ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。


デートした相手の女性ヘイリーとは前にもデートし、寝たこともあると思い出したジョーイでしたが、ヘイリーは全くジョーイのことを覚えている様子がありません。
そのことで怒っていたジョーイでしたが、「お互い忘れていたんだから、二人は似た者同士でお似合いよ」などとフレンズ女性陣たちに言われ、またデートすることにしました。
その2回目のデートを終え、ヘイリーの家に二人で戻ってきた後、会話しているシーン。
ヘイリー: So it was really a shock after 25 years of marriage, my parents, a perfect couple, getting divorced. I kinda took it the hardest cause I was the youngest. (それで、本当にショックだったのよ、25年の結婚の後、私の両親が、パーフェクトな夫婦だったのに、その両親が離婚してしまったことはね。私が一番そのことをつらく受け止めたの、だって私は一番年下だったから。)
ジョーイ: Uh huh, sure, yeah. How can you not remember me? (ふーん、そうだね。そうだよ。どうして君は俺のことを覚えてないんだ?)
ヘイリー: What? (何?)
ジョーイ: How could you not remember that we slept together? (どうして俺たちが寝たことを君は覚えてないんだ?)
ヘイリー: What! When? (何ですって? いつ?)
ジョーイ: I dunno! (知らないよ!)
ヘイリー: I really, really think I would remember sleeping with you. (私はほんとにほんとにこう思うわ、(もしあなたと寝ていたら)私はあなたと寝たことを覚えているでしょうね、って。)
ヘイリーのセリフは、So it was really a shock... で始まっています。
それまでに何かしらの会話があって、会話の途中から、このシーンが始まっている感覚ですね。
「それですごくショックだったのよ」みたいに言っていることから、その後、何がショックであったかの内容の説明があるだろうことが想像できますので、それを待ち構える感じで聞けると良いでしょう。
その内容を前から順番にイメージしていくと、
25年の結婚の後、私の両親、完璧な夫婦、(が)離婚したこと、のようになるでしょうか。
my parents, a perfect couple は、カンマで区切った同格のニュアンスですね。
「私の両親、っていうのは、完璧な夫婦だったんだけどね」という感覚です。
I kinda took it the hardest は、take it hard 「(それを)ハードに受ける・受け止める」ということですから、「つらく受け止める、ショックを受ける」という感じになるでしょう。
人が何かの物事を受け止める場合には、このように take が使われますね。
take it seriously なら「真剣に受け止める、真に受ける、本気にする」になります。
ヘイリーはその文章の前半と後半で最上級を使っています。
「私はそれ(25年間連れ添った後での両親の離婚)を最もつらく受け止めた、なぜなら私が一番若かったから」ということなので、「私は末っ子だったから、両親の離婚が一番私には堪えた(こたえた)わ」と言っていることになります。
そんな風に自分の身の上話をしているヘイリーですが、その話を聞いているジョーイは「この女は俺と寝たことを忘れてる」ということに対してまだ怒りが収まらないようで、ヘイリーの話はそっちのけで、「忘れていること」を話題に出します。
How can you not remember me? を直訳すると、「どのようにして俺のことを覚えていないことが可能なんだ?」というところでしょうか。
ジョーイはその次のセリフでも、How could you not remember that we slept together? のように、How could/can の形を使っていますね。
How can/could の形を使うことで、「どうして〜なんてことが可能なわけ?」というニュアンスが出て、「俺のことを、俺と寝たことを忘れるなんてありうるの? 俺には理解できないよ」みたいに言っている感覚になるでしょう。
「何で俺のことを覚えてないの? 何で俺たちが寝たことを覚えてないの?」と矢継ぎ早に言われたヘイリーは驚いた様子で、「何ですって? いつのことよ?」みたいに問い返すのですが、怒っているジョーイが I dunno! (= I don't know!) と言っているのも面白いですね。
「何で忘れてるんだよ!」とか怒っておきながら、自分だっていつのことか覚えてないじゃん、みたいな面白さになるでしょう。
I really, really think I would remember sleeping with you. について。
このセリフは、would が大きなポイントですね。
その would のニュアンスを理解するために、would がない文章をまずは考えてみましょう。
would なしの文章だと、
I really, really think I remember sleeping with you.
となり、その場合は、「私は本当に本当に思う、私はあなたと寝たことを覚えていると」のようになるでしょう。
自然な日本語にすると、「私はあなたと寝たことを覚えていると確かに思うわ」みたいな感じでしょうか。
これが、remembered のように過去形になっている場合も同時に考えてみると、「私はあなたと寝たことを覚えていたと確かに思う」になりますが、would なしの remember でも、remembered の場合でも、話の流れとして、「あなたと寝たことを覚えている」という内容はおかしいですよね。
今回のこのセリフの would は「もし私が(本当に)あなたと寝ていたとしたら(寝たことがあったら)私は間違いなくそのこと(あなたと寝たこと)を覚えていたでしょう(ね)」というニュアンスになります。
つまり、この would には「仮定の推量(もし〜なら…するだろう)」という感覚が入っているということですね。
ジョーイが「俺と君は以前に寝たことがある」ということを大前提にして話しているので、If we had slept together 「もし私たちが(過去に)寝ていたとしたら」という仮定のニュアンスを込めて、I would remember 「(もしそうなら)覚えているでしょうね」と語っていることになります。
ネイティブがさらっと挿入する would などの助動詞は、日本人にとっては非常にニュアンスの掴みにくい部分ですが、「この would よくわからないな、、」とか思って、その would をなかったものにして、取り除いた文章で訳そうとすると、「あなたと寝たことを覚えていると思う」という正反対の意味になってしまうこともある、ということです。
ヘイリーは「もし寝たなら覚えているはず」と言っているので、それはつまり、「私が覚えてないってことは、あなたとは寝ていないはずよ」という内容を言っていることになるわけですね。
ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。


とても楽しく活用させていただいてます!!もともと“フレンズ”にハマったきっかけは“グリー”の“レイチェル”が“自身の名前は“フレンズ”のレイチェルから来たの”って自慢気に語ってたのが何か気にかかってWikipediaを見たのが始まりでした。
ハマったのと同時に英語勉強のためBDを買ったのはよかったんですが・・・
結構サボってました。が、このサイトに行き着いてからは今まで吹き替えで見てたのも少しずつ我慢して(笑)勉強してます!(*^^*)
けど、今ではそれにも慣れ、私事の用事もすませられたら直ぐに最初からすべて字幕で流して見てみたいと思います!!その時にはこんなに丁寧な英語解説もしっかり熟読して勉強したい!!と思ってます!!(>_<)
また、お邪魔させてくださいませ!!
ちなみにフレンズの六人とも全員好きなので全員とお友だちになりたいです(*^^*)で、モニカとチャンドラー、ロスとレイチェル、チャンドラーとジョーイ全員の関係が大好きです!!
このサイトを拝見してからますます、大好きになりました!!ありがとうございます!!
初めまして。コメントありがとうございます。
拙ブログを「楽しく活用」して下さっているとのこと、大変光栄で嬉しいです。
「グリー」は人気ドラマですよね。残念ながら私は見たことなかったのですが、「グリー」のレイチェルの名前は「フレンズ」のレイチェルから来たものだったのですか! 今、私も調べてみたところ、確かに Rachel Berry の Wikipedia にも、
Her fathers named her after Rachel Green from Friends.
という説明が載っていました。
今さらながら思い出したのですが、年末の紅白で、Idina Menzel さんが Let it go を歌唱された後のネットの話題を見ていたら、「イディナ・メンゼルさんってグリーに出演してたよね」繋がりで、「レイチェル」という名前も見て、「へぇ〜、グリーにもレイチェルって名前の子がいるんだ、、」とか思っておりました。それが「フレンズ」のレイチェルから来た名前だったとは、、いいこと教えていただき、ありがとうございます(^^)
BD のようなセットを買ってしまうと、何だか安心してしまって(笑)、そのうちまたやろう、、みたいになってしまいがちですよね。私のこの解説が、少しでもフレンズ英語学習のお役に立てれば、本当に嬉しく思います。何か疑問点などございましたら、どうかお気軽にご質問下さいね♪
フレンズのキャラクターは、みんな愛らしいですよね。男女カップルだけではなく、「チャンドラーとジョーイの関係」も、本当に微笑ましいです。キャラがしっかり立っていて、さすがは長年続いたドラマだなぁ、と思います。
「フレンズ」は脚本やセリフがよく練られたドラマで、見ていて本当に楽しいですよね。「このサイトを拝見してからますます」と言っていただけたのを励みに、フレンズの楽しさと面白さをもっと伝えられるよう、これからも頑張りたいと思います。
温かいコメント、ありがとうございました!(^^)
もう、無茶苦茶嬉しかったです☆
あと、管理人様の英語を小出しに使うのが本当にcoolなので使わせていたたぎます!!
グリーのプロデューサーの方はたぶん“フレンズ”の大ファンではないかと睨んでます(笑)
ドラマの中で“グリー”のレイチェルがユダヤ系のために仲間から“ちっちゃいデビットシュワイマー(ロスの中の方)”って渾名にされてましたから(笑)
あと、クインっていうチアリーリング所属でフィンの元彼女がいるんですが、彼女は昔太ってたり、パックというフィンの親友とmake loveして彼との間に娘が生まれたのも、“フレンズ”に通じるとこがたくさんあるので面白いと思いますよ!!ちなみにイディナメンゼル演じるシェルビーがその二人の娘を養女にして育てるので・・・
フレンズのメンバーは本当に魅力的だし、個人個人でも素敵すぎるので。
コンビやloveパートナーになっても。
トリオでもカルテットでも、グループでも本当に憧れます・・・(*^^*)
すみません・・・とにかく、本当に貴方のブロクはamazingだと伝えかったこと、分かりやすいフレーズを選んで丁寧に解説や、登場人物の心情の機微も書かれてらっしゃるのでもう、JOEYレベルの私にとってはバイブルになります!是非是非質問させてください!!
長々とすみませんでした!
どうぞ、よろしくお願いします!!
こちらこそご丁寧なお返事ありがとうございます。そのように言っていただけて私も嬉しいです。
また、グリーとフレンズの関連性に関する情報、ありがとうございます。そのようなお話を聞くと、確かに制作者の方にフレンズファンがいるんだろうなぁという気がしますね。
視聴者として「フレンズ」を好きだった方が、今度はドラマを作る側に回られて、「グリー」という人気ドラマを作った、ということだと、「フレンズ」ファンの私としてはとても嬉しいです。是非私も機会があれば観てみたいと思います。
拙ブログに対してのさまざまなお褒めのお言葉、本当にありがとうございます。そう言っていただけると、ますますやる気が湧いてきます!(^^) どうかご遠慮なくご質問下さいね。
こちらこそどうぞよろしくお願いします!