2012年05月11日

古生物学科のhottie フレンズ6-18その1

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シーズン6 第18話
The One Where Ross Dates A Student (ロスと教え子の禁じられた恋)
原題は「ロスが生徒とデートする話」


[Scene: Monica and Chandler's, Chandler, Rachel, and Joey are there as Ross enters.]
モニカとチャンドラーの部屋。チャンドラー、レイチェル、ジョーイがいて、ロスが入ってくる。
ロス: Hey! I just got uh, my teacher evaluations. Check out what this one student wrote. "I loved Dr. Geller's class. Mind-blowing lectures. Dr. Geller, you are definitely the hottie of the Paleontology Department." (やあ! ちょうど、自分の「教師評価」をもらったところなんだ。この生徒が書いてることを聞いてみて。「ゲラー先生(博士)のクラス、大好きでした。ぶっとんじゃうような(素晴らしい)講義。ゲラー先生、あなたは間違いなく、古生物学科の超セクシーな人[セクシーガイ]です。)
チャンドラー: Ahh, "Hotties of the Paleontology Department." There's a big-selling calendar, eh? (あー、「古生物学科のセクシーガイたち」。超売れてるカレンダー、あるよなぁ?)
レイチェル: Who wrote it? (誰がそれを書いたの?)
ロス: Oh, I wish I knew, but the evaluations are all anonymous. (あぁ、知りたいんだけど[わかるといいんだけど]、でも、評価は全部匿名なんだ。)

ロスは、my teacher evaluations をもらった、と言っています。
evaluation は「評価、査定」。
フレンズ6-4 で、ロスはニューヨーク大学(NYU)に特別講師として招かれ講義をすることになった…という場面が出ていましたが、彼はその後もそこで講義をしていて、生徒からの評価をまとめたものをもらった、という感じでしょう。

一人の生徒が書いたものを(読むから)聞いてくれ、みたいに言って、彼はその評価文を読み上げます。
I loved のように過去形になっているのは、学期が終わっての感想、だからでしょうね。
I loved you. みたいな過去形だと、「私はあなたを愛してたのに(今は愛していない)」のように、「今はそうじゃないけど、昔はそうだった」感が出ますが、ここでは別に「今は好きじゃない」と言っているわけではなく、上にも書いたように、「終わった学期の感想」だから、loved になっているだけ、ということです。
「(今学期の)ドクター・ゲラーの授業、私は大好きでした」という感じで、「ゲラー先生の授業、良かったです」と言っていることになります。

mind-blowing を文字通り訳すと、「心を爆発させる(ような)」という感じでしょうか?
意味としては、「幻覚を起こさせる、びっくりするような、ショッキングな」というニュアンスになります。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
mind-blowing [adjective] (informal) : very exciting, shocking, or strange
例) a mind-blowing experience

つまり、「非常にエキサイティング、ショッキング、奇妙である」。
例は、「非常にエキサイティングな経験」。

関連語として、something blows your mind というフレーズも示されているので、そちらも見てみると、

something blows your mind : (spoken) to make you feel very surprised and excited by something
例) Meeting her after so many years really blew my mind.

つまり、「何かによって、非常に驚いたり、興奮したりする気持ちにさせること」。
例文は、「長い年月の後で彼女に会ったことは、私を非常に驚かせた[興奮させた]」。

とにかく「心がぶったまげる(?)」みたいな感じのニュアンスなのでしょうね。
文脈によって、いろんな意味で解釈できそうですが、今回の場合は、「先生の授業、大好きでした」の後ですから、「すっごくエキサイティングな授業でした」と言っている感覚になるでしょう。
ロスの古生物学の授業はいかにも退屈そうな感じなのに(笑)、それを「ものすごくエキサイティング」なものであるかのように感想を述べている、そのギャップも楽しいですね。

賞賛の言葉はまだ続きます。
「ドクター・ゲラー、あなたは間違いなく、古生物学科の the hottie です」という感想ですが、hottie とは「セクシーな人」という意味のようですね。

英辞郎には、
hottie
【名-1】湯たんぽ
【名-2】強烈にセクシーな人


と出ています。(うーん、「湯たんぽ=ホッティー」というのは、なるほどという感じ…笑)

研究社 新英和中辞典では、
hottie, hotty 【名】《英》 =hot-water bottle

と出ており、「湯たんぽ」(hot-water bottle)の意味しか載っていませんでした。

英英辞典の LAAD や Macmillan Dictionary には、hottie という項目がなかったのですが、
Merriam-Webster には以下のように出ていました。

the Free Merriam-Webster Dictionary : hottie

hottie : a physically attractive person
Examples of HOTTIE
His girlfriend is a real hottie.

つまり、「身体的に魅力的な人」。例文は、「彼の恋人(彼女)は、実にセクシーな子だ」。

physically attractive というのは、sexually attractive ということですね。
実際、そこからリンクがはってある、Merriam-Webster LEARNER'S DICTIONARY では、
hottie [count] informal : a sexually attractive person
と定義されています。

内面が魅力的かどうかの話ではなくて、見た目の姿が(異性から見て)魅力的、という意味になります。
person とあることから、男性女性のどちらにも使えるようですね。
フレンズのセリフでは、ロスという男性のことを言っていますし、Merriam-Webster の例文では、彼女(女性)のことを言っていることからも、両方に使えることがわかります。

Merriam-Webster では、
First Known Use of HOTTIE
1990

とありますので、1990年頃に使われるようになった、比較的新しい言葉(当時の若者言葉)みたいですね。
大学生の書く評価文なので新しい言葉が使われているわけでしょう。

hottie という言葉を聞いて、さっそくチャンドラーが茶化しています。
"Hotties of the Paleontology Department." と言った後、there is 構文を使って、a big-selling calendar のことを言っていますね。
「よく売れてるカレンダーがある、よな?」みたいなニュアンスだと思われるので、売れ筋のカレンダーの中に、「古生物学科のセクシーガイたち」というようなタイトルのカレンダーがありそう、と言っているようです。
日本でも、「お天気お姉さんのカレンダー」(正式名称は「NHK気象予報士カレンダー」)があったりしますしねぇ。
そういう「カテゴリー分け」されたカレンダーのイメージで、「古生物学科の hottie たち」というカレンダーもありそうじゃん、と、ロスをからかっているわけでしょうね。

レイチェルが、「その文を書いたのは誰?」と尋ねるのですが、ロスは、I wish I knew, but... と言っています。
これは典型的な仮定法過去ですね。
実現不可能な願望を表し、「知っているといいんだけど、知ることができるといいんだけど(残念ながら知らない)」というニュアンスになります。
anonymous は「匿名の、無記名の」ですね。無記名アンケートなので誰が書いたかわからない、ということです。


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posted by Rach at 16:52| Comment(0) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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