2013年04月22日

弁護士に止められてるの フレンズ7-15その5

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は3位、「にほんブログ村」は11位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


ジョーイが出演しているソープオペラ(昼メロ) Days Of Our Lives で、セシリア(演じるのはスーザン・サランドン)という女優が演じるジェシカの脳がジョーイに移植される、という設定になっています。
彼女の脳を受け継ぐ人間として(笑)演技指導を受けていたジョーイですが、降板することに落ち込むセシリアを励まし、キスの演技をしているうちに、二人は情熱的に盛り上がってしまうことに(笑)。
今はちょうど、ジョーイの寝室から、シャツだけを着たスーザン・サランドンが出てきたところ。
そこに、ちょうど同居人のレイチェルが帰ってきて…
レイチェル: Oh, my God! Oh, my God!! Ohh, Jessica Lockhart!! In my apartment!! I am such a huge fan! I am such a huge fan! (まぁ、なんてこと! なんてこと! あぁ、ジェシカ・ロックハート!! 私のアパートメントに(いる)! 私、ものすごく大ファンなんです。私、大ファンなんです!)
セシリア: Well, it's nice to know that you-- (えぇ、あなたが(ファンだと)知って、嬉しいわ…)
レイチェル: (screaming) MONICA!!!! MONICA!!!! (Runs to Monica's.) ([叫びながら] モニカー!モニカー! [モニカの家に走る])
ジョーイ: That uh, that is my roommate, Rachel. (今のは、あの、あれは俺のルームメイトのレイチェル。)
セシリア: Oh, that explains all the women's underwear. (まぁ、あの女性用下着の説明がそれでつくわね。)
ジョーイ: (shrugs) Sure. Yep. ([肩をすくめて] もちろん。そうです。)
モニカ: (entering with Rachel) Oh, my God! It's true!! Oh my God, can I just ask you to do me oh, just one favor? ([レイチェルと一緒に入ってきて] なんてこと! 本当だわ! なんてこと! 一つあなたにお願いごとをしていいですか?)
セシリア: Certainly. (もちろん。)
モニカ: Would you slap me? Would you slap me right here in the face?! (Points to her cheek.) (私をひっぱたいてくれます[私にビンタしてくれます]? 顔のちょうどここをひっぱたいてくれますか? [自分の頬を指し示す])
セシリア: I'd love to, but my lawyer said I can't do that anymore. (そうしたいんだけど、でも、私の弁護士が、それはもうしちゃだめだ、って言ったから。)
ジョーイ: All right, here we go. (He grabs them and starts to pull them out of the apartment.) (よし、行くぞ。[ジョーイは二人を掴んで、二人を自分のアパートから引き出す])
レイチェル: Okay. (わかった。)
モニカ: (breaks away) Oh wait, just one moment. (To Cecilia) Umm, you're a stupid bitch. ([ジョーイが押す手から離れて] あぁ待って、少しだけ。[セシリアに] あのー、あなたってバカでやな女ね。)
セシリア: I really can't slap you. (Monica walks away angrily) (本当にあなたをひっぱたくことはできないの。[モニカは怒った様子で立ち去る])
モニカ: My God, you're great! (もう、あなたって最高!)

レイチェルが自宅に帰ってくると、そこに、ジェシカ・ロックハート役のセシリアがいるので、驚愕しています。
今回のエピソードの前半で、セシリア降板のニュースを聞いて、レイチェルとモニカが「私たち、彼女が好きなのにー」と嘆くシーンもありました。ですから、観客も、レイチェルが大騒ぎしているのには納得なわけですね。
「ジェシカ・ロックハート! 私のアパートに!」みたいに叫んでいるのも、レイチェルの驚きぶりがよく表れていると思います。

I am such a huge fan. は「私はすっごく大ファンです」みたいな感覚。
あなたの大ファンです、と言いたい場合は、I am such a huge/big fan of yours. となりますね。
大ファンだと目の前で騒いでいるレイチェルを見て、有名女優のセシリアは、it's nice to know that you-- と言いかけるのですが、それを言い終わる前に、レイチェルは、「モニカ! モニカ!」と叫んで、隣のモニカの部屋に飛んで行ってしまいます。
セシリアはきっと、it's nice to know that you are (such) a (huge) fan of mine. 「あなたが私の大ファンだと知ることは素敵」、つまり、「あなたが私の大ファンだと知って嬉しいわ」みたいな、お決まりの返事で対応しようとしたのでしょう。
それを言う間もなく、叫んで飛び出して行ったレイチェルの狂喜乱舞ぶりが面白く感じられるわけです。

ジョーイは、「あれは・今のは、俺のルームメイトのレイチェルです」と紹介しています。
that explains all the women's underwear. を直訳すると、「そのことが、あの女性用下着の全部を説明する」になるでしょう。
That explains... の形は「それが…(であること)を説明する」→「それで…の説明がつく」という意味で、よく使われる表現。
このセリフから、セシリアは、このジョーイの家で大量の女性用下着を見たらしいことがわかります。
多分、バスルームとかに置いてあるのを見た、とかでしょうが、「この家に女性用下着があるのは、同居人が女性だからなのね」とセシリアが納得していることになります。
ジョーイは、肩をすくめて、まぁね、みたいに肯定していますが、そのジョーイの様子から、下着の全てがレイチェルのものでもない、みたいな感じが漂っていますね。
昔の彼女が使っていたものとか、忘れていったものとか(?)も入っているのでしょうか、セシリアはジョーイがそれほどのプレイボーイだとも知らないので、「同居人が女性だからか」と素直に納得している、ジョーイも「そう思ってくれてるなら、それでいいや」みたいに適当に肯定しているのが、このセリフの面白さになるでしょう。

レイチェルがモニカを連れてきて、モニカも大騒ぎしています。
そして、「一つお願いを聞いてくれますか?」みたいにお願い事をしていますね。
何をお願いしているかと言うと、「私を slap してくれますか?」
slap は、「〜を平手でピシャリと打つ、たたく」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
slap : to hit someone quickly with the flat part of your hand
つまり、「手の平らな部分で、誰かを素早くたたくこと」。

このように、人の身体の部位をたたく、と言う場合、英語では、"slap me in the face" のように、「slap+人+in the 部位」のような形を取りますね。
たたく対象は誰か、を先に言っておいて、その後で、情報を付け加える形で、場所を in the face 「その人物の顔の中」みたいに言うのが、英語っぽい配置だと言えるでしょう。

このジェシカ・ロックハートというキャラクターは、人の顔をひっぱたくのが恒例となっているキャラで、そのキャラの代名詞とも言うべき「平手打ち、ビンタ」を、お願いだから私にもやってみせて下さい、とお願いしていることになります。
まぁ言うなれば、アントニオ猪木に「闘魂ビンタ」をねだるようなもので(笑)、ファンとしては、「私、ジェシカのビンタもらっちゃった〜!」と自慢できるような話になるわけでしょう。

そういうおねだりをするファンは多いらしく、ジェシカは冷静に返答しています。
I'd love to, but.. は、I would love to, but... ということで、「できることならそうしたいと思ってるんだけど…(残念ながらできないの)」と言っている感覚。
なぜできないかの理由がその後、続いていて、「私の弁護士が言ったの、私(ジェシカ)は今後ビンタをすることができない、って」。
つまり、「今後、ビンタをしちゃいけない、って弁護士に止められたのよ」と言っていることになります。
過去に何度か、ファンにせがまれて、ビンタをしたことがあるのでしょうね。
ですが何しろ訴訟大国のアメリカのことですから、ファンの方からせがんでおいて、後から後遺症が出た、みたいに言う人もいそうな感じはします。
実際に、訴訟まで起こされたかどうかまではわかりませんが、anymore を使って、「もう今後は二度としちゃいけないと言われた」みたいに言っていることからも、少しはトラブルになったこともあるようにも聞こえます。
「してあげたいのはやまやまだけど、弁護士に、もうビンタしちゃいけない、って言われちゃったの…」と言っているところが、アメリカチックで、また有名女優の発言としてもそれっぽいですから、面白く聞こえるわけです。

俳優として大先輩のセシリアに、友達が厚かましいお願いをするのに困ったジョーイは、二人を部屋から出そうとしています。
モニカはそれを振り切って、また戻ってきて、セシリアに向かって、「あなたは、おバカでやな女ね」と喧嘩をふっかけるようなことを言います。
そうやって、セシリア、つまり、ジェシカを挑発して、お得意のビンタを出させようとしたわけですが、セシリアは動揺することなく、「いくらそんな風に挑発しても、ほんとにできないのよ」と説明することになります。
I really can't slap you. の really の位置が、can't という否定語より前にあるので、really は「本当にできない」と「できない」ことをさらに強調しています。
弁護士に止められてると説明したでしょ、あなたが何をどう頑張っても、やっぱりビンタは無理なのよ、と軽く諭している形になるでしょう。
「ちぇ!」みたいに残念そうな顔をしているモニカですが、「あなたって最高ね」と言いながら去って行ったので、そういうファンのあしらい方も有名女優っぽくてかっこいい…みたいに、さらにファンになった様子なのも微笑ましいところですね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 16:54| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。