皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は4位、「にほんブログ村」は7位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
アメリカ全州の名前を挙げるゲームをやっているロスは、自分が50州全部を挙げることができない、という事実にイライラしています。
ロス: How can I not get this? I'm a college professor. I got 1450 on my SATs. (どうしてこんなことができないんだよ? 僕は大学教授なんだぞ。僕は SAT で 1450点を取ったんだ。)
モニカ: 1250. (1250点よ。)
ロス: Damn, I forgot you were here. (ちぇっ、モニカがここにいるのを忘れてたよ。)
フィービー: All right. We're gonna take Klunkers to Ross's. We'll be back in a minute. (Gets up with Monica to do so.) (わかったわ。私たちはクランカーズ(犬の名前)をロスの家に連れて行くわね。少ししたら戻るわ。[そうするためにモニカと一緒に立ち上がる])
レイチェル: Oh, wait, before you guys go, can I just ask you a question? (あぁ、待って。あなたたちが行く前に、ちょっと質問してもいい?)
モニカ: Yeah. (ええ。)
レイチェル: When a guy breaks up with his girlfriend, what is an appropriate amount of time to wait before you make a move? (男性が彼女と別れる時、(その男性に)言い寄る前に待つべき、適切な(量の)時間ってどれくらい?)
フィービー: Oh, I'd say about a month. (あぁ、私なら、1か月くらい、って言うわね。)
モニカ: Really? I'd say 3 to 4. (ほんとに? 私なら、3か月から4か月って言うわ。)
ジョーイ: Half-hour. (Rachel turns to look at him and he nods yes.) (半時間だな。[レイチェルはジョーイの方を振り返って見る、ジョーイはイエスとうなづく])
レイチェル: Interesting. (興味深いわね。)
モニカ: When it's your assistant, I would say never. (アシスタントの場合は、一生だめ、って私なら言うわ。)
How can I not get this? は「どうして僕はこれをゲットすることができないのか?」という感覚ですね。
そして、ロスは「僕は大学教授で、SAT で 1450点を取ったのに」とボヤいています。
1450点という数字から、何となくイメージは沸くと思いますが、SAT というのは、アメリカの全国統一試験のこと。
日本の警察の特殊部隊にも SAT(サット、Special Assault Team の略)がありますが、今回のアメリカのテストは、セリフでは「サット」ではなく、「エス・エー・ティー(ズ)」と発音されています。
詳しくは以下のウィキペディアで。
ウィキペディア日本語版: SAT (大学進学適性試験)
ウィキペディアの説明によると、
SAT(エスエーティー、サット、Scholastic Assessment Test、大学入試)は、アメリカ合衆国内にある大学が世界中どこからの受験生にも大学に進学する際に受験させる共通テストである。
かつては「Scholastic Aptitude Test」あるいは「Scholastic Achievement Test」とも呼ばれていた。
テスト内容、の説明では、
SAT(SAT I)
一般にSATと言えばこちらを指す。Critical Reading、Writing、Math が、それぞれ200点から800点の表示、合計2,400点満点で評価される。
とありますので、現行の制度では、2,400点満点のようですが、ロスが受験した頃にもそれが満点だったのかどうかはわかりません。
余談ですが、SAT と聞いて、帰ってきたウルトラマン(ウルトラマンジャック)の MAT とか、タロウの ZAT とかを思い出したあなたは、きっと私と同世代(笑)。
MAT は、Monster Attack Team の略。ちなみに、レオの MAC は、Monster Attacking Crew で、A(エース)の TAC は、Terrible-monster Attacking Crew (「超獣」だから)。
…とここまではいいのですが、タロウの ZAT は、Zareba of All Territory の略だとのこと。
タロウのウィキペディアの ZAT の説明によると、
元は、『帰ってきたウルトラマン』のMAT以降の「防衛隊の名はアルファベット3文字」という慣例に従って単に語感のよさから命名されたもので、正式名や意味は後付け設定である。
だそうです。確かに ZAT だけ「いかにも後付け設定」感満載ですね^^
「ザット」という音の響きはかっこいいけれど、Attack Team の前に Z-で始まる形容詞をつけようと思っても、z- で始まる単語は少ないので、確かにそれらしいのは見当たらないです。
篠田三郎さんのために(笑)頑張って探してみたけど、やっぱりよさげな z- で始まる単語、なかった…くすん。
かといって、他のアルファベットで語感のいいのを探そうとしても、HAT …「それは帽子やろ!」、RAT … 「それはネズミやろ!」となってしまい、これが結構難しい。
中川家に「知らんがな!」と言われてしまいそうな、どうでもいい脱線ネタですが、今回 SAT が出てきた時に、「ZAT の正式名称だけ知らない自分」に気づいて、調べてみた結果、こんなことがわかりましたよ、という結果報告だったのでした。まる。
では、フレンズの話に戻ります。
上のウィキペディアの説明にあるように、SAT の A の部分の単語は、これまでいろいろと変化してきているようですね。
assessment だと「評価、査定」、aptitude なら「適性」、achievement だと「達成、到達、成果」になります。
ロスは、自分は博士号(Ph.D.)を持っているとか、今は大学教授であるとか、そういうことを人に自慢げに語ることが多いのですが、今回のように SAT の点数を自慢しているのはその典型ですね。
日本で言うと、センター試験とか共通一次の点数(私は共通一次世代です)を大人になってからも自慢しているようなものですが、私の周りには、あんまりそういう人は見かけないので、多分、アメリカでも周りの人がちょっとヒイてしまうような発言なのではないか、と思ったりします。
僕は 1450点取ったんだ、と自慢するロスですが、隣でボソっと妹のモニカが、1250点でしょ、みたいに訂正しています。
I forgot you were here. は文字通り、「お前(モニカ)がここにいるのを僕は忘れてた」。
みんな知らないだろうから、と、ちょっと点数を盛ってみたところ、本当の点数を知っているモニカに指摘されて、「あ、しまった、ここにはモニカがいたんだった」と言っているわけですね。
フィービーは、友達から預かったクランカーズという犬をロスの家に連れて行くと言い、フィービーとレイチェルは出掛けようとするのですが、それをレイチェルが引き留めています。
When a guy breaks up... について。
前半部分は、「ある一人の男性が、その男性の彼女と別れる時」、後半部分を直訳すると、「彼女と別れた男性に言い寄る前に、待つべき適切な時間の量は何?」になるでしょうか。
つまり、「彼女と別れた人にアプローチするには、どれくらい待つのが適切かしら?」と尋ねていることになります。
質問された二人はそれぞれ、I'd say を使って、待つべき期間を答えていますね。
I'd say は、I would say ということで、「もしも私なら(〜ヶ月)って言うわね」というような感覚。
助動詞 would に、「もし私があなたの立場なら、〜する」というニュアンスが込められているわけです。
1か月、3、4か月と答えた後に、そばに座っていたジョーイがあっさり、half-hour というのが面白いですね。
二人は month (月)単位の期間を言っているのに、ジョーイは day を通り越していきなり hour、さらには、one hour にも満たない「半時間、30分」なので、その「あまりの早さ」が余計に強調されることになります。
そもそも、レイチェルがこの質問をしたのは、レイチェルが、自分のイケメンアシスタントのタグに恋していて、そのタグが彼女と別れたばかりだから、なのですね。
どれくらい待てば彼にアプローチしてもいいのかしら?と尋ねていることがミエミエで、だから、レイチェルはジョーイの「半時間待てばアプローチオッケー」というアドバイスに、それはいいわね、という感じで同調しようとしているのですが、それがわかっているモニカは、また、I would を使ってアドバイスしていることにも注目です。
When it's your assistant は「アシスタントの場合は」という感覚になるでしょう。
I would say never. は、「私なら、never ”決してだめ”って言うわ」ということですね。
さっきの質問で私は、3、4か月待てばいいんじゃない、みたいに言ったけど、レイチェルがアシスタントのことを想定しているのなら、どんなに待ってもだめ、絶対にアプローチしちゃだめ、と言っていることになります。
上司が部下に手を出しちゃだめよ、と釘を刺しているわけですね。
(Rach から年末のご挨拶)
早いもので、もう年末なんですね。
ということで、今日が2012年最後の投稿記事となります。
今年も拙ブログの記事を読んでいただき、応援していただき、ありがとうございました!
今年の紅白は、ももクロを楽しみにしています。
「ももいろ紅白だZ!!」というスペシャルメドレーだそうで、「怪盗少女」での、かなこぉ↑↑ちゃんのえびぞりジャンプ! 期待してま〜す!(^^)
1組の持ち時間って限られてるでしょうから、「無限の愛」のマーティ・フリードマンさんのギターは聞けないんでしょうねぇ…共演してるとこ、見たかったのに…。
(ちょっと英語ネタも入れてみると、過去記事 イッツ・ユーのニュアンス フレンズ3-16その18 で引用させていただいた「ジュークボックス英会話」でのマーティさんの It's you. のニュアンスの説明はさすがでしたね。「It's の後は「答え」です」という説明はまさにその通り! 今年も「天城越え」ありますよ、マーティさんっ!)
「Z伝説」もメドレーには入らないんでしょうけれど、「Z伝説」のナレーション風に、立木文彦さん(碇ゲンドウ)に曲紹介して欲しいのになぁ。(あ、今年は、エヴァQ 観ました!)
でも、メドレーのタイトル「ももいろ紅白だZ!!」を雄叫ぶために、水木一郎さん(アニキ)の出演はありかもしんない?!
あ、そうそう、アニキと言えば、私は 2011年に大阪某所のイベントで、アニキのライブを生で見たんだゼーット! 「マジンガーZ」「バビル2世」「コン・バトラーV」(…多すぎて以下略)を生で聴けて感動〜!
さらになんと! その時のイベントには、ささきいさおさんも来られていたのだよ、ヤマトの諸君、、、。「999」「ゲッターロボ」「キャシャーン」「グレンダイザー」(…これまた省略)!
うーん、、、ピンと来ない方には、全く意味不明の投稿ですみません。
いつもはストイック過ぎるほど(自分で言うなぁ〜)英語の話限定にしているのですが、SAT からの〜、MAT, ZAT ネタがリミッターを外したみたいだ。
昔からの読者の方はよくご存じだと思いますが、まぁ、こちらが本当の私です。
何しろ、私のブログタイトル「シットコムで笑え!」は、(エヴァの)庵野秀明監督の名作OVA「トップをねらえ!」をイメージしてつけたぐらいですからね。
あー、いっぱい書いてすっきりした。でもきっと、読んでる皆さんがもやもやしてるでしょうねぇ、ごめんなさい。
えーっと、最後は真面目にご挨拶を。
2005年6月に始めたこのブログですが、もう7年半ほど続けていることになります。
現在は、フレンズ全10シーズンのうち、シーズン7第8話を解説中。
まだまだ先は長いですが、ファイナルが見えないこともない…かな?みたいな気分です。
これからも、読者の皆様とフレンズの面白さを共有しながら、1話1話の解説を積み重ねて行きたいと思っています。
皆様、どうかよいお年をお迎え下さいませ。
来年もどうかよろしくお願いいたします!
ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
いずれにしても、今年もいろいろと楽しく勉強させていただきましてありがとうございます。最近は深くてかつ広い解説をますます楽しませていただいております。
来年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
コメントありがとうございます。
go out, break up などは、確かに味もそっけもない(笑)シンプルな表現ですが、そのおかげでイメージも湧きやすいですね。
また、いつもながらの温かいお言葉、ありがとうございます。いただいたお言葉がいつも大変励みになっております。
来年もマイペースで頑張りたいと思います。今度ともどうぞよろしくお願い申し上げます!