2015年11月24日

興味津々、おさるのジョージと同じくらい フレンズ9-24その4

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ここ1か月くらい、ジョーイに対して好きという気持ちを持っていた、二人のことをずっと考えてばかりいた、とジョーイに告白したレイチェル。
以前、レイチェルに告白するものの振られてしまっていたジョーイが、「そんな気持ちでいたことをずっと俺に黙ってたなんて一体レイチェルは何やってんだよ!」と混乱した様子で言うと、
レイチェル: I don't know, I'm not trying to do anything. It's just, we have such a good time when we're together, you know? And I mean, aren't you just a... little curious... (insinuating) what that would be like? (わからないわ、何もしないように努力してるのよ。ただ、私たちが一緒にいると、とっても楽しい時間を過ごすでしょ? だから、あなたもちょっとだけ興味ないかしら… [ほのめかすように] それがどんな感じかってことに?)
ジョーイ: Uh, am I curious? I mean, I'm as curious as... as... George!! (あー、俺に興味があるかって? 俺は同じくらい興味あるよ…ジョージと同じくらいね!)
レイチェル: (puzzled) Who? ([困惑して] 誰?)
ジョーイ: Curious George! You know, the monkey and the guy with the yellow hat! (キュリアス・ジョージだよ! ほら、あのサルと、黄色い帽子の人!)
レイチェル: Oh, yes, of course. I remember him! (あぁ、そうね、もちろんよ。彼のことは覚えてるわ!)
ジョーイ: Yeah, he had a paper route. (あぁ、彼は新聞配達してたよね。)
レイチェル: Yeah, he did! (smiling) Oh, see, this is what I'm talking about! (えぇ、してたわ! [微笑んで] ほら、私が言っているのはこういうことなのよ!)
ジョーイ: No, I know, yeah I know. We're great! But, Rach, no, this... this can't happen! (いや、わかってる、わかってるよ。俺たちは最高だ! でも、レイチェル、だめなんだ、こんなことはいけないよ。)
レイチェル: But can it... just... happen a little bit? (でも、ちょっとだけでもだめ?)
ジョーイ: (charmed, but then recoiling) NO, NO! It can't happen at all! ([うっとりするが、その後、ひるんで] だめだ、だめだ! 少しでもだめだ!)

レイチェルは、「(自分でも何やってるのか)よくわからないわ」と言って、「何もしないようにしようと努力している」とも言っています。
It's just, we have such a good time when we're together, you know? は、「ただ、私たちが一緒にいると、とっても楽しい時間を過ごすでしょ?」というところですね。
二人でいるといつも楽しいわよね、ということです。
aren't you just a... little curious... what that would be like? は、音のまとまりごとに意味を取ると、「あなたはただ、ちょっとした興味がないかしら? … それがどんな感じだろうか? ということに」になるでしょう。
that 「それ」というのは、「私たちが、男女として付き合ったら」ということですね。
二人で一緒にいると、いつもとっても楽しいんだから、そんな二人が恋人同士になって付き合ったりしたら、どんな感じになるのか、あなたは興味ない? と言っていることになります。

「ちょっとは興味ない?」と問われたジョーイは、「俺が興味あるか、だって?」と言った後、「俺は、同じくらい興味あるよ… ジョージと同じくらい!」と答えます。
突然、ジョージという名前が出てきたので、「そんな友達、知り合い、いたかしら?」という感じで、「それって誰のこと?」とレイチェルが尋ねると、ジョーイの答えが、Curious George だったので、観客も笑っています。
Curious George は、日本では「ひとまねこざる」や「おさるのジョージ」として知られている作品ですね。
今でも、NHK(Eテレ)でアニメが再放送されていたりもします。
原題が Curious George であると知らない場合でも、ジョーイがその後、「ほら、あのサルと、黄色い帽子の人!」と言っているので、そこでピンと来た方もいるかもしれません。
「黄色い帽子のおじさん」は、ジョージの飼い主で、ジョージがとんでもないいたずらをしても怒らない、という、とっても優しいおじさんですね。

curious は「知りたがり屋で、好奇心の強い」という形容詞。
「人間のやることに興味津々で、人の真似(=ひとまね)したがる」ので、Curious George 「知りたがり屋のジョージ、好奇心の強いジョージ」というタイトルになっているわけですが、「二人が付き合ったらどんな感じになるか、興味ない?」と言われたジョーイは、「知りたがりのおさるのジョージと同じくらい、俺も興味津々だよ。どんな感じになるか知りたくて知りたくてしょうがないよ」と言っていることになるわけですね。

過去記事、フレンズ1-21その1 でも、
レイチェル: Let's just say my Curious George doll is no longer curious. (私のキュリアス・ジョージはもはやキュリアス[好奇心旺盛]ではなくなった、とだけ言っておくわ。)
というセリフで使われていました。

レイチェルが、「キュリアス・ジョージね。もちろん覚えてるわ」と嬉しそうに反応すると、ジョーイはその話に乗る形で、he had a paper route. と言っています。
paper route は「紙のルート・経路」ということですが、paper とは「新聞紙」のことで、paper route は「新聞配達のルート」、または「新聞配達」という意味になります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
paper route [noun, countable] : the job of delivering newspapers to a group of homes, or the group of homes you have to deliver newspapers to
つまり、「家のグループ(家々)に新聞を配る仕事、または、新聞を配らなければならない家のグループ」。
語義にあるように、新聞配達という仕事(job)も指すし、新聞を配る対象である the group of homes(家のグループ)も指す、ということですね。

ですから、he had a paper route. というセリフは、直訳だと「ジョージは新聞配達のルートを持っていた」となりそうなところですが、ルートではなく「新聞配達という仕事をしていた」というニュアンスで捉えれば良いのだろうと思います。
ちなみに、Google で「Curious George newspaper」のキーワードで検索すると、Curious George Rides a Bike というタイトルがいくつもヒットしました。
これが、ジョージが新聞配達をする、というお話のようですね。
ウィキペディアではこちら。
Wikipedia 英語版: Curious George Rides a Bike
その Plot の説明にも、He helps a newspaper boy with his route, but... とありますので、新聞配達の少年のお手伝いをしたらしいことがわかります。

上のウィキペディアは、絵本の説明ですが、アニメ版にもこのお話はあるようで、Wikipedia 日本語版: ひとまねこざる の「サブタイトル(アニメ版)」の一覧に、
第26話(シーズン1) 「しんせつなハンドリー しんぶんでーす」(原題:Housebound! Curious George Rides A Bike)
というサブタイトルが出ています。
いかにも、ジョージが新聞配達しました!的な邦題なので、わかりやすいですね^^

「俺だって興味津々だよ、キュリアス・ジョージと同じくらいにね」というセリフから、「そう言えば、ジョージは新聞配達してたよね」という話になり、レイチェルも「そうね、彼、新聞配達してたわね」と嬉しそうに反応した後、Oh, see, this is what I'm talking about! 「あぁ、ねぇ、これが私が言ってることなのよ![私が言っているのはこういうことなのよ!]」と続けます。
一緒にいたら楽しいって私が言っているのはこういうことよ、「ジョージ、新聞配達してたよねー!」「ねー!」みたいに盛り上がれたりする、それが私たちでしょ、みたいなことですね。

ジョーイも、「あぁ、わかってるよ。俺たち(二人は)(一緒にいたら)最高だよ」と言うのですが、「でも、こんなことは起こっちゃいけないんだ![こういうことはだめなんだ!]」と続けます。
そう言われても、すぐには納得できないらしいレイチェルは、「ただ、ちょっとだけでも、だめ?」みたいに、かわいい顔をしてみせます。
「どんな感じになるか、ちょっとだけでも試してみない?」みたいに誘われて、一瞬、ジョーイは嬉しそうな顔をするのですが、やっぱりだめだ! という顔になって、It can't happen at all! 「全くだめ!(ちょっとだけでもだめ!)」と必死に否定することになります。
こういうことはいけないよ、とジョーイが必死に押しとどめようとしているのに、「ちょっとくらいなら、、」とか言っているレイチェルは、いかにもレイチェルっぽいですし、それにグラつきそうになっているジョーイもとても可愛らしいですね(^^)


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posted by Rach at 14:32| Comment(0) | フレンズ シーズン9 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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