2015年11月09日

一緒になれたからもう離れたくない フレンズ9-23その4

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フィービーはまだ、元彼マイクのことを忘れられずにいるのですが、チャンドラーの要らぬ助言のせいで、デビッドがフィービーにプロポーズすることを決めたため、責任を感じた妻のモニカは、事前にフィービーに「デビッドは今夜、フィービーにプロポーズするつもりだ」ということを伝えます。
マイクにまだ未練があるのは明らかながらも、フィービーはデビッドが求婚することを受け入れるつもりの様子。
フィービーがまだマイクを好きなことを知っているモニカは、マイクに電話してこの件を伝えたようですが、マイクからは良い返事がもらえなかったと言っています。
その後のシーン。
[Scene: The restaurant. Chandler and Monica are sitting at a table]
レストラン。チャンドラーとモニカがテーブルに座っているところ。
(Phoebe and David walk in)
フィービーとデビッドが歩いて入ってくる。
(David and Phoebe sit down at a table close to Chandler and Monica's)
デビッドとフィービーは、チャンドラーとモニカの近くのテーブルに座る。
デビッド: Uh, Phoebe, uh, I have... something I wanna say. You're an amazing woman, and the time we spent apart was, was unbearable. Of course, the sanitation strikes in Minsk didn't help! (あぁ、フィービー。言いたいことがあるんだ。君は素晴らしい女性だ。そして僕たち二人が離れていた時間は耐えがたいものだった。ミンスクでのゴミ回収のストライキも、もちろん役に立たなかったし[あのストライキも耐えがたかったけど]。)
フィービー: Sure. Okay. Yeah. (もちろん、そうね、ええ。)
デビッド: But, well, now that we're together again, I don't ever want to be apart. So, to that end... (でも、ほら、今や僕たちはまた一緒なわけだから、もう離れたくない。だから、そのために…)
(David produces the ring. At the same time, Mike walks in, behind David)
デビッドは指輪を出して見せる。ちょうどその時、マイクが入ってくる、デビッドの後ろに。
フィービー: Oh, my God, Mike! (なんてこと、マイク!)
デビッド: It's David, actually! ((僕は)デビッドだよ、実際にはね!)
フィービー: No, Mike's here. (いいえ、マイクがここにいるの。)
デビッド: (turns around) Oh, hey, Mike! ([振り向いて] あぁ、やあ、マイク!)
マイク: Hi, David. Chandler. Monica... (Looks at Monica, checking her big hair, aghast) Oh! (やあ、デビッド、チャンドラー、モニカ… [モニカに視線をやり、彼女の大きな髪型を見て、びっくりして] おぉ!)
モニカ: It's the humidity! (湿気よ![湿気のせいよ!])
マイク: Hi, Phoebe. (やあ、フィービー。)
フィービー: What are you, what are you doing here? (あなたはここで何をしてるの?[何しに(どうして)ここにいるの(来たの)?])
マイク: I have a question I need to ask you. (君に尋ねなければいけない質問があるんだ。)
デビッド: I have a question I was kinda gonna ask her myself. (僕自身も、彼女に尋ねようとしていた質問があるんだけど。)
マイク: Yeah, I understand, but before you do, she really needs to hear this. (あぁ、わかってる、でも君がそうする前に、フィービーはこれ(僕が今から言うこと)を本当に聞く必要があるんだよ。)

デビッドはフィービーに「話したいことがあるんだ」と言って、語り始めます。
「君は素晴らしい女性だ。僕たちが離れていた時間は耐えがたい・耐えられない(unbearable)ものだった」と言った後、Of course, the sanitation strikes in Minsk didn't help! と言っていますね。
the sanitation strikes in Minsk が主語にあたり、自動詞の help は「役に立つ、足しになる」という意味。
sanitation は「公衆衛生」という意味ですが、ここでは「公衆衛生業務」としての「ゴミ回収」の意味で使われているようです。
つまり、直訳すると、「ミンスクでのゴミ回収のストライキは、もちろん役に立たなかった」と言っていることになりますが、これは、「ミンスクにいることで、君と離れていた時間は本当に耐えがたかったけど、ミンスクでゴミ回収のストライキがあって、ゴミを回収してくれなかったことも、同じように耐えがたかった」と、unbearable な事柄を挙げていることになるのだろうと思います。
「君と離れていたことも苦しかったし、実際の生活もいろいろ大変だった」と、話のついでに語っている感覚でしょう。

そんな風にちょっと話が脱線しながらも、デビッドは、「今は僕たちはまた一緒なわけだから、もう離れたくない」と言った後、So, to that end... と言いながら、持ってきた指輪を取り出すことになります。
to that end は「そのために」という意味。
この場合の end は「目的」という意味ですね。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、goal 「目的、目標」の意味として、以下の語義が出ています。
end : GOAL [countable] an aim or purpose, or the result that you hope to achieve
例) He wants to cut costs, and to that end (= to achieve that) is trying to improve efficiency.

つまり、「目的(目標)。目標(aim)または目的(purpose)、または自分が達成したいと願う結果」。例文は、「彼はコストをカットしたいと思うので、それを達成するために、効率を良くしようとしている」。

「指輪を取り出す」という意味のト書きでは、David produces the ring. のように produce という動詞が使われていますが、このように produce という動詞には「出して見せる、提示する」という show のような意味があります。
produce という単語には「製作する、プロデュースする」という意味があることから、ここを「指輪をプロデュースする」と訳してしまうと、何だか、デビッドが指輪をデザインしたみたいな意味に聞こえてしまいそうですね^^

デビッドが指輪を見せて、プロポーズしようとしたその時に、デビッドの背後に、マイクが入ってくるのが見えます。
それを見たフィービーが思わず、Oh, my God, Mike! と叫ぶと、デビッドが、It's David, actually! と言うのが面白いですね。
以前、名前を間違えられたことがあるので、今回も驚きのあまり、名前を言い間違えたのかと勘違いして、「(君はマイクと言い間違えたようだけど)実際には僕はデビッド(って名前)なんだけど」と訂正した感じですね。
その後、フィービーの説明で、本当に今ここにマイクが来ていると知り、あっけらかんとした様子で、「やあ、マイク!」と挨拶しているのも、人の良さそうなデビッドらしいところです。

いきなりやってきたマイクは、まずは知り合いにそれぞれ挨拶して行くのですが、モニカを見た時に、モニカの頭が爆発しているのを見て、驚きの声を上げています。
モニカは、humidity 「湿気」のせいよ! と言っていますね。
解説では飛ばしてしまったのですが、バルバドスに到着した直後から、モニカの髪の毛は、湿気で膨らんで爆発頭になっており、「ダイアナ・ロスに見える」とか、「ザ・シュープリームス(ザ・スプリームス、ザ・スプリームズ)を脱退するの?(Are you leaving "The Supremes"?)」など、大きな髪型で有名なダイアナ・ロスがらみのネタで何度かイジられていました。
「デビッドがプロポーズしようとしたその時、元彼のマイクが登場」という、これからのシリアスな展開が予想されるシーンなのですが、「モニカの爆発頭を見て、マイクが驚いてみせる」というシーンをとりあえず入れておくのが、コメディであるフレンズっぽいところだとも言えますね。

What are you doing here? を直訳すると「ここであなたは何をしているの?」ですが、これは「どうしてあなたが今ここにいるの? 何しにここに来たの?」という驚きのニュアンスとなります。

I have a question I need to ask you. を直訳すると、「僕が君に尋ねる必要がある質問が僕にはある」。
自然な日本語にすると、「君に尋ねたい質問(こと)があるんだ」ということですね。
大事な場面を邪魔されてしまったデビッドは、マイクと同じような表現を使って、I have a question I was kinda gonna ask her myself. と言っています。
「僕自身、彼女に尋ねようとしていた(ような)質問が僕にはある」ということで、「君はフィービーに質問がある、って言うけど、僕も今ちょうど、質問しようとしていたところだったんだけどね(君に邪魔されちゃったけど)」のように、根の優しいデビッドが、精一杯の抗議の気持ちで言い返したことになるでしょう。

「デビッドはフィービーに求婚するつもりだ」という話を、マイクはモニカから電話で聞いていたので、デビッドがフィービーにプロポーズするところだった、ということは承知の上で、「わかってるけど、でも君がそうする(彼女にプロポーズする)前に、フィービーはこのこと(今から僕が言おうとすること)を聞く必要が本当にあるんだ」とはっきり言うことになります。

これまでは、結婚したいフィービーと、(前回の結婚がひどい結果となったため)結婚は二度としないと決めていたマイクとの溝が、ずっと埋まらない状態だったのですが、マイクがわざわざバルバドスまでやってきたこと、デビッドがプロポーズするとわかっていて、それを中断させてまで「フィービーが聞かなければならないことがある」と揺るぎない様子で言っていることからも、これまでとはかなりマイクの心境・心情が変化していることが見て取れます。
まだ、大切なことを言う前の段階ですが、この時点で既に「今までのマイクとは違う」部分が表れていることで、この先の大事なセリフに対する期待も高まる、、という効果を生んでいると言えそうですね。


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posted by Rach at 16:45| Comment(0) | フレンズ シーズン9 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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