2012年11月28日

なぜ大事なの? 今だから フレンズ7-6その2

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結婚式で花嫁は、自分の女友達に「付き添い役」(maid of honor)を頼むのが通例となっています。
現在婚約中のモニカもそれを決めなければならないのですが、レイチェルとフィービーのどちらに頼むかでお悩み中。
そこでモニカは「3人が順番にお互いの付き添い役をやればいい」と提案した後、「今回の私(モニカ)の付き添い役が誰になるかは、レイチェルとフィービーの2人で相談して決めて」と、2人に決定を任せてしまいます。その後のシーン。
[Scene: Central Perk, Phoebe is bringing Rachel some coffee.]
セントラルパーク。フィービーはレイチェルにコーヒーを持ってくる。
フィービー: Hey, Rachel. (はーい、レイチェル。)
レイチェル: Yeah? (はい?)
フィービー: Umm, when I get married, will you be my maid of honor? (うーんと、私が結婚する時には、あなたが私の付き添い役をやってくれる?)
レイチェル: Really?! (ほんとに?)
フィービー: Uh-hmm. (ええ。)
レイチェル: Oh, my God, Phoebe! I mean I'm just-- Wait a minute. If I'm your maid of honor, that means you are Monica's. (なんてこと、フィービー! だって私はただ… ちょっと待って。もし私があなたの付き添い役になるのなら、それはつまり、あなたがモニカの(付き添い役)になるのね。)
フィービー: Oh! Well, if that's what you want... (まあ! そうねぇ、もしそれがあなたの望みなら…)
レイチェル: Ohh! No way, Phoebe! I want to be Monica's! (ああ! とんでもないわ、フィービー! 私はモニカの(付き添い役)をやりたいのよ!)
フィービー: But why does it even matter?! (でも、どうしてそれが大事なの?)
レイチェル: Why does it matter so much to you?! (どうしてあなたにとってそれがそんなに大事なの?)
フィービー: Because this one is now! And-and it's two of our best friends! Who knows what you're gonna marry! (だって今回のは今なんだもん! それに、それに、私たちの親友の2人なのよ(親友の2人が結婚するのよ)! あなたが誰と結婚するかなんて、誰にもわからないじゃない!)
レイチェル: What-what if I marry Ross? Or Joey? (もし私がロスと結婚したらどうする? もしくはジョーイと?)
フィービー: (gasps) You wouldn't! Okay, look, Rachel. I know you really want to do this, but I-I've never been maid of honor to anyone before! And I know you've done it at least twice! ([息を呑んで] あなたは(ジョーイと)結婚したりしないわ! いいわ、ねぇ、レイチェル。あなたが今回の付き添い役をものすごくしたいと思ってることはわかってる。でも、私はこれまでに誰の付き添い役もしたことないのよ! で、あなたは少なくともこれまでに2回したって私は知ってるし!)
レイチェル: Yeah, but Phoebe-- (そうね、でも、フィービー…)
フィービー: And no, oh please, oh please let me finish. (Rachel stops talking.) Oh, I guess that was it. (だめ、お願いだから、お願いだから、最後まで言わせて。[レイチェルは話すのをやめる] あぁ、さっきので終わりだったみたいね。)

レイチェルにコーヒーを持ってきながらフィービーは、「私が結婚する時、私の付き添い役をやってくれる?」と尋ねています。
Will you...? は相手の意志を尋ねる感覚ですね。
プロポーズの決まり文句、、Will you marry me? 「僕と結婚してくれる?」と同様、相手にそういうことをするつもりがあるか? そういう意志があるか?と聞いている感覚になるでしょう。

「私の付き添い役をやってくれる?」と言われて、レイチェルは胸に手を当てて、感動した様子で喜んでいるのですが、急に何かに気づいたように、「ちょっと待って」と言って表情が硬くなるのが面白いですね。
一瞬思わず喜んじゃったけど、フィービーの魂胆に気づいちゃったわよ私、というところです。

If I'm A, that means you are B. を直訳すると、「もし私がAなら、それは、あなたがBであることを意味する」。
つまり、「私がフィービーの付き添い役をするとなると、フィービーが(自動的に)モニカの付き添い役ってことになるわけね」みたいなことです。

それを聞いたフィービーは、大袈裟な感じで Ohh! と言っています。
当然、フィービーは、「レイチェルが自分の付き添い役になれば、自分はモニカの付き添い役になれる」とわかった上で提案したのですが、それをさも、「まぁ、それは気付かなかったわ」みたいに言っているように見せているという猿芝居(笑)ですね。
if that's what you want... は、「もしそれがあなたの望むことなら…」ということで、「私は別に自分がモニカの付き添い役をやりたいから、私のをレイチェルに頼んだわけじゃないけど、それがあなたの望みなら、私はモニカの付き添い役をやってあげてもいいわよ」みたいなニュアンス。

「レイチェルがそう言うんなら、モニカの付き添い役をやってあげてもいい」みたいな言い方をされたので、レイチェルは怒って、「あなたにやってほしいなんてとんでもない。私がモニカのをやりたいのよ!」と訴えています。

why does it even matter?! の matter は「重要である、大事である」という自動詞。
このことでどうしてそんなにムキになるの? どうしてモニカの付き添い役をすることが重要なの? 大事なの? という問いですね。
そう聞かれたレイチェルは、「フィービーの方こそ、どうしてそんなにこの件が大事なのよ?」と同じ質問をフィービーにぶつけています。

それに対するフィービーの返事がストレートすぎて笑えますね。
Because this one is now! は、「なぜなら、この件は今だから」みたいな感じ。
3人がお互いの付き添い役をするって話には納得だけど、どうして今ムキになってるかと言うと、「今の話だからよ」ということですね。
先のことをどうこう考えるより、今、付き添い役ができるかどうかの方が、問題としてはよりリアルでしょ、ということですね。
この答えで、「別に私はしたいわけじゃないけど、レイチェルがそう望むのならそうするわ」と言ったことが全くの嘘であったこと、自分がモニカのをゲットするために、自分の付き添い役をレイチェルに頼んだのだ、ということもバレてしまいますね。

フィービーは今回の件にこだわる理由として、「今の問題だから」ということに加え、it's two of our best friends! 「私たちの親友の2人だから」とも言っています。
モニカが親友であることに加え、新郎のチャンドラーも親友なんだから、親友同士の結婚式の付き添い役をするチャンスなんて、もうないかもしれないでしょ、ということです。

Who knows what you're gonna marry! の Who knows! は反語ですね。
「誰がわかるって言うの?」→「誰にもわからないわ」という流れです。
「あなたが誰と[どんな人と]結婚することになるか誰にもわからない」と言って、レイチェルの付き添い役をすることになった場合、新郎が「どこの馬の骨とも分からないような(笑)男」になるかもしれない、そんなのはいやよ、と言っていることになります。

What if...? は「もし…ならどうする?」。
レイチェルは、「もし私がロスと結婚するなら、親友同士になるわよ。ジョーイでもそうよ」と言って、レイチェルにも親友同士の結婚の可能性がまだ残っていることを示します。

Or Joey? と言った後に、フィービーが息を呑んで、You wouldn't! と強い調子で否定するのが面白いですね。
フィービーは常に、ジョーイに甘いというか、ジョーイを妙にえこ贔屓(ひいき)する傾向があり、逆にチャンドラーにはやたらと手厳しいところがあります。
それが、「フレンズのお約束」みたいになっているところがあるので、レイチェルが「もしくはジョーイって可能性もあるかも?」とわざともったいつけたように言ったことに対して、「私の目の前で何てこと言うの! レイチェルとジョーイが結婚するなんて、そんなことないわ!」みたいに強く否定してみせたわけですね。

フィービーはそうやって怒っていますが、レイチェルの顔を見ると、ちょっと口をとんがらかして、ふーんだ、みたいな顔をしています。
可能性としてはあり得る話だから、別にジョーイの名前を出してもいいじゃん、みたいに、わざとフィービーを挑発し、怒らせているという、いじわるな顔ですね。

その後、フィービーは、自分がどうしても今回の付き添い役をやりたい理由をきちんと説明しています。
「レイチェルは過去に付き添い役をやったことがあるけど、私は経験がないのよ」というのがその理由ですね。
必死に説明しているフィービーを遮(さえぎ)る形で、レイチェルが口を挟んだので、フィービーは、「お願いだから、私に最後まで言わせて」と言っています。
Let me finish. はこれまでに何回も出てきましたが、「私に話を終わらせて」ということから、「私の話(言いたいこと)を最後まで言わせて。途中で口を挟まないで」という意味になります。
1ヵ月ほど前の記事、フレンズ7-4その1 でも、
レイチェル: Joey! Kinda in the middle of a story here! (ジョーイ! 今ここである話をしてる途中だったりするんだけど。)
ジョーイ: Ooh, sorry. Sorry. You finish, go. (おお、ごめん、ごめん。先に言って、どうぞ。)
というやり取りがありましたが、その finish と同じニュアンスになります。

「最後まで言わせてよ」と抗議されたので、レイチェルは話をやめるのですが、フィービーは、ちょっとしばらく考えてから、Oh, I guess that was it. と言っています。
That's it. は「それで終わり。それでおしまい」という決まり文句ですから、I guess that was it. は「今ので終わりだったと思う」ということになります。
「話の途中で割り込まないでよ!」と怒っていたけれど、「私は付き添い役をしたことない。レイチェルは2回も経験あるじゃない」という以上に、何も付け加えることがなかったわ、と自分で気付いた、という拍子抜けのオチになるわけですね。


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posted by Rach at 14:29| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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