皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は2位、「にほんブログ村」は10位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
チャンドラーとモニカは夜中に目が覚めてしまい、その後、エッチをしたのですが、エッチの途中でモニカが寝てしまったことをチャンドラーが指摘しています。
チャンドラー: I was giving you some of my best moves, and you missed it. So please wake up so we can do it right! (俺は君に俺の最高のテクを行なおうとしてたんだ。で君はそれを逃した。だから、それをちゃんとできるように、お願いだからもう一回起きてよ。)
モニカ: Okay. Okay, I'm ready. Come on, big fella! (いいわ、オッケー、準備はいいわよ。さあ来て、大物さん!)
チャンドラー: Okay. (オッケー。)
モニカ: Give me the good stuff. (最高のものをちょうだい。)
チャンドラー: Yeah! (Monica falls asleep) No! No! No! Don't fall asleep! Okay, I am going to make you some coffee. (Monica doesn't move as he gets out of bed and as he's heading for the door.) Well, I probably won't spill coffee grounds all over the kitchen floor. (よし! [モニカは眠りに落ちる] だめだめだめ! 寝ちゃだめだよ! よし、俺が君にコーヒーを作ってきてやるよ。[モニカは動かない、チャンドラーがベッドを出てドアに向かっている時に] そうだな、俺は多分、台所の床いっぱいにコーヒーの出しがらをこぼしたりはしないだろうけど。)
モニカ: Okay, I'm up! I'm up! (わかったわ、私、起きるわ! 起きる!)
エッチの途中で眠ってしまったモニカに、チャンドラーはその時のことを説明しています。
I was giving you... は「(その時)俺は君に…をあげようとしていた」という感じですね。
move は「動き」ですから、この場合は、エッチの時に行なう、あんなことやこんなこと(笑)の動きを指している感覚になるでしょう。
俺の最高の動きを君に与えようとしていた、ということですから、君に対してすごいテクを使おうとしてたんだよ、みたいに言っているのでしょう。
you missed it の miss は、「見逃す、逃す」という感覚。
この場合は、そういう俺の最高の moves を君は体験しそこねちゃったんだよ、と言っていることになります。
So please wake up so we can... は「俺たちが…できるように、お願いだから起きて」、もしくは、「お願いだから起きてよ、そうすれば俺たちは…できるから」のようなニュアンス。
do it right は「正しくそれをする」ということで、自然な日本語にすると、「ちゃんとする」みたいな感じですね。
本来あるべき状態であるように行う、という感覚になります。
「せっかく最高のものをあげようとしてたんだから、起きて、ちゃんとそれをしようよ」と言われたので、モニカもその気になるのですが、張り切っているチャンドラーを前にして、また眠りに落ちようとしています。
「寝ちゃだめだ!」とチャンドラーは言って、「モニカに(目が覚めるように)これからコーヒーを作ってあげるよ」とも言っていますね。
チャンドラーがベッドを出て、台所に向かおうとするのですが、モニカは起きる気配がありません。
ですが、その後のチャンドラーの一言がモニカの目を覚ますこととなり、I'm up! 「起きるわ!」と言って実際に飛び起きてしまう…というのがこのやり取りのオチになっています。
チャンドラーが言ったとどめの(?)セリフ、Well, I probably won't spill coffee grounds all over the kitchen floor. について。
spill ... all over the kitchen floor は「台所の床じゅうに…をこぼす」。
こぼすものは何かと言うと、coffee grounds だと言っていますね。
名詞の ground というと、「地面、グラウンド」をまずは思い浮かべてしまいますが、今回の coffee grounds は「コーヒーの出しがら」という意味になります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
ground [noun] : SMALL PIECES grounds [plural] : the small pieces of something such as coffee which sink to the bottom of a liquid
例) coffee grounds
つまり、「小さな破片。液体の底に沈む、例えばコーヒーのような小さな破片」。
Macmillan Dictionary では、
grounds [plural] : extremely small pieces of crushed coffee beans, especially after they have been used for making a drink of coffee
つまり、「砕いたコーヒー豆の非常に小さな破片、特に、飲み物のコーヒーを作るために使われた後の」。
ということで、チャンドラーが「台所中にぶちまけちゃったりはしないと思うけどなぁ〜」と言っているのは、コーヒーの出しがらのことで、それを聞いたモニカは、「本人はこぼさないって言ってるけど、もしこぼしたりしたら、後の掃除が大変じゃない! チャンドラーに任せてたらだめ、私が行かなきゃ」ということで、飛び起きたわけですね。
チャンドラーはモニカの几帳面できれい好きな性格を利用して、寝ちゃいられない状態になるようなセリフを言ったわけですが、Maybe I will spill... 「もしかして俺、こぼしちゃうかもしれないな」とダイレクトに脅すのではなくて、I probably won't spill... 「多分、こぼさないと思うんだけど(保証はできないからね)」みたいに言ってみせたのが、よりお茶目な感じがして、「相手のことをよくわかっている恋人」っぽい感じが出ているなと思いました。
ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
2013年03月04日
この記事へのコメント
コメントを書く