2012年12月07日

サムシング・フォー フレンズ7-6その6

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モニカの結婚式での付き添い役を決めるオーディションをした結果、フィービーが付き添い役をすることに決まりました。その後の、セントラルパークでのシーン。レイチェルは、オーディションで自分がムキになり過ぎたと詫びています。
レイチェル: Hi. I just want to apologize. I'm really sorry I was a baby. (はーい、私はただ謝りたいのよ。私は子供だったわ、本当にごめんなさい。)
フィービー: That's ridiculous. Rachel, we were all babies once. (Rachel looks at her.) Oh, you mean today. (そんなの、ばかげてるわ。レイチェル、私たちはみんな、かつて子供だったのよ。[レイチェルはフィービーを見る] あぁ、今日のことね。)
レイチェル: Yeah. Yeah, and y'know you-you deserve to win. And-and y'know I was thinking about it, if-if you're Monica's maid of honor, that means I get to be yours. (そう、そうよ。で、ほら、あなたは勝つに値するわ。それで私はそのことについて考えていたの、もしあなたがモニカの付き添い役なら、それって、私があなたの付き添い役になるってことよね。)
フィービー: Oh, yeah! (ええ、そうね!)
レイチェル: Yeah. Oh, umm when-when Monica and Chandler got engaged, I started putting some stuff together, y'know just in case.... (そうよ。あぁ、モニカとチャンドラーが婚約した時、私はいくつかのものを集め始めたのよ、ほら、念のために…)
フィービー: Oh, that's so sweet. Thanks. (まぁ、それってすっごく素敵ね。ありがと。)
レイチェル: Here is a book of poetry that I know Monica loves. And-and ohh God, this is funny, look, this is a picture from one Halloween when she dressed up as a bride. (Shows Phoebe the picture.) And look, she made me carry her train, which was weird because I was Wonder Woman. Oh, and here's a little purse that I found. (Hands her the purse) Y'know I just thought they could maybe hold the rings in there. (これは、モニカが好きだって知ってる、詩の本よ。それから、あぁ、これ面白いの、ほら、これはハロウィーンの時の写真、モニカが花嫁のかっこうをしたのよ。[フィービーに写真を見せる] そして、ほら、モニカは私に自分のドレスのすそを持たせてる、それってヘンなのよね、だって私はワンダーウーマンだったんだもの。あぁ、これは私が見つけた小さな小物入れなの。[フィービーにその小物入れを手渡す] ほら、二人がそこに指輪を入れておけるってちょっと思ったのよ。)
フィービー: Ohh. (あぁ。)
レイチェル: And umm, vintage handkerchiefs y'know ‘cause, people cry at weddings. (Starting to cry.) I'm just gonna grab a couple of these. (そして、ビンテージもののハンカチよ。だって、みんな、結婚式で泣くでしょ。[泣き始める] ちょっと、これ貸してね。)
フィービー: This stuff is great! (これって素敵ね!)
レイチェル: Oh, I forgot this was in here. Umm, this was the uh garter that I was saving for my wedding. And I wanted it to be Monica's "something borrowed." And it's blue. (Starts to cry again.) Yeah.... (あぁ、これがここにあったのを忘れてたわ。これは私が自分の結婚式のために取っておいたガーターなの。私はそのガーターをモニカの「借り物」にしたかったの。それにブルーだし。[また泣き始める] そうなのよ…。)

フィービーに会ったレイチェルは、「ごめんなさい、私は赤ちゃん・子どもだったわ」と言って、オーディションの時のことを詫びるのですが、それに対するフィービーの返しが面白いですね。
まず、That's ridiculous. 「そんなの、ばかげてるわ」は、普通の場合、「誰だって競い合う時はああなるものなんだから、そんなこと、わざわざ謝るようなことじゃないわ」という感じで聞こえるところですが、その後のセリフで、フィービーの意図は別のことであったことがわかります。

we were all babies once. は文字通り、「私たちはかつて、みんなベイビー・子供だった」。
レイチェルは、「子供じみた真似をしてごめんなさい」という意味で、「私は baby だったわ」と反省の弁を述べているのですが、フィービーは「子供じみた態度を取った」という意味ではなく、本来の意味の「ベイビー、赤ちゃん」だと捉えて、「子供だったことを謝るなんて、ばかげてるわ。誰だってみんな、昔はベイビーだったんだから」と返したわけですね。

レイチェルがあきれた顔でフィービーを見たので、フィービーも本当の意味に気づいたようで、Oh, you mean today. 「あぁ、あなたが言っているのは今日のことね」と言っています。
ただ過去形 was を使った場合だと、昨日でも、ずーっと前のことでも、どちらも指すことが可能なので、このようなちぐはぐなやり取りが成り立ってしまうわけですね。
was のカバーする範囲が広すぎるために起こりうる、行き違いと言えるでしょう。

deserve to do は「〜する価値がある、〜するべきだ、〜するにふさわしい」。
オーディションで競って、フィービーの方が審査員(ジョーイ&ロス)に評価されたんだから、あなたが勝つにふさわしい、と言っていることになります。

レイチェルは、二人が婚約した時に、some stuff を put together し始めた、と言っています。
put together は「まとめる、(寄せ)集める、ひとまとめにする」。
put の基本的な意味は「置く」で、together は「一緒に」ですから、put together が「何かをまとめて置く」という感覚になるのはわかりやすいですよね。
just in case は「念のため、万が一に備えて」。
これは、モニカにまつわるグッズを集めていた、と自分で説明したことに対して、「別にその時に、自分がモニカの付き添い役をするって、決めてたわけでも、絶対にできると確信してたわけでもないけど、もし万が一、モニカに頼まれた場合にすぐに対応できるように、準備しておいたの」という感じが出ています。
フィービーとは付き添い役を争ったライバルであり、今はもうフィービーがその役をすることに決まったので、その人の前で自分が付き添い役をするのが当然だったかのように言うのは気が引けて、それで「もしも私に付き添い役が回ってきた場合を考えて、あくまで、念のために集めてただけなんだけどね」と付け加えたことになります。

フィービーはそのレイチェルの気遣いに素直に感謝しつつ、「ありがとう」と言って、その集めたものを見せてもらっています。
Here is a book of poetry that I know Monica loves. は、that 以下の「情報付け足し」がいかにも英語っぽい構造になっていますね。
まず最初に、「これは詩の本なの」と言っておいて、その後ろを関係代名詞 that で繋いで、「私が知っている、モニカが(その本を)愛していることを」と続けています。
言葉が聞こえた順番をイメージしながら訳すと、「これは詩の本なの、モニカが大好きだって(私が)知ってる本なのよ」みたいな感じになるでしょう。
ただの「詩の本」じゃなくて、私はモニカがこの本を大好きだって知ってるから、それでグッズの中に入れてるのよ、ということですね。

それから、レイチェルはフィービーに1枚の写真を見せています。
「ハロウィーンの時にモニカが花嫁にドレスアップした写真」で、she made me carry her train とも説明していますね。
train というと、まずは「列車」を思い浮かべますが、「長い列、行列」という意味もあり、そこから「(長く引いた)すそ」という意味にもなります。

研究社 新英和中辞典では、以下のように出ています。

train=(長く後ろに引いた衣服の)(も)すそ
a wedding dress with a long train 長くすそを引いたウェディングドレス


この例文の train が、まさに今回の train のことですね。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
train : DRESS a part of a long dress that spreads out over the ground behind the person who is wearing it
例) a wedding dress with a long train

つまり、「ドレスを着ている人の後ろに、地面に覆いかぶさるように広がる、長いドレスの部分」。

英和も英英も例文が全く同じ a wedding dress with a long train になっていますが、これがこの意味での train の用法の典型例だ、ということです。

ハロウィーンで花嫁のコスプレ(笑)をしているモニカのドレスのすそを、レイチェルに持たせているわけですが、「それがヘンなのよ、だって私はワンダー・ウーマンだったから(私の方は、ワンダー・ウーマンのコスプレをしてたから)」とレイチェルは説明しています。

Wikipedia 日本語版 : ワンダーウーマン (テレビドラマ) の説明にあるように、元々はアメコミのヒロインですね。
「ストーリー」の説明にあるように、まさに「星条旗のようなコスチューム姿」をご存じの方も多いでしょう。
花嫁の長いすそを持って、しずしず歩いているのがワンダーウーマン…って!みたいな奇妙さをレイチェルは語っているわけです。

次にレイチェルは、purse を見せています。
小さなピンクの巾着(きんちゃく)袋みたいなものですが、こういうのも purse と言うのですね。
結婚式では指輪の交換があるので、その指輪を大切に保管しておく入れ物が必要となりますが、その入れ物にちょうどいいと思って、とっておいたの、ということです。

ビンテージのハンカチを取り出した時は、‘cause, people cry at weddings. と理由を説明しています。
people cry という「現在形」は、習慣・習性を表すニュアンス。
「人というものは、結婚式で泣くものだ」という感覚になります。

this was the garter that I was saving for my wedding は、「これは、私が自分の結婚式のために取っておいたガーターだったの」ということ。
ここでもまた、最初に this was the garter 「これはガーターだった」と説明してから、関係代名詞 that で繋げて、「自分の結婚式のために取っておいたんだけどね」と追加で説明する形になります。

garter というのは「靴下留め」のこと。
欧米では、結婚式の後に、そのガーターを投げる、という「ガータートス」という習慣があったりします。
女性の参列者に対してはブーケトス、男性の参列者に対してはガータートス、という区分けのようですね。
ウエディング用語辞典:ガータートス

ちなみに、どうでもいい情報ですが、私は神前結婚(白無垢)だったので、ブーケトスもガータートスもしていませんが、西洋にそういう風習があるからでしょうね、私も挙式後の披露宴でウエディングドレスを着た時には、ガーターを付けていました(下着のセットに入ってた…笑)。

I wanted it to be Monica's "something borrowed." And it's blue. について。
レイチェルは、「そのガーターを、モニカの something borrowed にしたかったの。それにブルーだし」と言っています。
これも、欧米の結婚式の風習に関係する話で、「サムシング・フォー」と呼ばれるものです。
Wikipedia 日本語版: サムシング・フォー

ウィキペディアの説明にある通り、
サムシング・フォー (Something Four) は、結婚式における欧米の慣習。結婚式で花嫁が以下の4つのものを身につけると幸せになれるというもの
で、something old 「何か古いもの」、something new 「何か新しいもの」、something borrowed 「何か借りたもの」、something blue 「何か青いもの」を指します。

過去記事の解説では省略してしまったのですが、フレンズ5-24 で、この something four に言及したセリフがありました。
ベガスでサイコロゲームをしていたチャンドラーとモニカは、「ハード8(4が2つのぞろ目)」が出たら結婚しよう!と言っていたのですが、その通りの目が出たので、意を決してチャペルに向かおうとする前のシーン。
ホテルのギフトショップで、
モニカ: Okay, come on. I can't get married until I get something old, something new, something borrowed, and something blue. (ねぇ、私は結婚できないわ、「何か古いもの」「何か新しいもの」「何か借りたもの」「何か青いもの」をゲットするまでは。)
というセリフがありました。

ちなみに、この フレンズ5-24 では、ギフトショップに置いてある青いトレーナーで「青いもの、新しいもの」をクリアし、「古いもの」は、チャンドラーが12歳の頃から財布に入れていたというコンドーム(!)を利用することにして、最後に「借りたもの」が見当たらなかったチャンドラーは、「このトレーナーをこっそり借りて後で返したら借り物になる」と言って、モニカの服の下にトレーナーを忍ばせた、というオチになっていました。
さらには、そうするとお腹がふくれて妊婦さんみたいに見えるので、モニカは幸せそうにうっとりする、というオマケつき(笑)。
そんな風に、一連のジョークとして使われるほど、something four は、「花嫁といえば必ずこの4つのアイテムが必要」という必需品なのですね。

青色の入ったガーターをモニカに貸してあげたら、それで「借りもの」「青いもの」がクリアできちゃうでしょ、と言って、レイチェルは涙ぐんでいるのですが、上に紹介した 日本語版ウィキペディア:サムシング・フォーの Something Blue の説明でも、
このサムシング・ブルーは目立たない場所につけるのが良いとされており、白いガーターに青いリボン飾りをつけたものを用意するのが一般的である。
とあります。まさにレイチェルが用意しているのも、ガーターに青が入ったものなので、そういう慣習に則ったスタンダードなものをレイチェルは準備していた、ということですね。


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posted by Rach at 13:41| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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