2015年12月22日

まずは俺に手を洗って欲しいってこと? フレンズ10-2その3

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養子縁組を考えているチャンドラーとモニカは、フィービーの友人で、養子を迎えた経験がある夫婦に話を聞くために、その家を訪問しているところ。
チャンドラー: I mean, you have a lovely home. (素敵なおうちですね。)
モニカ: Well, we appreciate anything you can tell us. (あなたがたが言って下さることはどんなことでもありがたいわ。)
コリーン: Well, actually, I think this might help. (えぇ、実は、これが役に立つんじゃないかと思うの。)
(She gives Monica a big binder that's perfectly in order.)
コリーンはモニカに、完璧に並べられた大きなバインダーを渡す。
コリーン: It's pretty much all the information you need. (あなたが必要とする情報がほとんど全て入っているわ。)
モニカ: Oh, my God! (まぁ、すごい!)
コリーン: Everything is broken down into categories, and then cross-referenced. And then color-coded to correspond with the forms in the back. (全てがカテゴリー分けされていて、それから相互参照されているの。それから、最後の書類と一致するように色で塗り分けられているわ。)
モニカ: Thank you. (To Chandler.) I think I just had a tiny orgasm. (ありがとう。[チャンドラーに] 軽いオーガズムを感じたわ。)
ビル: I know the process is frustrating, but it's so worth it. Adopting Owen was the best thing that ever happened to us. ((養子縁組の)手続きは(大変で)いらいらする[フラストレーションがたまる]けど、やるだけの価値はあるよ。オーウェンを養子に迎えたことは、私たちに起こった出来事の中で最高の出来事だった。)
チャンドラー: That's great. (To Monica.) Can I see the book? (それは素晴らしいですね。[モニカに] その本見ていい?)
(Monica looks at him.)
モニカはチャンドラーを見る。
チャンドラー: You want me to wash my hands first, don't you? (まずは俺に手を洗って欲しい、ってことかな?)
モニカ: Please. It's just so pretty and white. (ええお願い。すっごくきれいで真っ白だから。)
コリーン: Bathroom is down the hall to your left. (お手洗いは廊下を行った左手にあるわ。)
(Chandler leaves.)
チャンドラーは去る。
コリーン: I would have told him to do it too. ((あなたが言ってくれなければ)私も同じことを彼に言ったでしょうね。)
モニカ: Can I adopt you? (あなたを養子に迎えていい?)

we appreciate anything you can tell us. を直訳すると、「あなた(がた)が私に話すことができることは何でも、私たちは感謝する」ということ。
つまり、「何を話して下さっても、それはどんなことでも全てありがたいわ」と言っていることになります。
妻のコリーンは、「これが役に立つかもしれないと思うの」と言って、大きな白いバインダーをモニカに手渡します。
pretty much は「ほとんど、だいたい」ですから、It's pretty much all the information you need. は、「(それは)あなたが必要とする情報のほとんど全てである」→「そのバインダーには、あなたが必要とする情報のほとんどすべてが入っている」ということですね。

その後、そのバインダーの仕組みをコリーンは説明しています。
be broken down into categories は「カテゴリーに分けられている・分類されている」。
cross-reference は「相互参照、(同一書中の)他所参照」のことですから、cross-referenced という過去分詞形は「相互参照されている、相互参照できるようになっている」ということ。

color-code は文字通り「カラーでコード化する」という感じで、「(識別のために)〜を色で塗り分ける」ということですね。
correspond with は「〜と一致する、〜と符号する」、form はこの場合は「書類、(記入)用紙」という意味だろうと思います。
ですから、color-coded 以下は、「後ろにある(バインダーの最後にある)書類と一致するように、色で塗り分けられている」と言っていることになるでしょう。

分厚い資料のバインダーですが、ただ資料をどっさり綴じ込んであるだけではなく、その中身がきちんとカテゴリー分けされていて、情報が相互参照できるようになっており、書類とそれに対応する資料が色分けされてわかりやすくなっている、ということですね。

コリーンのてきぱきとした説明を聞いて、モニカはありがとう、と言った後、隣にいるチャンドラーに、I think I just had a tiny orgasm. と小さな声で言うのが面白いです。
orgasm は「性的な絶頂」のような意味ですね。
きっちり屋で整理整頓好きのモニカとしては、大量の資料を的確にカテゴライズしてまとめてあるというコリーンの話を聞き、自分の分身に出会ったような気がして、性的快感に匹敵するような悦びを覚えた(笑)ということでしょう。

モニカが同じようなタイプの人であることは、過去のエピソードにも出てきています。
船頭多くして船山に上る フレンズ7-2その1 では、結婚式の場所を決めるための資料として、アルファベット順、地理的な順、面積順に分けられた巨大なバインダーを見せるシーンが出てきました。
Star Wars Day+フレンズ9-11その1 では、仕事をやめた夫チャンドラーのために、仕事探しの参考になるようにと大量のフォルダーを見せるシーンもありました。
その時の以下のセリフが、今回のコリーンと同じ匂い(笑)がしますね。
モニカ: Okay. I have looked through a bunch of career guides, photocopied and highlighted key passages and put them into alphabetical folders, so you can make an informed decision. (オッケー。私は大量の職業ガイドに目を通して、コピーを取って、キーとなるところ(大事なところ)にハイライトを塗って、それをアルファベット順のフォルダーに入れたの。そうしたらあなたは情報に基づいた決断ができるでしょ。)

今回のエピソードに戻ります。
ビルは、養子縁組のプロセス(手続き)は、大変でフラストレーションがたまるけど、worth it 「それだけの価値がある」と言っています。
Owen を adopt したこと、つまり、オーウェンを養子としてこの家に迎えたことは、私たち夫婦にこれまで起こった出来事の中で最高の出来事だった、と言います。

それは素晴らしいですね、と言ったチャンドラーは、バインダーを持っているモニカに「俺もその本を見ていい?」と尋ねるのですが、モニカは言葉は発しないものの、何か言いたげな顔でじっとチャンドラーの顔を見ています。
その意図を察したチャンドラーは、「君は俺に、まず手を洗って欲しいと思ってるのかな?」みたいに尋ねます。
Please. は「お願いだから、どうかそうして(手を洗って)」という感覚ですね。
It's just so pretty and white. は、その分厚い白いバインダーのことをそう言っているわけですが、ここでの pretty は、プリティという言葉からまずは想像される「かわいい」という意味よりは、「きれいな」という意味になるようです。
研究社 新英和中辞典にも、
pretty=〈場所・ものなど〉きれいな、こぎれいな
a pretty house こぎれいな家

という語義が出ています。
「お願いね。汚れていない、すっごくきれいで真っ白なバインダーだから」と言って、「見る前に是非手を洗って来て欲しいわ」と言っていることになります。

down the hall は「廊下を行ったところ」、to your left は「あなたの左手に、左側に」。
チャンドラーが手を洗うために部屋を出た後、コリーンは隣にいるモニカの方に身体を傾けて、少し小さめの声で、I would have... 以下のセリフを言っています。
I would have told him to do it too. を直訳すると、「私もそれをするようにと彼に言っただろう」になるでしょう。
ここでは「もしあなたがそう言ってくれなかったら」もしくは「私があなたの立場なら」というような仮定のニュアンスが込められています。
こなれた日本語にすると、「私も同じことを彼に言ってたところだわ」という感じで、モニカの言動に自分も賛同する、あなたがそう言ってくれて良かった、助かった、と言っていることになります。

「手を洗えってことかな」と言ったチャンドラーは、そういうモニカの性格をわかっているけれども、そういう部分を喜んで支持しているわけではありません。
俺の妻はこういう人だから、、とあきらめているだけ、という感じですね。
それに対して、コリーンは、モニカと同じタイプの人なので、モニカの言動を全面支持してくれているわけですね。
「私も同じように言ってたわ」と言ってくれたコリーンに、モニカが「あなたを養子に迎えることできる? あなたを養子にしていい?」と言うのが面白いです。
自分にぴったりの人を見つけてしまった、あなたとならこれから何もかもうまくやって行けそう、相性抜群よね私たち、みたいな感じですね。


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posted by Rach at 16:12| Comment(0) | フレンズ シーズン10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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