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結婚式の前日のリハーサルディナーの席で、何度も「ビング夫妻」という言葉を聞いたチャンドラーは、以前の「コミットメント恐怖症、結婚恐怖症」が出てきてしまいます。
ジョーイの部屋にやってきたロスは、カウンターの上にチャンドラーの置き手紙を発見し、驚きの声を上げます。
ロスが、レイチェルとフィービーに、"Tell Monica I'm sorry." と書かれた手紙を見せた後のシーン。
[Scene: The Hallway, Ross, Phoebe, and Rachel are discussing the note.]
廊下。ロス、フィービー、レイチェルがその手紙について話し合っているところ。
フィービー: Oh, my God! Chandler just left, though? (なんてこと! でも、チャンドラーはただ去ったわけ?)
レイチェル: Yeah but, maybe it's not what we think. Maybe it's "Tell Monica I'm sorry I... drank the last of the milk." (えぇ、でも、多分、私たちが考えるのとは違うわ。多分、それは「モニカにごめんって言って。俺…最後の牛乳飲んじゃった」なのよ。)
フィービー: Or maybe he-he was writing to tell her that-that he's changed his name, y'know? "Tell Monica, I'm Sorry." (または、多分、彼はモニカにこう言うつもりで書いてたのよ。彼は自分の名前を変えた、って。でしょ? 「モニカに言って。僕はソーリーだよ」。)
ロス: I think it means he freaked out and left! (チャンドラーがパニクって去ったってことだと僕は思うよ!)
フィービー: Don't be so negative! Good God! Isn't it possible that "Sorry" is sitting in there (Joey and Rachel's apartment) right now?! (そんなにネガティブにならないでよ! なんてこと! 「ソーリー」がそこに[ジョーイとレイチェルの部屋に]まさに今、座ってるって可能性はないの?)
レイチェル: Okay. Phoebe, I-I think Ross is right. What are we gonna do? (いいわ、フィービー。私はロスが正しいと思う。私たちはどうすればいい?)
ロス: Look-Okay, I'm just gonna- I'm gonna have to go find him and bring him back! Okay? You-you make sure Monica does not find out, okay? (ねぇ、いいかい、僕はただ…僕は彼を見つけて連れて戻らないといけないことになる! いいか? 君らは、モニカが絶対にそのことに気づかないように[絶対にモニカに知られないように]してくれよ。いいね?)
チャンドラーが残した手紙 "Tell Monica I'm sorry." を見て、フレンズたちが話し合っています。
チャンドラーは理由も言わずに、こんなメモだけを残して、ただ去ったわけ?みたいに言うフィービーに対して、レイチェルは、「多分、私たちが思うのとは違う」みたいに答えます。
その後、チャンドラーが書いた、"Tell Monica I'm sorry." っていうのは、多分、こういうことよ、というように、it's ... で言い換えるように説明していますね。
it's 以下は、"Tell Monica I'm sorry I... drank the last of the milk." となっていて、「モニカに、ごめん、って言って」というごめんの内容が、みんなが想像するような、結婚するのが怖くなって俺は逃げ出すんだ、ごめん、ということではなく、「最後のミルクを俺が飲んじゃってごめん」とか、そういう深刻ではない何かを謝っているだけよ、と希望的観測を述べているのですね。
「残ってた最後のミルクを飲んじゃってごめん」とか、そういう軽い謝罪の話で、結婚をやめるとかの深刻な話じゃないわ、と言って、何とか最悪の事態は避けたい気持ちを出しているレイチェル。
その話に続いて、フィービーが、さらにありえない無理な話で、「それは実はこういう意味なんじゃないの?」と話を引っ張ろうとするところが、コメディーっぽいところと言えるでしょう。
he was writing to tell her that... は「チャンドラーはモニカに that 以下のことを言うためにそれを書いていたのよ」という感覚。
その内容は「彼は自分の名前を変えたのよ」で、その後、その説明として、「モニカに言って。俺はソーリーだ」って、と付け加えています。
英語字幕で Sorry のように大文字になっていたことからもわかるように、Sorry というのを人物の名前として扱っているわけですね。
I'm sorry. というのは「ごめんなさい」を表す言葉ですが、チャンドラーはモニカに謝ったわけじゃなくて、I am Sorry. すなわち、これまでは、I'm Chanlder. だったのが、ついさっき改名して、I'm Sorry. になったんだよ、みたいな、かなり無理のある(笑)説明を無理やりしていることになります。
コメディーにしても、あまりにもベタ過ぎるフィービーの解釈に、ロスは「僕はやっぱり、その言葉の意味は、チャンドラーがパニクって、立ち去ったんだと思う」と話を軌道修正しようとします。
それでもまだ食い下がるフィービーが、まぁ、フィービーっぽいと言えばぽい、ですね。
Don't be so negative! は直訳通り、「そんなにネガティブにならないで!」。
どうして何でもかんでも悪い方、悪い方に取るの? もっと前向きに、ポジティブに考えたらどうなのよ?という怒りの言葉になります。
「ネガティブにならないで」というのは日本語でも使う言い回しなので、英語で聞いてもピンと来た方は多かったかもしれませんね。
こういうポジティブな考え方はできないの?みたいに言いたいフィービーが次に言ったことは、「Sorry がそこの隣の部屋に、ちょうど今、座っているって可能性はないわけ?」。
フィービーはまだ、「チャンドラーがソーリーに改名した」説を譲る気がなく、そのネタでまだ頑張ろうとしているわけです。
「まだ、それを言うか?」というしつこさに対する面白さですね。
レイチェルまでもが、ロスに賛成し、「やっぱりロスの言う通りよ。チャンドラーは逃げ出したのよ」と認めます。
どうしたらいい?と言うレイチェルに、ロスは「僕は彼を見つけて連れ戻さないといけないことになるだろうね」と言い、その後、You make sure Monica does not find out, okay? と言います。
この make sure というフレーズは、人に何かを指示する、念押しする時によく使われる便利な表現なので、是非使いこなせるようになりたいところ。
私がこれまで見た他の作品の中では、「24 -TWENTY FOUR-」によく出てきたなぁ、というイメージがあります。
イメージしやすいセリフをいくつか挙げてみると、、、
Make sure he does not die. 「死なない程度に(痛めつけろ)」(いかにも 24 チックなセリフですね)
Make sure nothing can connect you to... 「〜に繋がる証拠はすべて抹消しなさい」
Make sure he has all the resources he needs. 「全面的に支援しろ」
などなど。
Make sure+文、の形で、「文の内容が sure (確か、確実)になるようにしろ」というニュアンスになるわけです。
自然な日本語にしようとすると、文の内容が肯定文の場合は「必ず A が B するようにしろ」、文の内容が否定文の場合は「絶対に A が B しないようにしろ」のようになるでしょうか。
A が B するように、もしくは、A が B しないように、ということを確実に実行しろ、のようなニュアンスなので、「24」のようなドラマのセリフに頻出することになるわけです。
会話をしている相手に対して「お前は〜しろ」「お前は〜するな」と言いたい場合は、命令文、または否定の命令文(Don't 〜)を使えばいいわけですが、「 A が 〜するように(or 〜しないように)」と命じたい場合には、この make sure を使えばいい、ということです。
ということで、上のセリフも、「チャンドラーが逃げ出したことを、絶対にモニカが find out 「気づく、知ってしまう」ことがないようにしてくれよ」と念押ししているニュアンスになるわけですね。
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(小声で…ホントはここが1位になってもいいんですけどねぇ。
やっぱり画像や面白い口調の方が一般受けするのかな。あ、ここだけの話です……)
個人的には、このまま、Rachさんのまじめな姿勢を貫いてくださると嬉しいな。
まだシーズン1をやっているので、この内容についてのコメントはできませんが、応援しています。
Rachさんのお蔭でフレンズが好きになれて、無趣味だった私に趣味ができたんです。感謝しています。
またシーズン1〜2あたりで内容についてのコメントさせてくださいね。
(小声で…ホントはここが1位になってもいいんですけどねぇ。
やっぱり画像や面白い口調が一般受けするのかな。あ、ここだけの話ですから)
このまま、Rachさんのまじめな姿勢を貫いてくださると嬉しいな。
まだシーズン1をやっているので、この内容についてのコメントはできませんが、応援しています。
Rachさんのお蔭でフレンズが好きになれて、無趣味だった私に趣味ができたんです。感謝しています。
またシーズン1〜2あたりで内容についてのコメントさせてくださいね。
(しかも昨日のもダブって投稿してしまって)
みんなの英会話奮闘記ランキングで「1位」ですよっ。
確か今まで2位だったような気がするんですけど、
勘違いだったらスミマセン。
たくさんのコメント、ありがとうございます。
コメントがダブってしまわれたのは、このブログのコメント反映が遅いせいですね。すみません。コメント投稿したのに消えたように見えるため、再度入れて下さる方も多くて… 赤字で「コメント投稿できません」みたいなエラーメッセージが出ない限りは、消えたように見えても多分きちんと投稿できていると思うので、どうかご安心下さい。
それから、ブログランキングの件、まるで自分のことのようにそのように喜んで下さっていること、本当にありがたく嬉しいです! 人気ブログランキングは1位になったことがないのですが、それでもブログ8周年を迎えた今でも、こうして3位などの高い順位でいさせていただけることは、本当に嬉しく、またブログ継続の大きな励みとなっています。
また、「みんなの英会話奮闘記ランキング」もありがとうございます。そうなんです、私も「あれ、1位になってるわ?」と思ってびっくりしていたところでした。最近ずっと、2位またはそれ以下でしたので。それぞれのランキングをきちんと見て下さって、本当にありがとうございます。そのご恩に報いるためにも(笑)、これからも頑張って記事を書き続けますし、また、三原さんが下さったコメントにも全力で!答えさせていただきますね(^^)
これからもよろしくお願いします!
ところで、I'm sorry. と言う言葉は英語習い始めて本当にすぐに出てくる表現ですが、私は30歳過ぎてアメリカに行って初めて、お悔やみの表現でI'm sorry for xxxと言うのか、と知りました。チャンドラーパパのラスベガスのショーでも、Bakersfieldから来た男にパパがI'm sorry? と言って後にすぐ I heard. I'm just sorry.というのがありましたね。今回のチャンドラーのメモにもTell Monica I'm sorry.とあり、それをえーとミルク飲んじゃってー、とか ソーリーに名前変えたんだよきっと、とかありましたが、本当にこの表現は多様ですね。「ごめんなさい」「ちょっとすみません」「なんですって?」「お気の毒です」「残念です」とかとか。言わずもがなとは思いますがちょっと思いついたのでコメントさせてもらいました。
おまけに申し上げると、Tell Monica I'm sorry.」をめぐるこの場面の一連の会話って日本語の会話感覚と本当に同じだな、という気もしました。人に言わせないで自分で言えばよいのに、ごめんってきっとミルク飲んじゃったから・・・、僕はごめん君になったんだ・・、とか。そんな気がしました。当たり前か。I'm sorry! m(__)m
いつもお世話になっております。
コメントありがとうございます。
シーズンのクライマックスは、特に企画と脚本の展開が面白いですよね。次のシーズンへ期待を膨らませるために、そうあっさりとは終わらせないぞ、的なスタッフの意気込みを感じます。
パパとママが、"Aren't you a little ... to" "Don't you have a little too much ... to" と言い合うところなんか、ほんとに笑ってしまいますよね。ママであるノーラの登場は久しぶりでしたが、負けずに言い返しているのを見て、さすがはノーラ!と嬉しくなってしまいました^^
お悔みでは、I'm sorry for your loss. などと言いますよね。私は実際にその言葉を使ったことはないのですが、日本人は、「ごめんなさい= I'm sorry. 」という先入観が強いため、相手への同情・共感を示す I'm sorry. には戸惑う人も依然多いだろうと思います。
たくさんの例を挙げて下さったように、I'm sorry. を日本語に訳すと、いろんな言葉になりますね。フレンズを見ていると、恋人と別れた、とか、オーディションや面接に落ちた、などの後、「お気の毒に。残念ね。同情するわ」的なニュアンスで使われることが特に多いように思います。こういう感覚を身につけられるのが、ドラマで学ぶ効果なのでしょうね。
解説では飛ばしてしまいましたが、Tell her yourself! も面白いですね。いちいち書かずに直接言えばいいじゃん、、って、これ見て思うのはそれ?!みたいなボケ方が実にフィービーっぽいですよね。アイム・ソーリーというのは日本人も広く知っている英語なので、「俺はソーリーだ」と無理矢理解釈した、という話もわかりやすくていいですね。
こちらこそ、いつもきちんと読んでいただき感謝です。これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします!