2014年03月03日

彼女はお前にとって無意味だと言うのか? フレンズ8-8その3

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は2位、「にほんブログ村」は8位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


レイチェルは自分のパパ(ドクター・グリーン)に妊娠したことを話します。おじいちゃんになる、と言われて喜んでいたパパでしたが、父親であるロスと結婚しないと知って大激怒。
子供ができたと知ってロスは結婚するつもりだったけれど、レイチェルが「愛していないのに結婚するのはおかしい」と言って結婚を拒んだ、、というのが事実だったのですが、パパをこれ以上怒らせたくないレイチェルは、結婚を拒んだのはロスであるかのように嘘の説明をしてしまいました。
そのしばらく後のシーン。ロスが現在の恋人モナと部屋でいちゃついている時に、ノックの音がしてドアを開けると、そこにレイチェルのパパが立っていて、、、
レイチェルのパパ(ドクター・グリーン): You think you can knock up my daughter and then not marry her?! I'm gonna kill you!! (私の娘をはらませておいて、それで結婚しないなんてできると思ってるのか! お前を殺してやる!)
ロス: Y'know this is actually not a great time for me. (あの、今は僕にとって良いタイミングでは全くないんですけど。)
Commercial Break
CMブレイク
[Scene: Ross's Apartment, continued from earlier.]
ロスのアパートメント。少し前からの続き。
レイチェルのパパ: So? Come on! Explain yourself, Geller! First you get my Rachel pregnant! (それで? おい! 説明しろ、ゲラー! まず、お前が私のレイチェルを妊娠させて!)
モナ: You got Rachel pregnant?! (あなたはレイチェルを妊娠させたの?)
ロス: Who did?! (誰が(妊娠)させたんですか?)
レイチェルのパパ: You did! (お前だ!)
ロス: Yes. Yes, yes, I did. (To Mona) But-but it was, it was just a one-night thing. It meant nothing. (そうです、そうです、そうです、僕です。[モナに] でも、それはただの一夜の出来事(一晩きりのこと)だったんだ。意味なんて何もなかったんだ。)
レイチェルのパパ: Oh? Really? That's what my daughter means to you? Nothing? (おぉ? そうかい? それがお前にとっての私の娘の意味か? 意味がない?)
ロス: No! No, sir, umm, she means a lot to me. I mean, I care-I-I love Rachel. (いいえ! いいえ、違います。彼女は僕にとってすごく意味があります(大事な人です)。つまり、僕は彼女を気にかけてます…僕はレイチェルを愛してます。)
モナ: What?! (何ですって?)

モナといちゃついているところに、レイチェルのパパが怒鳴り込んできます。
knock up は、過去記事、どうやって仕事をやりくりするつもり? フレンズ8-1その3 の以下のセリフに出てきました。
レイチェル: Uh-hmm. I'm just thinking about Phoebe, poor, knocked-up Phoebe. (えぇ。私はただ、フィービーのことを、かわいそうな、はらまされたフィービーのことを考えてただけよ。)
これは、「妊娠したのはフィービーだ」と思い込んでいたモニカに対して言ったセリフでしたね。
その記事でも説明しましたが、knock up は「妊娠させる、はらませる」というニュアンスになります。
まさに日本語の「はらませる」という感じのネガティブな言い方ですが、娘を妊娠させられたパパが、妊娠させた男に怒鳴るセリフに使われるのが、knock up の典型例と言えそうですね。

あまりの剣幕に唖然としたロスは、「(恋人モナがいるこの状況は)タイミングが悪いんですけど、、」みたいに小さな声で言うのが精一杯。
そこで暗転し、CMブレイク後に、その修羅場の続き(笑)が始まります。

explain は「説明する」で、explain oneself は「自分が言おうとしていることをはっきり言う。弁明する」という感覚。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
explain yourself
a) to tell someone who is angry or upset with you the reasons why you did something
例) I think you'd better explain yourself.
b) to say clearly what you mean
例) I'm sorry. I guess I didn't explain myself very well.

つまり、a) は、「自分に対して怒っている、いらいらしている人に、自分がなぜそれをしたかの理由を説明すること」。例文は、「君はどうして自分が相手を怒らせるようなことをしたかの理由を説明した方がいいと思うよ」。
b) は、「自分の意図することをはっきりと言う」。例文は、「ごめんなさい。私の意図をうまく説明できてなかったと思う」。

今回の場合は、レイチェルのパパが怒っているという、まさに、angry or upset の状態なので、「どうしてこんなことをしたのか、こんなことになったのか、ちゃんと説明しろ」というニュアンスである、a) の語義が近いですね。
get my Rachel pregnant は「私のレイチェルを妊娠させる」ということですが、my Rachel 「私のレイチェル」という表現が、「うちの娘を妊娠させて」という感じのパパっぽい発言になっていると言えるでしょう。
それを聞いたモナは、その事実を知らなかったため、驚いた様子で「あなたはレイチェルを妊娠させたの?」と叫んでいますが、その後の、「え、誰が?」「お前だ!」「そうです、僕です」という、畳みかけるようなセリフがフレンズっぽくて面白いですね。

今回のこのエピソードは、オープニング・クレジットで、Directed by David Schwimmer と出ていたことからもわかるように、ロスを演じている俳優さん、デヴィッド・シュワイマー(正しい発音は、シュウィマーだそうです)が、このエピソードの監督(Director)をしています。
IMDb (Internet Movie Database)で調べたところ、フレンズでは、10エピソードほど監督しているようです。(こんな風に出演者の一人が監督をする、というのは連続ドラマでは時々ありますね。私の好きな新スタートレックでも、いろんな人が監督をやっていました^^)
今日の記事で取り上げたやりとりは、「いかにもロスっぽい」セリフと態度がとても面白く、ロスというキャラを長年演じてきて、ロスという人を誰よりもわかっているデヴィッドが監督、というのも頷ける気がしました。

「妊娠させたのは僕です」とパパに対して認めたロスですが、その後、モナの方を向いて、「一晩きりのことだったんだ、意味なんてない」と言っています。
いい感じで仲が進展している現在の恋人モナに対して、そうやって言い訳しているわけですが、レイチェルのパパに聞こえるところでそんなことを言ったため、パパをますます激怒させることになります。

That's what my daughter means to you? Nothing? という言い方が、実に英語っぽい言い回しですね。
過去記事、クリスマスってそういうものでしょ フレンズ6-10その1 で、「スヌーピーのメリークリスマス」の中のセリフ、"That's what Christmas is all about." をご紹介しましたが、That's what... という構造が今回のセリフと同じだということです。
that というのは、直前のロスの発言 It meant nothing. の、特に nothing の部分を指します。
my daughter means *** to you の *** が、what として前に来た形になっていて、「それ(nothing という言葉)が、私の娘がお前にとって意味することなのか? Nothing という言葉が?」というニュアンスになるでしょう。
先に that 「それ」と言っておいて、後から、「お前は nothing と言ったよな?」と念押ししながら非難するような感じですね。
「今、お前は nothing という言葉を使ったな? お前にとって私の娘は means nothing 、意味がないものだと言うんだな?」と、直前の発言を怒っているわけです。

パパにそんな風に怒られると、今度はパパの方を向いて、弁解を始めるロス。
相手が年長者なので、No, sir のように「目下から目上に対して使う呼び掛け語である sir 」を使っているところにも軽く注目しておきましょう。
mean a lot to me は、mean nothing to me と全く反対の言葉ですね。
「僕にとって多くの意味がある」ということで、「僕にとって重要です、意味のある人です、大切な人です」と言っていることになります。
I care と言いかけて、I love Rachel. と言い直しますが、care はまず、「気にかける」という動詞ですね。
care about になると「〜を気にかける、大事に思う、好意を持つ」という意味になります。
多分、ロスは「レイチェルが僕にとって意味がない、だなんてとんでもない。彼女は僕にとってものすごく意味があって、僕は彼女のことを気にかけています」とでも、まずは言おうとしたのでしょう。
ですが、えらい剣幕で怒っているパパの怒りを鎮めるには、care (about) くらいではダメだと思って、それで、love という言葉に言い換えたのでしょうね。
ロスはパパに対してはっきりと、I love Rachel. 「僕はレイチェルを愛してます」と言うことになります。

しかし! その発言はまた、すぐ後ろにいるモナに聞かれることとなり(自分が今、どういう状況でしゃべっているのか早く気づけよ、というところですが^^)、モナが「何ですって?」と言うので、今度はまた、モナに対しての弁解やら言い訳やらが始まる、、という泥沼状態(笑)。
この後も、パパに対してはパパへの顔、モナに対してはモナへの顔、と表情や口調を見事に使い分けるシーンが続くのですが、続きは次回といたします(^^)


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 17:03| Comment(0) | フレンズ シーズン8 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。