2014年03月05日

be in love withとloveの違い フレンズ8-8その4

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前回の続きです。レイチェルの妊娠を知ったレイチェルのパパは、父親がロスだと知って、ロスの家に怒鳴り込んできます。
現在の恋人モナと一緒にいたロスは、モナの手前、「レイチェルとは一晩のことで意味なんかなかったんだ」と言い、それを聞いたレイチェルのパパは、「レイチェルはお前にとって無意味だと言うのか?」とさらに激怒。
ロスは「レイチェルは僕にとって大いに意味があります(大切な人です)」と言った後、I love Rachel. と言ったため、今度はモナが What?! と大声を上げることになった、、という泥沼の続き(笑)。
ロス: (to Mona) Oh, but not that way. I mean... I mean I'm not in love with her. I love her like a, like a friend. ([モナに] あぁ、でも、そんな風にじゃないよ。つまり、僕は彼女に恋してるんじゃない。僕は彼女を友達のように[友達として]愛してるんだ。)
レイチェルのパパ: Oh really? That's how you treat a friend? You get her in trouble and then refuse to marry her? (あぁ、そうなのか? お前はそんな風に友達を扱うのか? 彼女をトラブルに陥らせて、それから結婚するのを拒むのか?)
ロス: (to Dr. Green) Hey! I offered to marry her! ([レイチェルのパパに] ちょっと! 僕は彼女に結婚を申し出ました[申し込みました]よ!)
モナ: Wh.... (なに…?)
ロス: (To Mona) But I didn't want to. ([モナに] でも僕はそうしたくはなかったんだ。)
レイチェルのパパ: Well, why not? So you can spend your time with this tramp?! (ほう、どうしてしたくなかったんだ? この浮気女(誰とでも寝るような女)と時間を過ごせるようにか?)
モナ: Tramp?! (浮気女ですって?)
ロス: I'm sorry. Dr. Green, Mona. Mona, Dr. Green. (すみません。ドクター・グリーン、(こちらが)モナです。モナ、(こちらが)ドクター・グリーンだ。)

現在の恋人モナの前で、I love Rachel. と爆弾発言をしてしまったロスは、悪びれた様子もなく(笑)、but not that way 「でもそんな風じゃないんだ」とちょっと冗談っぽい感じでモナに笑いながら説明しています。
次の I'm not in love with her. I love her like a friend. という表現が、love という言葉のニュアンスを理解するのに興味深い事例と言えそうな気がします。
ロスの言い分によると、レイチェルのパパに対して、I love Rachel. と確かに僕は言ったけど、それは、I'm in love with her. ってことじゃなくて、I love her like a friend. ってことなんだ、みたいなことですね。
be not in love with 、つまり、be in love with という状態ではないけれど、love ... like a friend 、つまり、「友達のように愛してる」ってことだと言っているわけです。
この表現を見ると、be in love with と言ってしてしまうと、それはまさに「ロマンティックな恋愛の意味で愛している」という意味になってしまうけれど、love somebody と単に love を動詞として使った場合には、まだ(かなり無理があるとは言え^^)、「友達みたいに、友達として愛してるんだよ」と言い訳することも可能だ、と考えることができますね。

恋愛っぽい関係にある二人の間で、I love you. と言ってしまうと、それはやはり「(ロマンティックな意味で)愛している」という意味にズバリなってしまい、決定的なセリフとなりますが、恋愛とは別のエリアで、I love (somebody) みたいに言った場合には、友達として愛しているという意味でも理解されることは可能だ、ということです。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) で、名詞 love の項目を見てみると、
love :
1. FOR FAMILY/FRIENDS
a strong feeling of caring about someone, especially a member of your family or a close friend
例) a mother's love for her child
2. ROMANTIC
a strong feeling of liking and caring about someone, especially combined with sexual attraction.
例1) He was in love with Mary.
例2) We fell in love on our first date.

つまり、1. は「家族、友達に対して。誰か、特に家族の一員や親友を大切に思う強い感情」。例文は、「子供への母の愛」。
2. は「ロマンティックな(恋愛の)。特に性的に惹かれることと結びついた、誰かを好きである、または大切に思うという強い感情」。例文1 は、「彼はメアリーに恋していた」。例文2 は、「私たちは最初のデートで恋に落ちた」。

上の例文を見ても、be in love with, fall in love という表現は、romantic な方、いわゆる「恋愛感情」の場合に使われることがよくわかりますね。
ですからロスは「 love という言葉を使ったけれど、それは男女の恋愛感情じゃない」と言うために、be in love with ではないと否定したわけです。
もしロスがレイチェルのパパに、I'm in love with Rachel. と言ってしまったとすると、それは「レイチェルに恋してます、レイチェルに惚れてます、レイチェルを(女性として)愛してます」と言ったことになってしまい、その後の言い訳は困難だったでしょう。
be in love with を使ってしまっていたら、I'm in love with her like a friend (/as a friend). 「友達みたいに彼女に恋してます」みたいな言い訳は無理だった、、ということですね^^

モナに言った言い訳の「レイチェルを愛してると言っても、友達として愛してるってことだ」という言葉に、またパパは噛みついています。
That's how you treat a friend? は、「それが、お前が友達を扱うやり方なのか? そんな風にお前は友達を扱うのか?」みたいな感じ。
that と表現したことを、その後、You get her in trouble and then refuse to marry her? と文章で表現しています。
「彼女をトラブルに陥らせて、(そうした上で)その後、結婚を拒む?」ということで、お前は友達をそうやって扱うんだな、という「そうやって」の内容を、パパが具体的に述べたことになります。
この言い回しのパターンは、前回の記事に出てきたパパのセリフ、That's what my daughter means to you? Nothing? とよく似ていますね。
「それが〜なのか? …っていうのが?!」みたいに、That's what/how SV. と先に言っておいてから、その that の内容を「つまりはこういうことか?」と念押しで確認するように続ける、というパターンになります。

refuse to marry her という言葉にカチンと来たロスは、かなり真剣に怒った顔で、声を荒げて、聞き捨てならないというように、「ちょっと! 僕はレイチェルに結婚を申し出ましたよ!」と言っています。
今、付き合っているはずの男性が、他人にプロポーズしたと知ったモナは、Wh-- という感じで絶句してしまいます。
そこでまた、ロスはモナをなだめる顔に戻って、「確かに申し出たけれど、そうしたくはなかったんだ。したくてそうしたんじゃないんだ」みたいに説明します。
「結婚は申し出たけれど、別にそれを心から望んだわけじゃなかった」みたいに言ったロスに、またパパは激怒し(笑)、「何で望まなかったんだ? 自分の時間をこの tramp と過ごすことができるようにか?」みたいに言います。
それを聞いたモナが、Tramp?! と大声を上げたことからも、もし tramp という単語の意味を知らなかったとしても、この tramp という表現が、かなり失礼でひどい表現だったことは想像できますね。

tramp は「浮浪者、放浪者」という意味があり、また俗語で「売春婦、浮気女」という意味もあります。
Macmillan Dictionary では、
tramp : (mainly American, offensive) a woman who likes to attract men and have sexual relations with them
つまり、「(主に米語。侮辱的) 男性を魅惑して、彼らと性的関係を持つのを好む女性」。
(ちなみに、アカデミックな辞書である LAAD には、tramp は「浮浪者」という意味では載っていましたが、「売春婦」という意味は載っていませんでした)

レイチェルのパパは、「誰とでも寝るような女」みたいな意味で、目の前のモナのことを tramp と呼んだので、モナもその侮辱的な言葉に対して怒ったわけですね。
その後、ロスは、ドクター・グリーンとモナをお互いに紹介していますが、パパがモナを「トランプ」を呼んだことで、「いや、この人の名前はモナ、、、あ、そう言えば、モナの名前も紹介しないままだった、、、」ということに今さら気づいたらしいことがわかる、というオチだということです。

今回のシーンは、、片方に対して言い訳すると、それを聞いたもう一方が怒る、というパターンがくどいくらい延々続く、というものでしたが、パパの方、モナの方と、あっち向いたりこっち向いたりしながら、それぞれに対しての顔と態度を使い分ける様子が、ロスの真骨頂だったと思います。
ロスのセリフを聞いていると、かなり不誠実な発言が多いのですが(笑)、それでもなぜか笑ってしまうのは、そういうロスのキャラがしっかり立っているから、なのでしょうね。


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posted by Rach at 15:41| Comment(0) | フレンズ シーズン8 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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