2013年04月25日

落馬してフェンスに激突 フレンズ7-15その6

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スーザン・サランドン演じる女優セシリアの大ファンのレイチェルとモニカは、ジョーイの部屋でセシリアと会えて大喜び。その二人が帰った後、
ジョーイ: (notices something in the mail that Rachel brought in) Oh, my God! ([レイチェルが持って入ってきた手紙の中の何かに気付いて] なんてことだ!)
セシリア: What? (何?)
ジョーイ: They sent me today's script! They never send me the script! (今日の脚本を俺に送って来たんだよ。俺に脚本なんて(いつもは)送ってこないのに!)
セシリア: They don't? (送ってこないの?)
ジョーイ: Well, no, I'm just in a coma. This must mean I have lines! (Realizes what that means.) Oh.... (送ってこないよ。俺はただの昏睡中だから。これってきっと、俺にセリフがあるに違いない! [その意味に気付いて] あぁ…。)
セシリア: How does it happen? (それはどんな風に起こるの?)
ジョーイ: (flipping to the last page) Ew, you get thrown from a horse into an electric fence. ([最後のページまでめくって] うー、君は馬から投げ出されて、電流フェンスに激突するんだ。)
セシリア: A what?! Jessica hates horses! (何(から)ですって? ジェシカは馬が嫌いなのに!)
ジョーイ: Yeah well, I'm guessing after this she's not gonna be crazy about electricity, either. (そうだよ、この後にジェシカは電流も嫌いになると思うよ。)

ジョーイが郵便物を見て驚いています。
その理由を、They sent me today's script! だと説明していますね。
They は少し前の記事でも説明しましたが、「ドラマの制作者、脚本家」など、制作側の人間を漠然と指す感覚で、スタッフと訳しても良いかもしれません。
脚本家が、俺に今日のスクリプト・脚本を送って来た!と驚いているジョーイは、「彼らは決して俺に脚本を送って来ないのに」とも言っています。
「脚本を送って来ないわけ?」みたいに驚いているセシリアに、「ほら、俺は今、昏睡中だからさ」と言っています。
昏睡中で眠っているだけの演技だから、セリフもないし、脚本見る必要ないんだよ…ということですが、ジョーイ自身そのことに気付いて、「ってことは、(今回は)俺にセリフがあるってこと?」みたいに言っていますね。
This must mean I have lines! を直訳すると、「このこと(今回は脚本を送って来たこと)は、俺にセリフ(lines)がある、って意味に違いない」になります。
そして、「俺にセリフがあるってことは、俺に脳が移植された後?」ということにも気付き、それはつまり、今隣にいるセシリアが死んだシーンも今回の脚本に含まれていることを意味するので、セシリアに対して、気まずい顔をしているわけですね。
いつもは、何かと人より気づくのが遅い(笑)ジョーイですが、今回は(話をてきぱき進めたい脚本家の意図でしょうか?w)、脚本を送って来たという事実から、一瞬でいろんなことを察しているのが、ちょっと珍しい気はしました^^

How does it happen? は「それはどのようにして起こるの?」ですね。
it は、今、まさに二人が考えている、「(セシリア演じる)ジェシカ・ロックハートが死ぬこと」を指しています。
二人の頭の中で、共通して意識している事柄を、it で指している感覚ですね。

ジョーイはページをめくって、ジェシカが死ぬシーンを見つけ出し、you get thrown from a horse into an electric fence. と説明しています。
この英文全体のイメージを思い浮かべる前に、まずは、into に注目してみたいと思います。

into は、in + to のニュアンスがありますから、「その中に入り込む」みたいなイメージがありますよね。
ただ、その方向に向かう、ということなら、to だけになるでしょうが、そこに実際にぶつかって、めり込まんばかりになっている感じが、into に感じられる気がします。
研究社 新英和中辞典では、
into
V [衝突を表わして] …に突き当たって
The car ran into a wall. 車が塀にぶつかった。

という語義も載っており、その「突き当たる」という感覚が、「…の中に(入り込む)」という into の基本語義の延長線上にある、という気がしました。

その into のニュアンスを意識しながら、一つ一つを見て行くと、get thrown は「投げ出される」、from a horse 「馬から」、into an electric fence 「電流フェンスに(激突・衝突)」。
つまり、馬から投げ出されて、電流フェンスに激突、みたいなことを言っていることになります。
DVDの日本語訳では、
(字幕) ”落馬して 電流フェンスに激突”/(音声) うわ。馬から投げ出されて、電流フェンスに激突
となっており、きちんと「激突」のニュアンスが訳出されていたのはさすがだと思いました。

馬から投げ出される、落馬する、と聞いて、セシリアは驚いた様子で聞き返しています。
ジェシカは馬が嫌いなのに、どうして馬なんかに乗ったの? 嫌いな馬に乗った上に、そこで死ぬなんてあまりにも悲惨じゃない、みたいな気持ちなのでしょう。

「ジェシカは馬嫌いなのに、落馬して死ぬなんて…」と言うセシリアに、ジョーイは、「こんなことがあった後には、ジェシカは電流も嫌いになると思うよ」と言っています。
この be crazy about は「〜に夢中になっている、熱中している」のような「好き」という感覚ですね。
not gonna ですから、「この事故の後で、電流好きになったりはしない」と言っていることになります。

まぁ、電流が好きな人間なんていないと思いますが(好きなのは、うる星やつらのラムちゃんくらいですか…笑)、ジェシカは落馬して死んだから馬嫌いになったわけではなく、元々馬嫌いで、よりにもよって、嫌いな馬に乗っていて死ぬ、というその最期があまりに悲惨だと言っているわけですね。
それを、ジェシカが死ぬ原因になったものとして、馬に引き続いて電流も嫌いになるね、みたいに言っているのが、ちょっとピント外れのジョーイっぽいところだと言えるでしょう。
嫌いになるも何も、落馬した直後に電流フェンスで死んでしまう、という設定なので、死んだ人間に嫌いになれるわけもないのですから、ジョーイのおとぼけぶりが存分に発揮されたセリフになっているわけですね。


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posted by Rach at 17:08| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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