2012年10月22日

船の用語では何と言うかは知らないが フレンズ7-3その4

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レイチェルはジョーイに船のセーリングのやり方をコーチしたのですが、あまりの厳しさに、ジョーイは半泣き状態になってしまいました。
そういうことがあった、少し後のシーン。
セントラルパークで、ロスとレイチェルが話しているところに、ジョーイが入ってきます。
ジョーイ: (entering) Hey. ([入ってきて] やあ。)
ロス: Hey. (やあ。)
レイチェル: Well, hello! So when are we gettin' back out on the water, matey? (あら、こんにちは! それで、私たちはいつ海の上に戻るのかしら、メイティ?)
ジョーイ: Oh uh, I don't know the boat way to say this, but uh never! (あぁ、これを船の言い方(船の用語)ではどういうのか知らないけど、でも、二度と戻らない!)
レイチェル: Why not? (どうして戻らないの?)
ジョーイ: Because! You're mean on the boat. (だって! ボートの上では、レイチェルはいじわるなんだもん。)
レイチェル: What? I was just trying to teach you. (何ですって? 私はただ、あなたに教えようとしているだけよ。)
ジョーイ: Well, lesson learned! Rachel is mean! (あぁ、レッスンはもう学んだよ[教訓は得たよ]! レイチェルはいじわるだ!)
ロス: Yeeeeeep... Yep-yep-yep-yep-yep. I remember when she took me out on her dad's boat. She wouldn't let me help at all. (そーう、そうそうそうそうそう。レイチェルが、レイチェルのパパの船で僕を海に連れ出した時のことを覚えてる。レイチェルは僕に少しも手伝わせようとはしなかった。)
レイチェル: Excuse me, I wanted you to help. But you couldn't move your arms because you were wearing three life jackets. (失礼、私はあなたに手伝ってもらおうと思ったわ。でもあなたは腕が動かせなかった、救命胴衣(ライフジャケット)を3枚も着てたから。)
ロス: You have to respect the sea! (Storms off.) (海には敬意を払わないといけないんだぞ! [怒って飛び出していく])

セーリングのトレーニングで、レイチェルに怒鳴られたジョーイは、レイチェルへの挨拶もそこそこに済まそうとするのですが、レイチェルの方から、"So when are we gettin' back out on the water, matey?" と言われてしまいます。
「それで、あなたと私は、いつ水の上に戻るの?」ということは、「次のセーリングの特訓はいつにする?」という意味ですね。
最後に呼び掛け語としてついている、matey は、船乗りが仲間への呼び掛けによく使う言葉。
少し前の記事、男3人がかりで船を入れる フレンズ7-3その1 でも、「フルハウス」のダニーが船乗りを気取って、"Ahoy, mateys." と挨拶していたセリフをご紹介しましたよね。

その matey という呼び掛け語は、過去記事、所有格のme (possessive me) フレンズ6-4その2 で、ロスがイギリス人風のセリフを言う場面でも登場していました。
その過去記事内でも解説しましたが、「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」で、ヘクター・バルボッサ(船長)が、以下のようなセリフで、よくこの mateys を使っていました。
バルボッサ: It be too late to alter course now, mateys.
バルボッサ: Feast your eyes upon this, mateys.
ちなみに、ジャック・スパロウは、matey より、mate の方をよく使っています。

そんな風に、海賊や船乗りが使う、matey という呼び掛け語を使って、レイチェルはジョーイに声を掛けているわけですね。
ジョーイ的には、怒られて怒鳴られてばっかりのレイチェルのセーリングのトレーニングはもうこりごり…というところなのでしょう。
そこで、「船乗り仲間」みたいな意味の matey で呼び掛けられたことに対して、I don't know the boat way to say this, but... と返したわけです。
直訳すると、「これを言うボート(船)の方法は知らないが」みたいなことで、つまりは、「これ(今から言おうとすること)を、船の(専門)用語では何て言うのか知らないけど」みたいなことですね。
never 「二度と〜しない、絶対に〜しない」という意味の特別なセーリング用語があるのかもしれないけど俺は知らないから、ただ普通に never と言わせてもらうよ、という感覚です。
セーリングのトレーニング中、セーリング用語を質問責めにされたことに怒っているジョーイは、「never みたいな普通の単語にも、こ難しいセーリング用語があるのかもしんないけど、俺はそんな言葉にはもう興味がないからね」みたいに皮肉っぽくそう返してみせたのですね。

どうして?と言われたジョーイは、「だってレイチェルは船の上でいじわるだもん!」と子供のようなことを言っています(笑)。
mean は「意味する」という動詞で使われることも多いですが、フレンズのようなドラマでは、「意地悪な」という形容詞で使われることも多いですね。

「意地悪だなんて、私はただあなたに教えようとしただけなのに」と言うレイチェルに、ジョーイは、lesson learned! Rachel is mean! と返します。
lesson learned は、受動態の be動詞が抜けた形だと思われます。
Apology accepted. 「謝罪は受け入れられた」、Problem solved. 「問題解決(問題は解決された)」と同じ形式で、無理やり日本語にすると、「lesson が学ばれた」みたいになるでしょう。
learn one's lesson というフレーズだと、「教訓を得る、経験で悟る」という意味で使われますね。
ですから、「私はあなたを教えようとしていただけ、けいこ・レッスンをしようとしていただけ」と言ったレイチェルに対して、「レッスンはもう学んだ、教訓を得たよ」と言って、「レイチェルがいじわるだってことを、この経験から俺は学んだんだ」と返しているわけですね。

レイチェルが意地悪だと何度も言うジョーイの話を聞いて、元カレのロスも話に参加してきます。
「レイチェルが僕を海に連れ出した時のことを覚えてる。僕に少しも手伝わせようとはしなかった」と言うロスですが、それに対するレイチェルの反論が面白いですね。
「失礼、私はあなたに手伝って欲しいと思ったのよ」と言って、手伝うことができなかったのはロス自身のせいだ、というように、その後のセリフを続けています。
you couldn't move your arms because... 「あなたは腕を動かすことができなかった、その理由は…」と言って、because 以下が、このセリフのオチになっています。
なぜ、腕を動かせなかったか、それは「救命胴衣を3枚も着ていたから」!(笑)
セリフの最後の部分、「3枚の救命胴衣」まで聞いた時に、ロスのそういう姿が想像され、確かにロスならやりかねない…とみんなが思えてしまうことから、ジョークのオチがここで決まるわけですね。

それに対して怒ったような顔で反論するセリフがまたロスらしいので笑えます。
You have to respect the sea! は、「海に敬意を払わなければいけない」、つまり、「海をばかにしちゃだめだ、海をなめちゃだめだ、みくびっちゃだめだ」みたいなことですね。
溺れやしないだろう、などと高をくくって、軽装で海に出るようなやつは、海に対する敬意が欠如してるんだ、と言いたい様子です。
「ライフジャケットを3枚も着込んで来るから、手が動かせなかったのよ…」とバカにしたようなレイチェルの発言に、「君は海をバカにしてるのか? 海へのリスペクトが足りないぞ!」と捨て台詞を残して、ロスは出て行ったわけですね。


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posted by Rach at 14:06| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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