2012年05月14日

突然ジョーイがレインマンに フレンズ6-18その2

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ニューヨーク大学(NYU)で特別講師として講義を行なっているロスは、「教師評価」の中で、ロスのことを、hottie (セクシーな人)だと言う生徒がいると自慢。
匿名なので残念ながら誰が書いたかわからないんだ…と言うロスに、
ジョーイ: Oh hey, do you still have their final exams? (なあ、ロスはまだ生徒たちの期末試験を持ってるか?)
ロス: Yeah. (ああ。)
ジョーイ: Oh, 'cause you can just match the evaluation to the exam with the same handwriting and boom, there's your admirer. (Ross is stunned.) (おぉ、だって、お前はただ同じ筆跡の試験とその評価をマッチ(一致)させることができるだろ、で、バーン![どうだ]、そこにお前の崇拝者がいるんだよ[崇拝者が見つかるんだよ]。 [ロスは驚く])
チャンドラー: A hot girl's at stake, and all of the sudden he's Rain Man. (セクシーな女の子がかかってると、突然、ジョーイはレインマンだな[レインマンになるんだな]。)

僕を褒めてくれたのが誰だかわからない、と残念そうに言うロスに、ジョーイは、「お前はまだ期末テスト(の答案)を持ってるか?」と尋ねています。
その後、その答案を利用して、書いた人を探し当てる方法をジョーイが説明していますね。
the same handwriting 「同じ手書き(文字)、筆跡」で、評価と試験答案をマッチさせることができる、と言って、and boom と言いながら、こぶしで手のひらを叩いて、there's your admirer と言います。
この boom は擬音語で、これまでのフレンズのセリフにも何度か出てきましたが、「ジャーン、ほらどうだ!」みたいな感覚が感じられます。
「そこに、お前の崇拝者がいる」というのは、筆跡で付き合わせをして、マッチするものが見つかったら、そこにあるその名前がお前のファンだ、マッチが完了したら、そこにほら、お前の崇拝者がいるんだよ、という感覚ですね。

それを見ていたチャンドラーは、あきれたように、Rain Man うんぬんのセリフを言っています。
a hot girl's at stake は、a hot girl is at stake ということで、at stake は「賭けられて、危機にひんして、問われて、懸かって」というようなニュアンスになります。
stake は元々、「賭け」のことで、stakes だと「(競馬などの)賭け金、賞金」という意味にもなります。また、stake には「利害関係」という意味もあります。
at stake は「賭けられて(いる)」というのが基本的な感覚で、そこから「危機にひんして、問われて」という意味にもなるのですね。

LAAD では、
be at stake : if something that you value very much is at stake, you will lose it if a plan or action is not successful
つまり、「人が非常に大事にしているものが at stake だとすると、もし計画や行動が不成功なら、それを失うことになる、ということ」。

今回のセリフだと、「セクシーな女の子のことがかかっていると」というニュアンスでしょう。

Rain Man は、ダスティン・ホフマン、トム・クルーズが出演していた、1988年の映画「レインマン」ですね。
これは邦題も「レインマン」なので、ピンときた方も多いかもしれません。

Wikipedia 日本語版: レインマン
Wikipedia 英語版: Rain Man

私も今回の記事を書くにあたり、この映画を見てみました。
(以下、未見の方には多少のネタバレになってしまいますのでご注意下さい。)
この映画は、ダスティン・ホフマン演じる自閉症(autistic)の兄レイモンドと、父の死後にその兄の存在を初めて知った、弟チャーリー(トム・クルーズ)とのお話です。
映画の中で、"Raymond has a problem communicating and learning. He can't even express himself or probably even understands his own emotions in a traditional way." と説明されていたように、レイモンドは人とのコミュニケーションや感情表現がうまくできない、という問題を抱えているのですが、記憶力や数字に関して、天才的な才能と能力を見せるシーンが、劇中、何度も出てきます。
電話帳を G の途中まで丸暗記したとか、落ちた爪楊枝の本数を瞬時に数えたとか、2,130の平方根を暗算で答えてみせる…というシーンもありました。
(ちなみに、「2,130 の平方根はいくつ?」という質問は、英語では、"Do you know how much the square root of 2,130 is?" となります。)

チャンドラーはそのレイモンドの天才的なイメージを持ち出して、「セクシーな女の子が関係するとなると、ジョーイは突然、レインマンみたいな天才になるんだよな」と言っているわけです。
普段のジョーイは、他の人が普通に気づくことにもすっと気付かないで、しばらく時間が経ってから、「あ〜あ、そうかぁ〜」みたいに遅れて反応することが多いですね。
それが、特にこういう女性関係の話になると、やたらと頭が回転するわけです。
そういう「ある限定された分野で、天才的な能力を発揮する」ジョーイの様子を、「普段は他人から見て理解不能な言動が多いけれど、自分の得意分野では素晴らしい才能を見せる」レイモンドになぞらえているわけですね。
all of the sudden he's a genius 「突然、彼は天才(になる)」に近い意味ではありますが、a genius の代わりに、Rain Man を使うことで、「得意分野においては、普段の言動からは想像できないような、天才的能力を発揮する」さまを表現できる、ということです。


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posted by Rach at 17:14| Comment(0) | フレンズ シーズン6 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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