2015年12月14日

おやすみ、って言うのはやめて フレンズ10-1その6

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ジョーイと相思相愛であることを確認し合ったレイチェルは、元彼のロスにそのことを話そうとロスのアパートメントを訪れるのですが、ホテルから持ち帰ったシャンプーがバッグの中で漏れて、ロスは大騒ぎとなり、話をするどころではなくなってしまいます。
その後のシーン。
[Scene: Rachel and Joey's apartment. Joey enters.]
レイチェルとジョーイのアパートメント。ジョーイが入ってくる。
ジョーイ: Hey! (やあ!)
レイチェル: Hi! (はーい!)
ジョーイ: So, did you err... did you tell Ross? (それで、ロスに話した?)
レイチェル: Well, I tried, but then he had a shampoo-related emergency. So I guess now it's your turn again. (うーんと、話そうとしたんだけど、その後、彼にシャンプー関連の緊急事態があってね。それで今度は、またあなたの番だと思うの。)
ジョーイ: No, no, no, no, no, no, no, no... I think it's better if you tell him. You know, it's easier for a woman. That way, you know, if he gets mad, all you have to do is go: "I didn't mean it. I'm so so--ooory." (he pushes his breasts together from the side) (だめだめだめだめ…。君がロスに言う方がいいと俺は思うんだ。ほら、女性の方がより簡単だろ。そんな風に、ほら、もしロスが怒ったら(→訂正:そうすれば[もし君が言えば・君が行けば]、ほら、もし彼が怒っても)、君がすることはこんな風に言うことだけだよ[君はこんな風に言えばいいだけだよ]。「私はそんなつもりじゃなかったの。ほんとに、ごめんなさ〜い」って。[ジョーイは自分の胸を脇から中央に押す[寄せて(押し)上げる])
レイチェル: Yeah, 'cause that's what we do. (そうね。だって、それが私たち(女性)がすることよね[女はそういうこと、よくするもんね]。)
ジョーイ: Alright, alright, okay, uhm... How 'bout this, how about this? Tomorrow... tomorrow we'll both go and we'll tell him together. (そうだよ、そうだよ。よし。あー、こういうのはどう? こういうのはどう? 明日… 明日、俺たち二人で行って、俺たち二人で一緒にロスに言うんだよ。)
レイチェル: Okay, that sounds fair. That just means, once again, we can't-- (いいわ、それって公平に思えるわよね。それはつまり、もう一度、私たちはできない…ってことよね。)
ジョーイ: I know, I know. But that's okay. I mean, we can control ourselves. We're not animals. (わかってる、わかってる。でもそんなの大丈夫だよ。ほら、俺たち、自分をコントロールできるし。俺たちは動物じゃないんだから。)
レイチェル: No! Of course, we can wait. (ええ(動物なんかじゃないわ)! もちろん、私たちは待てるわよ。)
ジョーイ: Yeah. (そうさ。)
レイチェル: Alright, so I guess that means good night then? (そうよ。それじゃあ、それはつまり、「おやすみなさい」ってことよね?)
ジョーイ: Yep. Good night. (they give each other a small kiss on the mouth, and stare at each other for a while) (その通り。おやすみ。[二人はお互いの口に小さなキスをして、それからしばらくお互いを見つめる])
レイチェル: Goo--ood night! (おーやすみ!)
ジョーイ: Good night! (they give each other a kiss again, but this time it lasts longer) (おやすみ! [二人はまたキスをするが、今度はさっきよりもキスが長く続く])
レイチェル: Seriously, good night! (ほんとに、おやすみ!)
ジョーイ: Stop saying good night. (おやすみ、って言うのはやめて。)
レイチェル: Okay. (わかった。)
(Now they kiss passionately... and then Ross enters with Emma. They freeze, pull away and look at Ross who looks like he just can't believe what he's seeing. Joey straightens his shirt.)
そうして二人は情熱的なキスをする… と、その時、ロスがエマと一緒に部屋に入ってくる。二人は固まり、お互いから離れて、ロスを見る、ロスは自分が今見ているものが信じられない、という表情である。ジョーイは自分のシャツをまっすぐに伸ばす。
レイチェル: I'm so-oo sorry. (presses her breasts together, just like Joey did before) (ほんとに、ごめんなさーい。[胸を押して寄せ(上げ)る、ジョーイが少し前にしたように])

「ロスに話した?」と聞かれたレイチェルは、「話そうとしたんだけど、ロスに、a shampoo-related emergency があって[起こって](話せなかった)」と説明しています。
「シャンプー関連の非常事態」とは、「ロスがホテルのシャンプーをバッグに入れて持ち帰ったところ、バッグの中でそれが漏れて、中身がベトベトになっていた話」を指します。
フレンズ9-19 で、ロスがチャンドラーと一緒にバーモントのホテルに行った時、ホテルの備品を大量に持ち帰るというシーンがありましたが、そういう「ロスはホテルの備品を持ち帰るのが常」の人というキャラ設定があるので、「レイチェルが大事なことを話そうとしたら、持ち帰った備品がこぼれて、、」という話の流れも自然に感じられるわけですね。

It's your turn. は「あなたの番よ」という決まり文句。
自分が話そうとしたけれど、話し損ねちゃったから、今度はあなたがトライする番よ、と言っていることになります。
そう言われたジョーイは、no を何度も言って拒絶して、「君が言う方がベターだと思う」と言います。
it's easier for a woman. は「女性にとっての方が、より簡単である」。
That way, you know, if he gets mad, all you have to do is go: を前から順番に直訳すると、「そんな風に、ほら、もし彼が怒るのなら、君がしなければならないことのすべては、(以下のように)言うことである」になるでしょう。
(2016.8.15 追記)
that way について、非公開コメントにてご意見をいただきました。
この that way は「その方が、そうすれば」と訳すべきでした。That way, you know, if he gets mad は、「そうすれば[もし君が言えば・君が行けば]、ほら、もし彼が怒っても[怒ったとしても]」となり、「俺じゃなくて君が行けば、ロスに対して君がこんな風に謝るだけで済む」と言っていることになります。
(追記はここまで)

go: "I didn't mean it..." のように、go の後に引用符が付いているのは、「そんなつもりじゃなかったの」と言う、という感覚ですね。
このように、「行く」という基本語義の go は、セリフなどの言葉を続けることで、「言う」という意味で使われることがよくあります。
拙著「読むだけ なるほど! 英文法」の p.330 にも、「say の意味で使われる go」という項目で説明しています。

ジョーイは、泣き真似のような顔をしながら、I didn't mean it. I'm so so--ooory. 「そんなつもりはなかったの。ほんとうにごめんなさぁ〜い」と言って、ト書きにあるように、手で胸を押す形で、胸を寄せるようなしぐさをしています。
申し訳なさそうにもじもじしながら謝るのに合わせて、胸を強調してみたら、みたいな感じですね。
それを見たレイチェルが、納得したような顔で、Yeah, 'cause that's what we do. と言うのも面白いです。
直訳すると、「そうね、だって、それは私たちのすることだもの」みたいな感じですが、つまりは「えぇ、確かに私たち女性はそういうことするわよね」と言っていることになるでしょう。
ジョーイがするように、手で胸を寄せて上げる、ところまで露骨なことはしないでしょうが、そんな感じで相手に謝る時にさりげなく胸をアピールするようなしぐさや恰好は、女はよくやるわよね、みたいなことですね。

その後、ジョーイは、「こういうのはどうかな?」と言って、「明日、俺たち二人で行って、二人で一緒に彼に話すんだよ」と提案します。
レイチェルも、「それはフェア(公平)に思えるわね」と言って同意した後、That just means, once again, we can't-- と言っています。
直訳すると、「それはただ…を意味する、もう一度、私たちは〜できないって」になるでしょう。
ロスに明日話す、ということは、二人が関係を進めるのも明日以降になる、ということになるので、「ロスに明日話す、と決めた、ってことは、私たちは今夜は、そーゆーことはできない、ってことよね?」と言っていることになります。

ジョーイも「わかってる、でもそんなの大丈夫だよ」と言って、「ほら、俺たちは自分自身をコントロール(制御)できるし。俺たちは動物じゃない(んだから)」と続けます。
ケダモノじゃないんだから、ちゃんと欲望を我慢できる、ということですね。
レイチェルは高めの大きな声で、No! と言っていますが、これは、No, we're not animals. ということになります。

so I guess that means good night then? は、「それじゃあ、それはこれでおやすみ、ってことよね」というニュアンス。
今夜は何をすることもできないので、おやすみを言って、それぞれの部屋に戻りましょう、ということで、ジョーイはそれに応える形で、Good night. と言い、二人は顔を寄せて、可愛らしい感じのかるーいキスをチュ! として、その後、見つめ合っています。

まだ名残惜しい様子で、もう一度、Goo--ood night! とレイチェルが言うと、ジョーイも Good night! と言って、さっきの軽いキスよりも、もう少し長めのキスをします。
おやすみ、と言ってはキスをして、なかなか離れられないので、「今度こそ、ほんとの”おやすみ”ね」みたいに、Seriously, good night! とレイチェルは言うのですが、それに対してジョーイが、Stop saying good night. 「おやすみ、って言うのはやめて」と言うのが、ロマンティックですね^^

おやすみ言って、自分の部屋に戻らなきゃ、と思っていても、お互いそうできない気持ちがはっきりしてしまったので、気持ちのままに二人は情熱的なキスをするのですが、その時、部屋のドアが開き、赤ちゃんのエマを連れたロスが入ってきて、二人がキスしているのを目撃してしまうことになります。
観客も「あーあ(ロスに見られちゃった)」という声を上げていますね。
目撃されてしまった二人は、気まずい顔をしています。
その後、レイチェルが、二つの腕を寄せるようなしぐさで、I'm so-oo sorry. と言っています。
先ほどのジョーイほど、寄せ方は露骨ではないですが、ちょっと胸をアピールして、甘えるように謝るしぐさをしているのは明らかです。

シーズン終わりのクリフハンガーなら、もう少しシリアスに終わるのでしょうが、今回はシーズン10の第1話ということで、あまり重くなりすぎずに、フレンズらしい笑えるオチでエンドクレジット、、ということにしたのでしょうね。


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posted by Rach at 15:14| Comment(4) | フレンズ シーズン10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちはRachさん。
チャンドラーが何をしたいのか
最後のオチも分かりません。

Chandler: (Picks up the "Miss Congeniality" DVD) She's an FBI agent,
posing as a beauty contestant.

お手数ですが解説をお願いします。
Posted by Tamashiro-OB at 2020年10月17日 17:12
Tamashiro-OBさんへ
こんにちは。ご質問ありがとうございます。

チャンドラーが「髪の毛をほどいてあげたんだから、俺の好きなことをさせて」のように言って、モニカが気乗りしなさそうな返事をしていたので、何かエッチなことでもしたがっているかのように聞こえるのですが、チャンドラーがしたかったことは、二人でサンドラ・ブロック主演の『デンジャラス・ビューティー』(Miss Congeniality)を見ることだとわかります。

チャンドラーが言っているようにサンドラ・ブロックが「ビューティ・コンテストの出場者のふりをするFBI捜査官」を演じるコメディ映画ですが、「モニカはその映画をあまり好きではないのに、チャンドラーはやたらとその映画が好きらしい」ということがわかる、また「チャンドラーがやりたいことって、一緒に映画を見ること? それもいろいろある中でその映画?」というような「映画のチョイスの面白さ」がオチになっているのではないかと思います。
Posted by Rach at 2020年10月20日 22:34
Rachさん、こんにちは。
何回も見直して納得致しました。

モニカが色気を見せているのに
チャンドラーがやりたいことは
モニカと一緒にビデオを見ることなのですね。

Posted by Tamashiro-OB at 2020年10月21日 10:25
Tamashiro-OBさんへ
ご丁寧なお返事ありがとうございました。
Posted by Rach at 2020年10月21日 20:39
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