2012年10月31日

レストランと言ってもコンロがあるだけ フレンズ7-4その2

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チャンドラーがセントラルパークにいると、そこにモニカとフィービーが入ってきて、何やらひそひそ話をしています。
フィービーが出て行った後、その内緒話の内容を尋ねるチャンドラーですが、モニカは「これは秘密なの」と言って教えてくれません。
夫婦になるなら、秘密は持つべきじゃないと力説するチャンドラー。
チャンドラー: No, I'm serious. We should tell each other everything. I do not have any secrets from you. (いや、俺はマジで言ってるんだ。俺たちはお互いに何もかも話すべきなんだよ。俺は君に何も秘密を持ってないんだぞ。)
モニカ: Really? Okay, so why don't you tell me what happened to Ross, junior year at Disneyland? (ほんとに? わかった、それじゃあ、大学3年の時、ディズニーランドでロスに起こったことを話したらどう?)
チャンドラー: Oh no-no, I can't do that. (ああ、だめだめ。それは話せないよ。)
モニカ: If you tell me, I'll tell you what Phoebe said. (もしあなたが私に話せば、私もフィービーが言ったことをあなたに話すわ。)
チャンドラー: Okay. (オッケー。)
モニカ: Okay. (オッケー。)
チャンドラー: So Ross and I are going to Disneyland and we stop at this restaurant for tacos. And when I say restaurant, I mean a guy, a hibachi, and the trunk of his car. So Ross has about 10 tacos. And anyway, we're on Space Mountain and Ross starts to feel a little iffy. (で、ロスと俺はディズニーランドに行こうとして、タコスの店に立ち寄ったんだ。レストランと言っても、ほら、男が一人、(バーベキュー)コンロ、それに車のトランク、ってことなんだけどね。それでロスは10個くらいのタコスを食べたんだ。で、とにかく、俺たちはスペース・マウンテンに乗った。そしたらロスが危うい状態になり始めたんだ。)

モニカと婚約中のチャンドラーは、「お互いに何もかも話すべきだ。君に秘密は持っていない」と言っています。
have secrets from ... は「…に隠し事をしている、…に秘密にしている」。
このセリフのように、前置詞は from を使うのですね。
Macmillan Dictionary には、keep something a secret from someone 「人に〜を秘密にしておく」という表現も出ていますが、そこでも、from が使われています。
「人から秘密にしておく」のようなニュアンスですが、「…に隠し事をしている」という日本語訳には「から」という言葉が登場しないため、とっさに from が出てこない気もしますので、注意したいところですね。

君に対して秘密は持ってない、と言うチャンドラーに、「そう言うなら、大学3年のロスの事件を話したらどう?」みたいにモニカは言います。
「それは話せない」といったんは拒むチャンドラーですが、If you tell me, I'll tell you と交換条件を出されて、ロスの事件を語り始めます。

ディズニーランドに行く途中、タコスの店に立ち寄った、と言って、その後、店の様子を説明していますね。
And when I say restaurant, I mean A, B & C. という表現が、英会話っぽいなと思いました。
直訳すると、「俺がレストランと言う時、AとBとCを意味している」になるでしょうか。
「”レストラン”と言っても、ただ、A、B、Cが置いてあるだけなんだけどさ」みたいな日本語の感覚になるでしょう。
このように、日本語でも、「〜と言っても、実際のところは、ただの…なんだ」みたいな言い方をしますから、それを英語にすると、And when I say 〜、I mean ... と表現できる、ということですね。

チャンドラーは、restaurant と言っても実際には、a guy, a hibachi, and the trunk of his car だと言っています。
男が一人いて、ヒバチがあって、それが車のトランクの上に置いてある、みたいなことでしょう。
hibachi というのは、日本語の「火鉢(ひばち)」から来た単語ですが、時代劇に出てくるような火鉢ではなくて、アメリカでは「バーベキューコンロ」みたいなものですね。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
hibachi [noun] : a small piece of equipment for cooking food outdoors, over burning charcoal
つまり、「燃えている木炭の上で、外で調理するための小さな器具」。

タコスを10個食べて、ディズニーランドのスペース・マウンテンに乗ったら、ロスは少し、iffy になり始めた、とチャンドラーは言います。
iffy は「疑わしい、怪しい、危うい」。条件を表す if からできた口語のようです。
LAAD では、
iffy [adjective] (informal) : an iffy situation is one in which you do not know what will happen, but you think the result will probably not be good
例) Your chances of finding a better job are iffy.

つまり、「iffy な状況というのは、何が起こるかわからない、でもその結果は恐らく良いものではないだろうと思われる、という状況のこと」。
例文は、「より良い仕事を見つけるチャンスは、危うい」。
「どうなるかわからないけれど、悪い結果になる可能性が高いと思われる」みたいなニュアンスになるわけですね。


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posted by Rach at 14:57| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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