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婚約が決まったチャンドラーとモニカは、レストランでモニカの両親と一緒に夕食をとっています。
モニカ: Anyway, we're really excited about our wedding plans, and well I guess pretty soon we'll be making a big withdrawal from the Monica wedding fund. (Chandler and her laugh, but her parents don't.) What? (とにかく、私たちは結婚式のプランにすっごくワクワクしてるのよ。でね、近いうちに、モニカ結婚資金からたくさんのお金を引き出すことになると思ってるの。[チャンドラーとモニカは笑うが、モニカの両親は笑わない] 何?)
モニカママ: You tell her, Jack. I can't do it. (あなたがモニカに言ってよ、ジャック。私には言えないわ。)
モニカ: What happened? You still have the Monica wedding fund, don't you? (何があったの? まだ、モニカ結婚資金はあるわよねぇ?)
モニカパパ: We have it. Only now we call it "the beach house." (あるよ。ただ今は、それを「ザ・ビーチハウス」と呼んでる。)
Commercial Break
CMブレイク
[Scene: A Restaurant, scene continued from before the break.]
レストラン。CMブレイク前から続いているシーン。
モニカ: I can't believe you spent my wedding fund on the beach house! (信じられないわ、私の結婚資金をビーチハウスに使ったなんて!)
モニカママ: We're sorry honey, but we just assumed if you got married after you turned 30 you'd pay for it yourself. (ごめんなさいね、ハニー、でも私たちはただ思ったのよ、もしあなたが30歳になった後で結婚するなら、それを自分自身で払うだろう、って。)
モニカ: You bought the beach house when I was 23! (ビーチハウスを買ったのは、私が23歳の時だったじゃない!)
モニカパパ: Which means you had seven years of beach fun and you can't put a price on that, sweetie. (それはつまり、ビーチで7年も楽しんだってことだ。それに値段は付けられないだろ、スウィーティー。)
両親と食事しながら、「私たちの結婚プランにすっごくわくわくしてるの」とモニカは言っています。
I guess pretty soon we'll be... は、「近いうちに私たちは…することになると思う」というような感覚ですね。
そうやってチャンドラーとモニカは嬉しそうに笑うのですが、両親は全く笑顔を見せません。
You tell her, Jack. は、主語の You を付けて強調した命令文ですね。
Tell her. なら「彼女に言ってよ」、You tell her. なら「あなたが(あなたから)彼女に言ってよ」というようなニュアンスの違いになるでしょう。
何が起こったの? 何があったの? と問うモニカは、You still have..., don't you? 「あなた(たち)はまだ…を持っているわよねぇ?」と付加疑問で尋ねています。
その質問に対しては、We have it. と肯定していますが、その後、Only now we call it... 「ただ今は、それを…と呼んでいる」と付け加えます。
つまり、the Monica wedding fund は、今や「ビーチハウス」という名前になっている、という感覚で、つまりは、結婚資金がビーチハウスに化けちゃった、と言っているニュアンスになるでしょう。
それが、CM前のオチとなり、後半のシーンに続きます。
結婚資金をビーチハウスに使ったなんて信じられない!と怒るモニカに、ママは謝りながらも、we just assumed... と言います。
assume は「決めてかかる」という感覚。
研究社 新英和中辞典では、
assume=(証拠はないが)〈…を〉事実だとする[考える]当然のことと思う、思いこむ、決めてかかる
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
assume : to think that something is true, although you have no proof of it
つまり、「何かが正しいと思うこと、その証拠はないけれども」。
ロングマンの語義の、no proof of it の部分がポイントですね。
別に何の根拠もないけれど、勝手にそう思い込んでいたのよ、という感じです。
30歳過ぎに結婚するなら、そんな資金には手を付けずに、自分で稼いだお金で式を挙げるだろうと思ったの、みたいなことですね。
その言い訳自体もあまりもっともらしくないのですが、モニカはさらに厳しいツッコミを入れています。
そのセリフを前から訳すと、「あなた(たち)はあのビーチハウスを買った、私が23歳だった時に!」になりますね。
意味としては、「私が23歳の時、あなたはあのビーチハウスを買ったわ!」ということですが、このように、英語では when I was 23! が後ろに来ているので、そのセリフを聞いている方も聞いた順番でイメージすることになり、「ビーチハウスを買ったわ、23歳の時に」と訳す方が、セリフのニュアンスは正しく伝わる気がします。
それをもっと日本語っぽく直すと、「ビーチハウスを買ったのは、(30歳すぎじゃなくて)23歳の時だったじゃない!」になるでしょう。
買ったのは「23歳」という部分がセリフのオチになるわけですね。
30歳まで待ってのその言い訳ならまだしも、23歳の時にすでに買っちゃってるじゃない、そんな言い訳、口から出まかせだわ!という気持ちですね。
モニカパパ(ジャック・ゲラー)は、そのモニカのセリフを受ける形で、Which means... 「それはつまり…ということだ」のように言っています。
beach fun 「ビーチの楽しみ」を7年持った、みたいなセリフなので、「(ビーチハウスのおかげで)ビーチを7年楽しめた」ということですね。
you can't put a price on that は文字通り、「それに値段はつけられない」。
LAAD では、
put a price (tag) on something : to say how much something costs or is worth
つまり、「何かがどれだけのお金がかかるか、またはどれだけ価値があるかを言うこと」。
(tag) とカッコつきで書かれていることからもわかるように、まさに、put a price tag on 「プライスタグ(値札)をつける」という言葉から、「値段をつける、そのものの価値を言う」という意味になるのですね。
「値段を付けられない」ということはすなわち、priceless 「プライスレス、値段がつけられないほど貴重だ」と言っていることになります。
23歳の時にすでに買っちゃってたじゃない!と責めるモニカに、「23歳から30歳まで、7年間もビーチハウスを満喫したってことだぞ、その楽しみに値段なんかつけられるか?」と、7年間という数字を逆手にとって、問題をすり替えようとしているわけですね。
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2010年10月、シーズン2あたりでこのサイトに出会い、併用して勉強しながら2年でやっと最新の記事に追いつきました・・やっとこの時が来た(T_T)
だけどこれからは自力で進んでいかないとなのでちょっと不安。
私のDVDボックスは安かったので日本語字幕がないんです。
だけど本当にこのサイトには助けられています。
TOEICも610→775になって、今度は800オーバーできると思います!
やっぱりこうやってドラマの会話を聞いていると、TOEICの問題の会話がすーごくゆっくりに聞こえるんですよね。
シーズン7・8・9・10と今後が楽しみです。
フレンズと「シットコムで笑え!」に出会って、英語の勉強がとっても楽しくなりました。
これからも引き続き素晴らしい記事の更新をよろしくお願いいたします。
毎日ぽちしてます!今日もしていきます♡
こんにちは。コメントありがとうございます。
記事に追いついて下さった…ということは、このブログのたくさんの記事を読んで下さったのですね。(フレンズ以外の記事もありますが、今日の投稿記事が、1,776件目でした…数だけはやたらと多いです…笑)
拙ブログが英語学習のお役に立てているとしたら、とても光栄で嬉しいです。おっしゃるように、ドラマの会話の音とスピードに慣れていると、TOEIC の会話はゆっくり聞こえますよね。込み入った皮肉やジョークもないので(笑)、すんなり理解できてしまいますし。
拙ブログへのお褒めのお言葉もありがとうございます。そのように言っていただけると、これからも頑張ろうと思えます。毎日のぽち応援もありがとうございます! ご期待に添える記事が書けるよう、頑張ります!
これからもどうかよろしくお願いいたします。