2013年01月18日

パイプ・ダウン フレンズ7-9その5

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モニカがご近所さんのために作った、ホリデー・キャンディー(チョコレート)は大変好評だったのですが、評判になりすぎて、モニカの部屋の前に人だかりができる事態となってしまっています。
その中に混じって、ジョーイまでもが「キャンディーくれ〜!」と叫んでいるのに笑ってしまうのですが…
モニカ: (opening the door and frantically) Okay, guys! The candy is coming! I just need another 15 minutes for the chocolate to cool! ([ドアを開けながら、半狂乱で] わかったわ、みんな! キャンディーができるわ! ただチョコレートが冷えるのにあと15分必要なの!)
みんな: We want candy! We want candy now! (And other general commotion sounds.) (俺たちはキャンディーが欲しいんだ! 今欲しいんだよ! [他の一般的な騒ぎの音])
チャンドラー: All right, everybody! Just be quiet! Be quiet! Be quiet!! Pipe-pipe-pipe down! (They settle down) What is the matter with you people?! This woman was trying to do a nice thing for you. She was making candy so she could try to get to know all of you, and I'll bet that not one of you can tell me her name! Am I right? (いいか、みんな! とにかく静かにしろ! 静かに! 静かに! 黙れよ! [おとなしくなる] 君らはいったいどうしたっていうんだ? この女性は君たちにいいことをしようとしてるんだぞ。君らみんなと知り合いになろうとして彼女はキャンディーを作ってたんだ。で、俺は思うね、君らのうち一人も彼女の名前を言える人間はいないだろうって! 俺は正しいか?)
男性(The Man): (from earlier) Candy Lady? (キャンディー・レディー?)
チャンドラー: No, not (imitating) "Candy Lady." (いや、「キャンディー・レディー」じゃないよ。)
ジョーイ: (stepping in and knocking the man over) Hey, if we know it, can we have candy?!! ([割って入ってきて、その男性を倒して] なあ、もし俺がそれ(彼女の名前)を知ってたら、俺たちはキャンディーをもらえる?)

キャンディーを待つ人が、廊下で大騒ぎしているので、モニカはドアを開けて、The candy is coming! と叫んでいます。
あなたたちが待っている「その」キャンディーが(もうすぐ)やってくる、という感覚ですね。
その後、I just need と言って、まだ少し時間がかかることも追加で説明しています。
need another 15 minutes は「あともう15分間必要」ですね。
another は「もう一つの」と訳されることが多いですが、この場合は、15分を1つのまとまりと考えて、15分をあと1回分という感覚で、「あと15分間必要」と言っているニュアンスになります。
for the chocolate to cool は「チョコレートが冷えるために」。
出来上がってるんだけど、まだ熱いから、冷めるまであと15分だけ待って、と言っているわけです。

モニカがそう説明しても、そんなに待てないよ、とばかりに、We want candy now! 「俺たちは、今、キャンディーが欲しいんだ!」とさらに騒ぎは大きくなってしまいます。
会社から帰ってきて、キャンディーを待つ人たちを驚きの目で見ていたチャンドラーは、ここでモニカの婚約者らしく、「静かに!」とその場を落ち着かせようとしています。

pipe down は、命令文 Pipe down! の形で使われ、「静かに! 黙れ!」という意味になります。
pipe は「パイプ」から想像されるように、「笛、管楽器」という意味がありますね。
「キャンディ・キャンディ」の丘の上の王子様が持っていた、バグパイプ(bagpipe)というスコットランドなどの民族楽器もあったよなぁ〜とか思い出したのは、今回のエピソードに candy という単語が連発するせいだろうか…^^

Anyway(とにかく)、そのように、音の出る楽器のパイプの意味があるので、動詞の pipe には「笛を吹く」という意味があり、そこから「(人)がかん高い声で言う・歌う」という意味にもなるのですね。それを down しろ、ボリュームを下げろ、ということだから、「黙れ」になるわけです。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
pipe down : [phrasal verb] (spoken) to stop talking or making a noise, and become calmer and less excited
例) Pipe down! I'm trying to study.

つまり、「話をやめる、または音を出すのをやめること、そしてより静かになり、より興奮を抑えること」。例文は、「静かにしろ! 俺は勉強しようとしてるんだよ!」

「君らは一体どうしたんだよ?」みたいに言って、チャンドラーは「この女性は君らのために良いことをしようとしていたんだ」「君らみんなと知り合えるようにって、キャンディーを作ってたんだぞ」とも言っています。

I'll bet that は「俺は…だと思う」。not one of you can は「君らのうち一人も…できない」という感覚ですね。
お近づきになりたいと彼女はキャンディーを作ってたのに、彼女の名前を言えるやつがこの中に一人でもいるか?という感じですね。
「キャンディー・レディー?」みたいに言う人がいて、やっぱり誰もモニカの名前を知らない…というのは想定されるリアクションですが、その男性を突き飛ばす形で割り込んできたジョーイが、「もし俺たちがそれ(キャンディーを作っている女性の名前)を知ってたら、俺たちはキャンディーをもらえる? 食べられる?」みたいに言っているのに笑ってしまいます。
ジョーイにしてみたら、「俺、その人の名前知ってるぞ。名前をモニカだって当てたら、キャンディーくれるか?」と言いたいようですが、ジョーイは一体どっち側の人間なんだよっ!?とツッコミたいところですね。


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posted by Rach at 15:30| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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