彼は、あなたを裏切って、彼女と浮気していた人?」と尋ねていることになるのですね。
ジョーイは、バリーとミンディーって誰だっけ?と名前をすっかり忘れているわりには、過去の人間関係はしっかり覚えていたようで(笑)、「結婚寸前まで行った人と、親友」と聞いて、「あぁ、元婚約者が親友と浮気して結婚したっていうあのカップルか」とピンと来たようです。
レイチェルは、「親友と浮気された」ということをあまり言いたくなかったので、わざと「浮気」の部分は言わずにただ「彼女は親友」と表現したのでしょうが、その「浮気」の部分をダイレクトに聞き返されてしまった、ということですね。
かと言って、そういうことを言われたから、ショックを受けたり悲しんだりしている様子もなく、レイチェルはさばさばした感じで、「私を裏切って彼女と浮気した、っていうのは確かにそうだけど、それはただこういうことを意味しているだけよ」みたいに言っています。
それが何を意味するかは、その後、語られていますが、「彼(バリー)が私の代わりに彼女の上で fall asleep していた」ってことを意味するだけ、みたいな発言をしていますね。
fall asleep は「眠り込む、寝入る、寝てしまう」で、asleep 「眠っている」+fall 「状態になる、陥る(おちいる)」という感覚。
ちなみに、sleep 「寝る、眠る」という動詞は、sleep with someone = have sex with someone のように、「エッチする」という意味で使われますよね。
ですから、ここでレイチェルが、He was sleeping with her./He slept with her. と表現したのなら、まさに「彼は彼女とエッチしていた/エッチした」と言ったことになるのですが、レイチェルはそこをわざと、he was falling asleep と表現することで、「彼ってエッチの後、すぐに女の子の身体の上で、グーグー眠り込んじゃうのよね」と言いたかったのかな、と思います。
親友とエッチされていやだった、とかの意識は今のレイチェルにはあまりなく、「私の上でグーグー寝るか、彼女の上でグーグー寝るかの違いだけよ」みたいに、エッチの後の余韻やその後の雰囲気を楽しむこともなく、あっという間に(それも自分の身体の上で)疲れて寝てしまうバリーのことを、「ことが済むやいなやとっとと寝てしまう、ロマンティックのかけらもない人だったのよね」みたいに、ちょっとバカにしたような発言をしているように感じました。
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2012年03月20日
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