2012年03月23日

もしも〜だったらどうなってただろう フレンズ6-15その2

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元婚約者のバリーが離婚するというニュースを持ってきたレイチェルは、「もし私がバリーと結婚していたら、私の人生はどれくらい違っていたかしら?」と言います。
それに応えるように、フレンズのメンバーそれぞれが、「もし自分が…していたら」という話を始めます。
チャンドラー: What if I had had the guts to quit my job? I'd probably be writing for the New Yorker, being paid to be funny. But my job's fun too. I mean, tomorrow, I-I don't have to wear a tie. (もしも俺に自分の仕事を辞めるガッツがあったならどうなってたかな? 俺は多分、ニューヨーカーに(記事を)書いているところだろうね、面白いということで給料をもらいながら。でも、俺の(今の)仕事も楽しいよ。ほら、明日、俺はネクタイを締めなくていいんだ。)
フィービー: What if I'd taken that job at Merrill Lynch? (もしも私がメリルリンチのあの仕事に就いていたらどうなっていたかしら?)
ロス: What?! (何だって?)
レイチェル: Merrill Lynch? (メリルリンチ?)
フィービー: Yeah, I had a massage client who worked there and-and he said I had a knack for stocks. (ええ、私のマッサージのお客さんにそこで働いている人がいて、彼は言ったのよ、私には株の才覚があるって。)
レイチェル: Well, why didn't you take the job? (じゃあ、どうしてあなたはその仕事に就かなかったの?)

have the guts to は「…する勇気・根性・ガッツがある」。これは日本語でも「ガッツ」と言うのでわかりやすいですね。
New Yorker は雑誌の名前。
Wikipedia 日本語版: ザ・ニューヨーカー
Wikipedia 英語版: The New Yorker

write for the New Yorker は、その雑誌のために記事を書くライターの仕事をする、という感覚になります。
後半の being paid to be funny は分詞構文で、直訳すると、「funny であることにお金を支払われながら」という感じでしょう。
つまり、面白いことで給料がもらえる、金儲けができちゃう、みたいなことですね。
ジョークや面白いことが好きなチャンドラーとしては、雑誌に記事を書くという職業は、面白いということでお金が稼げちゃう、最高に楽しい仕事のように感じるということです。

その後、「まぁ、俺の今の仕事も楽しいんだけどね」と言って、その仕事の内容を説明するのですが、それが「明日、俺はネクタイをつける必要がない」。
明日はオフィスがノーネクタイデーで、ネクタイをしなくていい日なんだ、ということですが、楽しいことってそれ?みたいに聞いている方は思いますよね。
ノーネクタイデーが楽しいと思えるくらいに、実に面白くない職場であり仕事であると言っていることになるでしょう。

ちなみに、チャンドラーのセリフの時制に注目してみましょう。
What if は「もし…だとしたらどうなるだろうか?」という頻出フレーズで、ここでは、What if I had had the guts のように、「had+過去分詞形」が使われています。
これは「過去の事実に反対の仮定」を示す、「仮定法過去完了」ですね。
「もしも(過去に実際に起こった事実に反して)あの時、…だった/…していたなら」という仮定になります。
仮定法過去完了の典型的な形としては、
条件節 If I had+過去分詞 「もしあの時…だったなら」
帰結節 I would have+過去分詞 「…しただろうに」
の形が挙げられます。
その場合は、「(過去に)…だったなら、(その過去では)…しただろう」と言っていることになりますが、今回のチャンドラーのセリフは、「過去に仕事を辞めるガッツがあったなら、今頃俺は…しているだろうね」というように、「"過去が"今とは違っていたら、"現在は・今は"こういうことをしているだろう」という、条件節と帰結節の間に時制のずれがあります。
そのため、条件節は、If I had+過去分詞の「仮定法過去完了」、帰結節は、I would (be writing) の「仮定法過去」が使われている、という仕組みです。
その後のフィービーのセリフの、What if I'd taken that job も、'd は、had の略、つまり、if I had taken という「仮定法過去完了」だということですね。

チャンドラーの「もしも…だったなら」の言葉を受けて、フィービーも自分の話をしています。
take a job は「仕事を(引き)受ける、仕事に就く、就職する」。
フィービーが「メリルリンチのあの仕事に就いてたら…」と言うので、みんなはびっくりして、「メリルリンチですって?」みたいに聞き返しています。
今はマッサージ師をしているフィービーと、そういう金融業界との接点が見当たらない、金融業に携わっているフィービーがイメージできないからでしょうね。

knack は「こつ、技巧、要領、才覚」。
have a knack for で、「…のこつ・要領を心得ている」という意味になります。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
knack [noun] [singular] (informal) : a natural skill or ability that you have to do something well
a knack for (doing) something
例) a knack for languages
例) Keller has a knack for explaining technical concepts simply.

つまり、「何かをうまく行なうために持っている生まれながらの技能または能力」。
例は、「言語の才覚」。「ケラーは専門的概念をシンプルに説明するこつを心得ている」。

自分のマッサージの顧客にメリルリンチの社員がいて、その彼が「フィービーは株のこつを心得ている、株に才覚がある」と言ってくれたとフィービーは説明します。
ちなみに、Why didn't you take the job? は「どうしてその仕事に就職しなかったの?」と理由を尋ねる文章ですが、これが現在形の Why don't you take the job? だと「その仕事に就職したらどう?」と「提案」する文章になる、ということも思い出しておきたいところです。
その後、フィービーが理由を説明するのですが、続きは次回にいたします。


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posted by Rach at 10:06| Comment(5) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして、こんにちは!いつもレイチさんのブログで楽しく勉強させてもらっています!
DVDを観ながら、自分で辞書で調べて、最後にレイチのお力を借りて大満足してまた次のお話を鑑賞しています!
ところが、最近ブログ内で次のページが見れないんです(>_<)
8このBlogのTOP
9LOVELOG
0au one net
の表示が出てしまうのです(ToT)
私の携帯の問題なのでしょうか。
楽しみが減ってしまい悲しいです(;_;)
Posted by チーメロ at 2012年03月23日 17:38
はじめまして、こんにちは!
いつもレイチさんのブログにお世話になっています(o^∀^o)
DVDを鑑賞し、わからない部分は辞書で調べ、最後にレイチさんのブログをみて助けてもらっています!
フレンズはとても面白いですが、レイチさんのブログで更に英語の勉強が楽しく感じられます!
ところが最近ブログを読ませていただいているとき、次のページが見られなくなってしまうのです(ToT)
『8このブログのTOP
9LOVELOG
0au one net』
の表示のみのページに移るだけで続きが見れなくなってしまって残念な気持ちでいっぱいです(;_;)
私の携帯の問題なのでしょうか。
Posted by チーメロ at 2012年03月23日 21:04
チーメロさんへ
温かいコメントありがとうございます。拙ブログが英語学習のお役に立てているとしたら、とても嬉しく思います。

さて、「次のページが見られない」というお話、ご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません。
携帯からご覧いただいているんですよね?
最近、次のページが見られなくなった、ということだと、少し前までは正常に見ることができていた、ということでしょうか?

私の方では特に、最近システムをいじったことはなく、LOVELOGも、2011年4月12日に大々的なシステム変更があって以来は、大きな変更はされていないようです。

私は、au の iPhone を使っているのですが、そのスマートフォン表示の画面だと、各記事の上に、例えば、これより1つ前の記事(フレンズ6-15その1)の画面であれば、

<< 絶対に起こらないと知るのはいやだ フレンズ6-14その6 TOP もしも〜だったらどうなってただろう フレンズ6-15その2 >>

と表示され、その次の記事「フレンズ6-15その2」へのリンクを押すと、次のページに移動します。PC上で見ても、「次の記事」のリンクを押せば、次の記事に移動します。私が見ている状態では、その不具合が出ないので、LOVELOGのシステムそのものの問題というよりも、チーメロさんの携帯とLOVELOGシステムとの相性が悪い、みたいなことなのかもしれません。

LOVELOGの障害情報なども調べてみましたが、今のところ、そういう不具合の報告はないようです。今後も引き続き、情報を探してみますので、また何か状況に変化などありましたらお伝え下さいませ。読みにくい状態で読んでいただいていること、心苦しい限りです。本当に申し訳ありません。

また、他の読者の方で、同様の不具合が出る、という方がおられましたら、ご報告いただけると幸いです。
Posted by Rach at 2012年03月24日 09:14
レイチさん、お返事ありがとうございます。
とてもうれしいです!
私はスマートフォンではなく、普通?の携帯で読ませてもらっています。
あれから色々と試行錯誤して数ページ読むことが出来ました( ̄∀ ̄)
インデックスから読みたい記事の先へ行って、戻ってみたりと…
しかし途中でいつもと同じ表示のページになってしまい読めなくなってしまいました(ToT)
しばらくパソコンも利用しながら様子を見てみますo(^-^)o
私の周りには英語の質問をできる人がいないので、自分で辞書を調べてもわからないことがあっても(かなり頻繁ですが)そこでお手上げになってしまうのですが、レイチさんのブログを知ってから毎日とても充実しています!
仕事の途中でも、帰って勉強できる(もはや娯楽)と思うとうれしくなるんですよ。
これからもよろしくお願いします。
Posted by チーメロ at 2012年03月24日 16:10
チーメロさんへ
こちらこそ、ご丁寧なお返事ありがとうございます。

私も数か月前までは「普通の携帯」だったのですが、自分のサイトを「次のページ」で読むことがほとんどなかったので、自分の携帯でも同様の不具合が出ていたのかどうか、わからないんですよね…。

勉強を「もはや娯楽」と言えることは素晴らしいですし、そのお役に立てているとすれば、こんなに嬉しいことはありません。わからない箇所などございましたら、どうかお気軽にご質問下さいね。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします。
Posted by Rach at 2012年03月27日 18:16
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