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ジョーイの共演者の俳優キャッシュとデートに出掛けたレイチェル。
ロスは、ジョーイとレイチェルの家にとどまり、彼女の帰りを待つつもりのようです。
ロス: I just... I have to find out how it went. (僕はただ…それがどうなったかを見届ける必要があるんだよ。)
ジョーイ: Why? (どうして?)
ロス: This guy could be my baby's stepfather! (この男(キャッシュ)は僕の子供の義理の父親になる可能性があるんだぞ!)
ジョーイ: They go on one date and you're worried about them getting married?! He's not you! (二人が一度デートに行って、お前は二人が結婚するのを心配してるのか?! キャッシュはお前じゃないんだぞ!)
ロス: I just-I-I can't believe she's-she's dating?! (僕はただ、信じられないんだよ、彼女がデートしてるなんて!)
ジョーイ: Well Ross, what did you think she was gonna do? (なぁ、ロス、彼女はどうすると、お前は思ってたんだ?)
ロス: I don't know! I guess I just can't believe any of this is happening. (わからないよ! ただこんなことはどれも、起こるのが信じられないんだ。)
ジョーイ: What do you mean? (どういう意味?)
ロス: It's just I always thought when I had another kid, it would be different. Now I-I love Ben. But every time I have to drop him off at Carol and Susan's, it's like-It breaks my heart a little. I mean I've always had this picture of me and my next wife in bed on Sunday and, my kid comes running in and leaps up onto the bed. And we all read the paper together. Y'know? Maybe fight over the science section. (ただこういうことなんだよ、僕はいつも思ってたんだ、もう一人子供ができたら、(状況は)違ったものになるだろう、って。僕はベンを愛してるよ。でもキャロルとスーザンの家に彼を置いていかないといかない時は毎回、心が少し傷む、って感じなんだよ。日曜日に僕と次の妻がベッドにいるイメージを僕はずっと想像してきたんだ。そして、僕の子供が駆け寄ってきて、ベッドに跳び乗るんだ。そして僕たちはみんなで新聞を一緒に読むんだよ。多分、科学面を取り合いしてね。)
ジョーイ: That's a nice picture. Maybe you can still have that! (それはいい光景じゃないか。多分お前はまだその想像ができるだろ。)
ロス: No! No, I can't. I mean Rachel's out with some guy. My baby went with her. If anything, that picture keeps moving further away. (いや、できないよ。レイチェルはどっかの男と出掛けて行った。僕の赤ちゃんもレイチェルと一緒に出掛けた。むしろ、その光景はどんどん遠くに離れて去って行っちゃうよ。)
I have to find out how it went. を直訳すると、「それがどのように go したかを知らなければならない」というところでしょう。
it というのは、レイチェルとキャッシュのデート(の状況)を指していて、過去形の went が使われていることから、二人のデートがどんな風に進んだか、どうなったかという「結果」を僕は知らないといけない、だからデートが終わってレイチェルが自宅に帰ってくるまで、僕はここで待ってる、と言っていることになります。
理由を尋ねるジョーイに、ロスは、This guy could be my baby's stepfather! と叫んでいますね。
could というのは「可能性」ですね。
stepfather というのは「義理の父、継父」のことで、レイチェルがロスの子供を今みごもっていることから、デート相手のキャッシュが、僕(ロス)の子供の義理の父親になるかもしれない、と言っていることになります。
They go on one date and you're worried about them getting married?! は、「彼ら(レイチェルとキャッシュの二人)がデートに行って、それでお前は二人が結婚するのを心配してるのか?」ということですね。
まだ、1回デートしただけなのに、結婚して自分の子供の父親になるかもしれないと心配するなんて、気が早いだろ、と言いたいわけです。
その後の、He's not you! というのがフレンズっぽくていいですね。
「彼(キャッシュ)はお前じゃない」というのは、誰も彼もが、お前みたいなやつばっかりじゃない、ということで、「デートしたら結婚を意識する」ような、ロスのような人間ばかりじゃないんだよ、と言っていることになります。
ロスは「バツ3」であることから、フレンズたちからは「結婚好き、結婚マニア」(笑)のようにからかわれ、それがフレンズにおける「ロスいじり」のお約束のようになっています。
ここでも、「デート、即、結婚、って、そんなこと考えるのは、ロス、お前だけだぞ」とツッコミを入れられた感じですね。
レイチェルがデートしてるなんて信じられない!と言うロスに、ジョーイは「(デートしてるのが信じられないって言うのなら)じゃあ、レイチェルはどうするとお前は考えてたんだ」みたいに問うています。
ジョーイにしてみれば、「レイチェルが、今、デートしてることは何も不思議なことじゃない。お前はレイチェルがデートすることなんかないって思ってたわけか?」という気持ちなのですね。
レイチェルがロスの子供を妊娠中だからと言っても、二人は結婚する意志がないことをお互い確認し合ったんだから、片方がデートしようが何しようが構わないはず、「結婚しないけど、他のやつとデートもしない」ってお前は考えてたのかよ、みたいに言っていることになるでしょう。
ロスはパニクった様子で、わからないよ、と言っています。
レイチェルはこうするはず、とか思っていたわけじゃないけど、今、起こっている出来事は、どれも想定外のことばかりなんだ、みたいな感じです。
それってどういう意味?とジョーイに聞かれたロスは、詳しいことを話し始めます。
It's just I always thought when I had another kid, it would be different. について。
It's just... というのは「ただ(…以下)なだけなんだ」という感覚。
I always 以下は、「僕はいつも思ってたんだ。僕にもう一人子供ができたら、(状況は)違っていただろう、って」ということ。
そして、ベンという一人息子がいる今の状況を説明します。
drop off は「(人を)(乗り物から)降ろす、(物を)置いていく」という感覚で、ここでは「キャロルとスーザンの家に彼を置いていく、残していく」というニュアンスですね。
息子のベンを愛してるけど、毎回、(ベンを育てている)キャロルとスーザンのところに預けなきゃいけないんだ、ずっと一緒にいられないんだ、ということです。
そのことで心が少し傷む、とも言っています。
I've always had this picture of... は「僕はこれまでいつも、あるイメージを(頭の中に)いだいてた」みたいなこと。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
picture : IDEA IN YOUR MIND
an idea or image in your mind of what something or someone is like
つまり、「何か、または誰かがどんな感じであるかという、心の中の考え、またはイメージ」。
まさに語義通りの、「こんな感じだろう、というイメージ」ということですね。
その映像というのは、日曜日に僕と僕の妻がベッドにいて、僕の子供が走ってきて、ベッドに飛び乗る姿なんだ、と説明しています。
leap up onto the bed という表現では、leap up 「ピョンと跳び上がる」、onto the bed 「ベッドの上に」という前置詞の使い方が、その動きをリアルに説明している気がしますね。
onto は on 「〜の上に」と to 「〜の方向に」が合わさった前置詞ですから、「ベッドの方に向かってジャンプして、ベッドの上に乗る」という、方向と接触の両方の感覚が良く出ていると思いました。
そして、僕らはみんなで the paper、つまり新聞を、一緒に読むんだ、とも言っています。
fight over は「〜のことで・〜をめぐって(言い)争う」、science section は「(新聞の)科学欄、科学面」。
ですから、僕と妻と子供の3人で、新聞の科学面を「僕が先に読む!」みたいに取り合いしている姿をロスは想像していることになります。
科学者(古生物学者)であることをいつも誇りにしているロスなので、全員が科学好きな家庭の情景を想像しているわけですね。
ジョーイ的には、「科学面? スポーツ面じゃなくて?」と言いたいところだったでしょうが(笑)、そんなささいなことにツッコミは入れず、素直に「それって、いい映像・風景だよ」と言います。
Maybe you can still have that! は、「多分、ロスはそれをまだ持つことができる」ですから、「ずっとこんな風に思ってた」と表現したロスに、「これからもそんな家庭を持つ想像を持ち続けたらいいじゃないか」と言っていることになります。
「まだできるよ」と言われたロスは、「いや、できない」と否定しています。
some guy は「ある男」のように「ボカした」表現ですね。
もちろん、男性の名前はキャッシュだとわかっているわけですが、ロスにしてみれば、それがキャッシュだろうが誰だろうが名前なんて関係ない、とにかく「どっかの男」と出掛けた、ということが納得できないわけですね。
ロスの子供がレイチェルのお腹にいるということで、「僕の赤ちゃんもレイチェルと一緒に出掛けた」と表現しています。
if anything は「どちらかと言えば、むしろ」。
直訳すると、「何かあるとすれば、(さらに)何か言うとすれば」という感じですね。
LAAD では、
if anything : used when adding a remark that changes what you have just said or makes it stronger
例) It was warm in L.A. If anything it was a little too warm.
つまり、「自分がたった今言ったことを変える、またはそれをより強める発言を加える時に使われる」。
例文は、「LA は暖かかった。むしろ、ちょっと暖かすぎるくらいだった」。
that picture keeps moving further away の keep moving は「move し続ける」。
move further away の further は、副詞 far 「遠くへ」の比較級ですね。
far away は「遠く離れたところへ」という感覚。
move far away 「遠く離れたところへ移動する・動く」を比較級の形にしたことになるので、「より遠く離れたところへ移動する」と言っていることになります。
家族で科学面を取り合うような、一家団欒の映像を頭にずっと描いていたけれど、レイチェルも自分の子供も、他の男と出掛けてしまった、、そんな状況では、そのイメージは、どんどん遠くなってしまうばかりだよ、と嘆いているわけですね。
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フレンズって、なかなか面白そうな洋画ですねぇ。
セリフがなかなかコミカルだなって思いました。
ぜひ私も見てみたいです。
またきますね。
フレンズが面白そうと思っていただけて良かったです。
コメントありがとうございました。