2013年02月25日

ドアを開けてたパイプ フレンズ7-12その2

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彗星を見ようと屋上にいたフレンズたちですが、みんな適当な理由を言って帰ってしまい、ロスとジョーイだけが残っています。
彗星を見るはずが、関係ないことばかり言っているジョーイに、
ロス: Joey come-I can't believe-- I bring you here to see the Bapstein-King comet, one of nature's most spectacular phenomenon, and all you care about are bugs stuck in tar and-and some woman! (ジョーイ、信じられないよ。僕はバプスタイン・キング彗星を見るために君をここに連れてきてる。自然の最も壮観な現象の一つをね。そして君が気にかけてるのは、タールにはまってる[タール漬けになってる]虫と、どっかの女性ばっかりだ。)
ジョーイ: (standing up) Y'know, there's two women, dude. ([立ち上がって] なあ、女は二人いるんだぜ。)
ロス: Show me where? (どこか教えて。)
ジョーイ: Right, right up here. (Starts looking at them through a piece of pipe.) (ちょうど、あっちだよ。[パイプの断片越しに、彼女たちを見始める])
ロス: (noticing the pipe and looking at the door) Joey, where's the pipe that was holding the door open? ([そのパイプに気づいて、ドアを見ながら] ジョーイ、ドアを開いた状態にしてた[保ってた]パイプはどこ?)
ジョーイ: (annoyed) I don't know! (Goes back to looking through the pipe.) (Pause) Yeah, I do. ([ムッとして] 知らないよ! [そのパイプから見るのに戻る] [間] あぁ、俺(パイプのある場所)知ってる。)
ロス: Joey! (ジョーイ!)
ジョーイ: What?! All right-Hey! Don't look at me! You're the one who wanted to come up and look for some stupid Burger King comet! (何だよ! いいか! 俺を見るなよ! お前なんだぞ、屋上に上がって、ばかばかしいバーガー・キング彗星を探したいって言ったのは!)

ロスは、「バプスタイン・キング彗星を君に見せるために、君をここに連れて来てるんだ」と言います。
spectacular は「華々しい、劇的な、壮観な」。
名詞 spectacle 「目を見張るような光景、壮観。スペクタクル」に、形容詞語尾の -ar をつけた形です。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
spectacular : very impressive and exciting
例) a spectacular view of the Grand Canyon

つまり、「非常に印象的でエキサイティング」、例は「グランドキャニオンの素晴らしい景色」。

all you care about are... は「君が気にかけるもののすべては…だ」ですから、「君は…だけしか気にかけない」→「彗星は全く気にかけずに、別の…ばっかり気にかけてる」と言っていることになります。
ジョーイが気にかけているのは、bugs stuck in tar 「タールにハマった虫」、つまり「油のタールにハマってしまっている虫、動けなくなってタール漬けになっている虫」という感じですね。
some woman は、some+単数形なので、この some は「幾人かの」という意味ではなく、「とある女性」というニュアンスになります。
どこの誰かはよくわからないので、あえて特定せず、ある女性、どっかの女性、みたいに言っているわけですね。
ジョーイが彗星を見ずに、屋上から他のビルを見て、「ほら、あの女見てみろよ」みたいなことばっかり言っていることをロスは怒っているわけです。

some woman と表現したロスに対して、ジョーイは、There's two women. と言っています。
ロスは女一人だと思ってるようだけど、イケてるおネエちゃんは2人いるんだぜ〜、という感じですね。
どこ?と尋ねるロスに、ジョーイは場所を指し示しますが、その方向を見る時に、パイプを覗いています。
まるで望遠鏡のように使っていますが、ト書きにあるように、これはただのパイプの切れ端なので、別にそれで見たからと言って、大きく見えるわけではないのですが、雰囲気を出すためにそうしているのか、おとぼけジョーイのことだから、そうやって見ると大きく見えると思っているのか(笑)。

そのパイプを見て、その後、ドアの方を見て、ロスは「あのパイプはどこ?」みたいに聞いています。
the pipe の後に、関係代名詞 that を使って、「そのドアを open な状態にホールドしていたパイプ」のように表現しています。
この hold+目的語+補語は、「目的語を補語(の状態)に保っておく」という意味ですね。
hold the door open は「ドアを開けておく」です。
ドアストッパー代わりに、ドアを開けとくのに使ってたパイプはどこ?と聞かれたジョーイは、「何で俺に、んなこと聞くんだよ」みたいに最初は怒っているのですが、自分がパイプを使って、遠くを眺めていることに気付いて、Yeah, I do. と言っています。
Yeah, I do. は、その前の I don't know. を受けた言葉で、さっきは、I don't know. と言ったけど、Yes, I do. つまり、I know. 「パイプがどこにあるかを知ってる」と訂正した形になります。

ドアを止めてあったパイプを抜いてしまったジョーイに、ロスは怒りの声を上げるのですが、ジョーイは、「(全部俺のせいみたいに)俺を見るなよ」と反論しています。
You're the one who wanted to... は「…したがったのは(他ならぬ)お前だろ」という感覚。
俺のせいみたいに言うけど、そもそもお前が…したいと言ったのが全ての原因だったんだ、と相手を非難するセリフになります。
ロスが何をしたいと願ったか、がその後に語られていますが、その内容は「上に上がって、ばかな Burger King comet を探す」こと。
今回のエピソードの彗星は(架空の名前ではありますが) Bapstein-King comet 「バプスタイン・キング彗星」となっています。
それをジョーイは、「バーガー・キング彗星」のように、ハンバーガーチェーン店の名前(笑)で呼んだわけですが、せっかく彗星を見せてやろうと意気込んで誘ったロスとしては、名前すらちゃんと覚えてくれてないジョーイの彗星への興味のなさ加減に、どれほどがっかりしたかが想像できますね。


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posted by Rach at 14:01| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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