2013年05月02日

俺がお尻星人だって知ってるだろ フレンズ7-16その2

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[Scene: Monica and Chandler's, Monica and Chandler are eating lunch as Joey enters.]
モニカとチャンドラーの家。モニカとチャンドラーはランチを食べている、そこにジョーイが入ってくる。
ジョーイ: So, did you uh, find anyone to marry you guys yet? (それで、お前らを結婚させる誰かさんはもう見つかったか?)
チャンドラー: No, but "Horny for Monica" minister called, wanting to know if we are still together. (いいや。でも、「モニカにムラムラしてる」牧師が電話してきたよ。俺たちがまだ別れてないかを知りたがってた。)
モニカ: We're never gonna find anybody. (私たち、絶対に誰も見つけられないわ。)
ジョーイ: Well then let me do it! (ふーん、それなら、俺にやらせてよ!)
チャンドラー: Joe-- (ジョー…)
ジョーイ: No-no-no! Look, I've been thinking about it. I'm an actor, right? So I won't get nervous talking in front of people. I won't spit and I won't stare at Monica's breasts. Y'know? Everyone knows I'm an ass man! (違う違う違う! なぁ、俺はずっとそのことを考えてたんだよ。俺は俳優だろ? だから人前で話すのに緊張しない。俺はツバを飛ばさないし、モニカの胸をじっと見ない。だろ? みんな知ってるじゃん、俺がお尻星人だってことを!)
モニカ: That is true. (それはそうね。)
ジョーイ: Yeah and the most important thing is, it won't be some like, stranger up there who barely knows you. It'll be me! And I swear, I'll do a really good job. Plus, y'know I love you guys and-and it would really mean a lot to me. (ああ、それで、一番重要なことは、ほら、お前らをほとんど知らないような他人がそこにいるんじゃない、ってことだ。それが俺になるんだぞ! で、俺は誓うよ、ほんとにいい仕事をするってね。プラス、ほら、俺はお前たちを愛してるし、それはほんとうに俺にとって意味のあることなんだ。)

チャンドラーとモニカは、自分たちの結婚式を挙げてくれる牧師を探しているところですが、適当な人物が見つからないとボヤいています。
marry you guys は「お前らを結婚させる」で、この marry は「(牧師・司祭などが)…の結婚式を行う」という意味の他動詞になります。
次のセリフに出てくる minister が「牧師、聖職者」。
minister と言えば、the Prime Minister 「総理大臣」などのように「大臣」の意味でもよく使われますね。

horny for Monica は「モニカに対してホーニーになっている」という感覚ですが、horny とは「性的に興奮した、ムラムラしている」という意味。
horn は「(動物の)角(つの)」で、「角のように硬い」ということから、そんな意味で使われる何ともダイレクト過ぎる(笑)表現ですが、フレンズでは結構よく出てくる単語です。
やはりというか、アカデミックな辞書である、LAAD (Longman Advanced American Dictionary) には載っておらず、Macmillan Dictionary では以下のように出ていました。
horny : (very informal) sexually excited
やはり、「非常にインフォーマル」ということなので、使い方には気を付けて下さいませ^^

少し前のシーンで、「牧師候補の一人は、モニカの胸ばっかり見てた」とチャンドラーが怒っていて、チャンドラーはその牧師のことを、"Horny for Monica" minister と呼んだわけです。
「俺たちがまだ一緒にいるかどうかを知りたがって電話してきた」というのは、「二人はまだ別れてないの?」みたいに聞かれた感覚ですね。

適当な人が見つけられないというモニカに、ジョーイは「俺にそれ(牧師役)をやらせてよ」と言っています。
これより前のシーンで、「最近では、結婚式の司祭の資格をインターネットで簡単に取ることができる」という話題が出ていて、フィービーとジョーイが名乗り出たものの、その場で却下されていました。
「誰も見つからないわ」とモニカが言うので、ジョーイは再度、名乗りを上げているわけです。

I've been thinking about it. は「そのことを俺はずーっと考えていた」。
継続を表す現在完了進行形の典型的なものです。
俺は俳優だから、人前で話すことにナーバスにならないし、ツバを飛ばさないし、モニカの胸をじっと見たりもしない、とも言っています。
ツバを飛ばす話は、これまた牧師候補の一人が、やたらとツバを飛ばす人だからダメ、という話があったから。

その後の、Everyone knows I'm an ass man! を直訳すると、「俺がお尻マンだってこと、みんな知ってるだろ」みたいなことですね。
DVDの日本語訳では、
(字幕)俺は”お尻星人”だもん/(音声)俺はお尻星人だって、みんな知ってるだろ?
となっていましたが、まさに an ass man はそういう「お尻星人」(お尻大好き人間)みたいなニュアンスで使われているようですね。
セリフの流れ的にも、「俺はモニカの胸をじーっと見たりはしないぞ。みんな俺が an ass man だって知ってるじゃん」ということですから、やはり、an ass man は「お尻星人」の感覚が近いと言えますよね。

ただまあ、ジョーイは自分でそんな風に言っていて、みんなも納得しているようですが、これまでの言動から、ジョーイはお胸にも興味があるタイプだと思うんですけれど…。
つい最近の、これより2つ前のエピソード、30歳になった人への禁句 フレンズ7-14その1 で、30歳になったレイチェルに対して、"They still look pretty damn good." 「それ(レイチェルの胸)はまだすっごくいい感じに見えるじゃん」などと言わないように!と、タグから注意されていたくらいですし。
まぁこれも、シリーズものによくある、「つじつまの合わない設定」の一例なのでしょう。

さらにジョーイは続けて、the most important thing is... 「一番大切なことは…だ」と、一番言いたかったことを述べています。
barely は「ほとんど〜ない」という、否定の意味が含まれた副詞ですね。
rarely 「めったに〜しない」、hardly 「ほとんど〜しない」などと同じタイプの副詞です。
not や un- などの否定語句が含まれていないけれど、否定のニュアンスで訳さないといけない点に注意しましょう。
it won't be some like, stranger up there who barely knows you. は「君らをほとんど知らないような、どっかの他人がそこにいるってことにならない」という感覚。
牧師を探すと言っても、所詮は二人のことを全く知らない他人なんだから、君らをよく知ってる俺がそこに立つ方がいいじゃないか、と力説しているわけです。
「誓って言うよ、俺はいい仕事をするからさ」と言った後、「君らを愛してるから、もし俺が牧師役をすることができたら、それは俺にとって大いに意味がある」とも言っています。
it would の would は「もし俺が牧師役をすることになったら、それは俺にとって本当に意味のあるものになるだろう」という仮定のニュアンスが込められていることにも注目したいですね。


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posted by Rach at 15:49| Comment(3) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰しております。 こちらでは、桜が満開です。 そちらも満開ではないでしょうか。 今年もコロナ禍で、歩きながら、眺めるだけで、残念です。

20数年前に京都の鴨川沿いで、桜満開の下で、宴会をしたのが懐かしいです。

また、Rachさんに基本的なことをお尋ねして、お手数をかけるのですが。

Joeyのセリフで、So I won't get nervous talking in front of people. というのがあります。

聞いていても、読んでいても意味はわかるのですが、少しひっかかるんです。 これは、get nervous about talking のaboutを省略したものでしょうか?  日本語でも、「てにをは」を省くのと同じようなものでしょうか?

または、カンマなしの分詞構文であり、So I won't get nervous, talking in front of people. またはSo I won't get nervous when talking in front of people. に置き換えられるのでしょうか?
Posted by せんごく at 2021年04月02日 18:29
せんごくさんへ
ご無沙汰しております。コメントありがとうございます。お返事遅くなり申し訳ありません。

桜はあちこちできれいに咲き誇っているのに、去年も今年もお花見ができないことは大変残念です。鴨川の桜は本当にきれいですよね。

So I won't get nervous talking in front of people. について。
「〜するのに緊張して、〜するのにびくびくして」であれば、本来は get nervous of/about doing のように of/about が必要になってくるだろうと思うのですが、英英辞典の Macmillan Dictionary では、以下の例が載っていました。

get nervous: I got very nervous waiting for my turn to be called.

これを見ると、get nervous doing という形は普通に使われるようですね。

例えば「〜するのに忙しい」という表現に be busy (in) doing という形がありますが、これも本来は in が必要なところ、実際に使われる時には in が省略された形になることが多いです。
今回の nervous talking も「前置詞がなくても意味がわかるから」のような理由で、前置詞の省略された形が使われているのだろうと思いました。
Posted by Rach at 2021年04月07日 22:55
Rachさん、お忙しいところ、ご返信有り難うございました。

get nervous of/about doing の of/aboutが省略された形なのですね。 仰るとおり、be busy doing は抵抗なしに使用してますよね。 これでスッキリしました。 有り難うございました。

ところで、一昨日のシネマトゥデイに「フレンズ」の再会スペシャルが今週から撮影再開されるという記事が載っていました。 どんなふうになるのか楽しみです。 「フレンズ」は終わったのではなく、まだ生きているんですよね。
Posted by せんごく at 2021年04月08日 19:26
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