2013年01月04日

何か起こってるってわかってたでしょ? フレンズ7-8その5

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友人から犬を預かっているフィービーは、チャンドラーとモニカの家にある自分の部屋でしばらくその犬(名前はクランカーズ)を飼っていたのですが、チャンドラーが犬嫌いのため、クランカーズをロスの家に置いておくことにします。
[Scene: Ross' apartment, Monica and Phoebe sitting on the floor next to Klunkers basket.]
ロスのアパートメント、モニカとフィービーがクランカーズのバスケットの隣で床に座っている。
モニカ: Okay, Phoebe. We should probably go back now. (いいわ、フィービー。多分もう私たちは戻らなくちゃ。)
フィービー: (doing Klunkers) Please, don't leave me. I'll be lonely. ([クランカーズの真似をして] お願い、行かないで。私、寂しく[ひとりに]なっちゃうわ。)
モニカ: Stop it. Stop! Okay, let's go. We can be strong. (やめてよ。やめて! いいわ、行きましょう。私たちは強くなれるわ[強くならなくちゃ]。)
フィービー: Yeah, okay. (そうね、わかったわ。)
[They both get up and head for the door. Klunkers whines a little]
二人とも立ち上がり、ドアの方に向かう。クランカーズは少しクンクン鳴く。
モニカ: Oh, my god! Did you hear that? She said "Monica!" (She goes back to Clunkers again) Oooh, I can't leave her! (なんてこと! 今の聞いた? クランカーズは「モニカ」って言ったのよ! [モニカはクランカーズのところに再び戻る] あぁ、彼女を置いていけないわ!)
フィービー: You know if you want, we could sneak the dog back in and Chandler wouldn't even know. (ほら、もしあなたが望むなら、その犬をこっそり(モニカの部屋の)中に戻すことができるわ。そしてチャンドラーは知ることすらないだろうと思う。)
モニカ: That's not gonna work. (そんなの、うまくいかないわ。)
フィービー: I've had that dog there for three days, and Chandler had no idea. He's not so smart. (私はあそこに[モニカの部屋に]3日間、あの犬を置いていたのよ。でチャンドラーは全く知らなかった。彼はそんなに賢くないのよ。)
モニカ: Hey! I didn't know either. (ちょっと! 私も知らなかったのよ。)
フィービー: Yeah, but you kinda knew that something was going on, didn't you? (そうね、でもモニカは何となく知ってたでしょ、何かが起こっているってこと。違う?)
モニカ: Yeah, I knew. (そうね、知ってたわ。)

もう戻らなくちゃというモニカに、フィービーは、Please, don't leave me. と言っています。
ト書きの doing Klunkers は、「クランカーズの真似をする」という意味。
直訳すると、「クランカーズをする」みたいなことですから、声まねやしぐさをまねる、という意味になるのですね。
他動詞 leave は「(人・もの)を置いていく、置き去りにする」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
leave : LET SOMETHING STAY WHEN YOU GO
to let something or someone stay where they are when you go away

つまり、「自分が立ち去る時に、何かや誰かを自分がいる場所にとどまらせておくこと」。

ですから、Don't leave me. は「私を残していかないで。置いてかないで」という感覚。
B'z の曲のタイトルにもありますね ^^

クランカーズのまねをして、「ねぇ、置いてかないでよー。寂しくなっちゃうよー」と言うフィービーですが、モニカは何とかその場を去ろうとします。
ト書きの whine は人間の場合だと「すすり泣く、めそめそする、泣き言を言う」で、犬の場合は「クンクン鳴く」ですね。
実際、このシーンでも、クランカーズの「くううん」というような寂しげな声が聞こえます。

その声を聞いたモニカは、「今の聞いた? 彼女(犬のクランカーズ)が「モニカ」って言ったわ!」と興奮気味に叫んでいます。
どう聞いても、「モニカ」には聞こえないのですが(笑)、「今、モニカって呼んだわ!」と言うことで、「私を慕ってくれるこの子を置いていけない、置いていけるわけがない」と、自分がクランカーズのところに戻るのを正当化している感覚になるでしょう。

「クランカーズを置いていけない、ここに残していけない」と言うモニカに、フィービーはある提案をしています。
if you want は「もしあなたが望むなら」。
sneak は「こそこそと入る・出る」ですから、sneak the dog back in は、「その犬をこっそり、back in する」というような感覚。
back は元の場所であるモニカの家に戻す、in はそのモニカの家の中に入れる、というニュアンスですね。
Chandler wouldn't even know は「(そのようにこっそり犬を戻した場合)チャンドラーはそのことに気づきさえもしないだろう」ということ。

That's not gonna work. の work は「うまくいく」という感覚ですから、「そんなのうまくいかないわ、うまくいきっこないわ」と言っていることになります。

I've had that dog there for three days, and Chandler had no idea. は、「3日間、そこ(チャンドラーの家)にその犬を置いていたけど、チャンドラーはそのことを全く知らなかった」。
He's not so smart. の not so は「それほど…ではない」という感覚。
He's not smart. なら「彼は賢くない」ですが、今回のセリフは、「彼はそんなに・それほど賢くない」と言っているニュアンスになります。
フィービーは自分の頭を指さしながら、「彼はここ(頭)がそんなに賢くないのよ」と言っているので、明らかにチャンドラーに対する悪口なのですが、それを聞いたモニカは、強い調子で Hey! と言っています。
自分の婚約者を「そんなに賢くない」と言われたことを怒っているのかと思いきや、その後のセリフを聞くと、モニカが怒ったのは別のことであることがわかりますね。

I didn't know either. は「私も(チャンドラーと同様に、家に犬がいたことを)知らなかった」。
「犬を3日間置いてても気付かなかったんだから、チャンドラーは賢くないのよ」と言ったことに対して、「私も気付かなかったのよ。フィービーは私もバカだって言いたいの?」という感じで怒っているのですね。

怒っているモニカに、フィービーは平然とした顔で、「ええ、でも、モニカは気付いたりしてたでしょ、(具体的にはっきりとはわからないまでも)何かが起こっている、って。そうじゃない[違う]?」みたいに言っています。
you knew, didn't you? という付加疑問は、「あなたは知っていた、そうじゃない?」というニュアンスで、「もちろん知ってたわよね、知ってたはずよね?」と相手に念押しする感覚。
「モニカはチャンドラーと違って、何らかの異変に気づいていたはずよ」と言われたので、モニカは「ええ、(もちろん)私は知ってたわ、気づいてたわ」みたいに返事しています。
モニカもチャンドラーと同様に、犬がいることなど全く知らなかったのですが(笑)、負けず嫌いでおだてに弱いというモニカの性格をよーく知っているフィービーに、うまく乗せられた感じですね。
「モニカなら知ってたでしょ?」と言われた場合に、「ううん、ほんとに私も全然知らなかったの」などと奥ゆかしいことを言えるモニカではないので(笑)、「ええ、フィービーが言ったように、もちろん私は知ってたわよ」と得意げに返事することになるわけです。
人に褒められたり、おだてられたりした場合に、I know! 「知ってる! そうでしょ!」と叫ぶのが、モニカの決め台詞となっていますが、今回はその過去形バージョンの I knew. になっているのも、お約束的で楽しいなと思いました。


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posted by Rach at 15:13| Comment(3) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Facebook でご質問して下さった方へのお返事

Facebook で、「スピーキングの効果的な学習の仕方」についてのご質問をいただきましたので、こちらのブログのコメント欄にて回答させていただきます。

以前にも「スピーキングを伸ばすには?」というご質問をいくつかいただいたことがあり、その時にお答えした内容とほぼ同じになってしまいますが、ご了承下さいませ。

私はこのブログでやっているように、「海外ドラマのDVDを鑑賞して、セリフを理解できるように努める」という学習法をずっと続けてきました。その学習法を始めた時には、「英語のセリフを英語のままで理解できるようになりたい」という気持ちがメインで、自分が英語を話す、という発信の英語については、こうなりたい、という希望はなかったので、特にスピーキングを伸ばすことは意識していませんでした。

ただ、そういう学習法を続けて、セリフのニュアンスをつかめるようになってくると、頻出表現がだんだん自分の中に蓄積されてきます。
ある程度、そういう蓄積ができた段階で、「書く」ということにトライした時、ネイティブっぽい自然な英語が書けるようになっている自分に気づきました。自分が何度も聞いている表現をアレンジして使うことで、日本語から無理やり訳したぎこちない英語ではない、ナチュラルな英語表現が使えるようになっていた、という感じでした。

そこで私が思ったことは、「インプットなくしてアウトプットなし」ということです。また、その「インプット」も、「流れの中での会話」「キャッチボールとしての言葉」を意識して、会話全体の流れを意識しながらインプットしていくべきだと思っています。そういう意味でも、複数の人の会話で成り立っているドラマや映画は最適な素材だと思うのですね。

私も実生活では、英語を話す機会が全くと言っていいほどないので、アウトプットの練習の場を見つけるのがなかなか難しいのですが、その点については、ライティング力を磨くことで、スピーキング力も伸びるのではないか、と思っています。
まずは短い文章からで良いので「書く」訓練を始めると、英語の文を組み立てる訓練ができ、その「書く」という行為をあまり時間をかけずに瞬時にできるようになれば、それが「話す」訓練にもつながってくると思うのですね。

書く訓練としては、個人的にちょっとした英語日記をつけてみるのも良いでしょうし、今なら、Twitter や Facebook のような SNS を使って、他人の目に触れることを意識した上で、ライティングの練習をすることも効果的かと思います。

発音、イントネーションなどに関しては、ネイティブが話すものを聞いてひたすら真似をする、ということになるでしょうね。
また、議論で言いたいことが言えるようになるためには、理想とする議論の展開などを学ぶために、議論が多く展開するようなドラマや映画などを素材にして、「この表現いただきっ!」という感じで、使える表現をどんどん「盗んで」いかれたらよいのではないかな、と思います。

また、上に書いたことでわかりにくい部分がございましたら、どうかご遠慮なくお尋ねになって下さいね。
Posted by いただいたご質問へのお返事 at 2013年01月04日 15:56
Rachさん、はじめまして。
ブログ村の英語学習者から来ました、勇太ロ王です。

フレンズでの英語学習、かなり気になっています。
生きた英語を聞いて自分のものにしていく良い方法ですね。
ただ、この学習方法にはスクリプトが必須ですよね?
スクリプトは字幕などで確認できるのでしょうか?
Posted by 勇太ロ王 at 2013年01月07日 16:03
勇太ロ王さんへ
はじめまして。コメントありがとうございます。

おっしゃるように、このような学習法にはスクリプトが必要ですよね。
DVDの英語字幕は、実際の音声よりはしょられている部分も多いですが、それでも十分意味は確認できるようになっています。

また、ネット上にファンが書き起こしたネットスクリプトも存在しますので、それを使って確認している方も多いですね。このブログのサイドバーで「ネットスクリプト(transcripts)」としてリンクしているサイトなどが参考になるかと思います。
Posted by Rach at 2013年01月07日 16:23
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