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(The phone rings, Ross picks up)
電話が鳴る。ロスが電話を取る。
ロス: (Into receiver) Hello? (listens) Oh, no! What happened? (listens some more) Okay, okay, where are you? (Grabs a pen and starts writing) Ok, I'll be right there. (Puts the phone down) ([受話器に向かって] もしもし? [聞く] なんてこった。何が起こったの? [さらに聞く] わかった、わかった、君は今どこ? [ペンを握り、書き始める] わかった、すぐにそっちに行くよ。[受話器を置く])
チャンドラー: Was that Emma? Is she up? (今の(電話)はエマ(から)だった? 彼女は起きてるの?)
ロス: No, Rachel got pulled over for speeding. She forgot her license. So now I have to bring it to her. (いいや、レイチェルがスピード違反で停止させられた[捕まった]。免許を忘れたから、今から僕はそれを彼女に届けないといけないんだ。)
フィービー: Well, if you're leaving, I'm definitely gonna go. (あぁ、もしあなたが出て行くなら、私も絶対に出て行くわ。)
モニカ: No! Wait! If anybody gets to go, it's us! (Points at herself and Chandler) We've been complaining the longest! (だめよ! 待って! 誰かが行くことになるのなら、それは私たちよ! [モニカは自分自身とチャンドラーと指差す] 私たちが、一番長く、不平を言い続けてるんだから!)
ロス: No, wait, you guys. No, no, you can't leave! Rachel already feels bad that the cake's messed up. How do you think she's gonna feel when she comes back here and all you guys are gone? (いや、待ってよ、みんな。だめだよ、行っちゃだめだ! あのケーキが台無しだったことでレイチェルはすでに嫌な気持ちになってる。レイチェルはどう感じると思う? 彼女がここに帰ってきた時に、君ら全員が出て行ってしまってたら?)
チャンドラー: I don't know! You'll tell us on Monday! (さあね! (レイチェルがどう感じたかは)月曜日に教えてよ。)
ロス: Joey, you're in charge, okay? You make sure nobody leaves! (leaves) (ジョーイ、君が責任者だ、いいか? 確実に、誰も出て行かないようにしろよ! [ロスは去る])
ジョーイ: Got it! (了解!)
かかってきた電話を取ったロスは、「何があったの? どこにいるの? すぐそっちに行く」と言っています。
その内容から、ケーキの交換のために、ニュージャージーへ車で向かっているレイチェルからの電話であることが想像されますね。
ですがチャンドラーは「今の電話はエマから? 彼女、起きてるの?」みたいに言っています。
エマが昼寝をしているせいで、パーティーがどんどん遅くなって、予定していた旅行に行けないことを、「今、起きた、ってエマ自身から電話があったのかな?」と皮肉っぽく言っていることになります。
ロスはそんな皮肉を気にかけることなく、レイチェルがスピード違反で捕まった、という事実を告げます。
pull over は「車を路肩に寄せる、車を停止させる」という意味なので、「スピードを出していることで、車を路肩に停止させられた」→「スピード違反で捕まった」と言っていることになります。
その後、「レイチェルは免許証を忘れたので、今から僕がそれを届けないといけない」と言っていますね。
出かけようとするロスを見て、フィービーは「もしあなたがここを出るなら、私も絶対に出て行く」みたいに言っています。
leave は「(この場所を)去る、離れる、発つ、出発する」という感覚で、go は「(ある場所へ)行く、向かう」という感覚。
フィービーがそう言うのを聞いて、モニカは強い調子で、If anybody gets to go, it's us! と言っています。
直訳すると、「もし誰かが行くことになるのなら、それ(行くことになる誰か)は私たちよ!」ということで、「誰かが出て行くっていうんなら、それは(フィービーじゃなくて)私たち(の方)よ!」と主張していることになります。
このような「もし誰かが…するとしたら[…すべきなら]、それは〜だ」という表現は、過去記事、誰かが身を引くべきだとしたら フレンズ5-18その4 にも出てきました。
俳優のジョーイと、ロスの息子ベンが同じオーディションで競い合うことになり、
ジョーイ: Look, Ross, if anyone should step aside, it should be Ben! (なぁ、ロス、もし誰かが身を引くべきだとしたら、それはベンであるべきだ!)
と言っていました。
「誰かが出て行くことになるのなら、それはフィービーじゃなく、私たちよ!」と言った後、その理由としてモニカは、We've been complaining the longest! と言っています。
have been doing という継続を表わす現在完了進行形で、直訳すると、「私たちは最も長く、(ずっと)不平を言っている[言い続けている]」ということですね。
フィービーも「マッサージのお客さんの予約があるから、パーティーを切り上げて早く出かけたい」と言っていたけれど、私たち(モニカとチャンドラー)は、パーティーの予定を聞いた時から、「自分たちの旅行を優先したい」と言い続けてきた。不満を言い出したのは私たちの方が先なんだから、私たちの方が先に出て行ってしかるべきよ! みたいにモニカは言っているわけですね。
フレンズたちが口々に「私たちも出て行く」と言うので、ロスは慌てて、「みんな出て行っちゃだめだ!」と止めています。
mess up は「めちゃめちゃにする、ダメにする、台無しにする」という感覚なので、the cake's messed up は「そのケーキ(エマの誕生日ケーキ)が(注文と異なりエッチなデザインになっていたことで)台無しになっていた」という意味。
「そのケーキが台無しだったことで、レイチェルはすでに気分が悪い(嫌な気持ちになっている)」と言った後、How do you think she's gonna feel when... 以下のセリフを続けます。
「〜する時、レイチェルはどんな風に感じると思う?」ということで、when 以下の内容は、「彼女がここに戻ってきて、君たち全員が出て行ってしまっていた時」になりますね。
ケーキのことでがっくりきてるのに、ケーキを交換して戻ってきたら、君たちはもういない、、そんな状態を見たら、レイチェルがどんなに辛い気持ちになるか、君らは想像できないのか? とロスは言いたいわけですが、「その時、レイチェルはどんな気持ちになると思う?」と疑問の形で問われたことにそのまま答える形で、「レイチェルがどんな気持ちになると思うか? って聞かれても、俺にはわからないよ。(実際にどんな気持ちになったかは)(俺たちが旅行から帰った後の)月曜日にお前が俺たちに話して聞かせてくれよ」とチャンドラーは返したことになります。
ロスの言葉の意図はわかっていながらも、自分たちの予定がどんどん遅れることにチャンドラーも耐え切れず、「レイチェルがどんな気持ちになるか、って泣き落としみたいなことを言われても、俺たちだって予定してた旅行に行きたいんだよ! 俺たちの気持ちも汲んでくれよ!」というところなのでしょうね。
俺たちは俺たちのやりたいようにさせてもらう、とチャンドラーが宣言したようなものなので、ロスは説得することはやめて、唯一「出て行きたい」と言っていないジョーイに、Joey, you're in charge, okay? と言っています。
in charge は「〜を担当して、〜を管理・監督して、〜の責任を負って」という感覚ですね。
「ジョーイ、君を責任者にするよ、君に任せるよ」と言った後、You make sure nobody leaves! のように、ジョーイがすべき責務の内容を告げています。
make sure は「確かに・間違いなく〜するようにする」ということですから、「間違いなく、誰もここから出ないようにする」→「誰もここから出ないようにしっかり管理する」と言っていることになります。
ジョーイは、Got it! 「わかった! 了解!」と言って、その後、他のフレンズたちが出て行かないように目を光らせることになるわけですね。
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2016年01月27日
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