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マイクとフィービーはレストランにいます。運ばれてきたケーキに指輪が入っていて、、、というプロポーズをしようとしていたマイクでしたが、プロポーズする前に、「B級映画のダサい男みたいに、ケーキに指輪が入ってる、みたいなプロポーズでも私はイエスって言うからね」と、チープなプロポーズの典型のようにフィービーに言われてしまったことで、またもやプロポーズするチャンスを逃してしまいました。
「どうして私はいつもダメにしちゃうのかしら。ごめんなさい」と謝るフィービーに、
マイク: No! It's my fault. I keep trying to propose in these stupid ways and all I wanna do is tell you that I love you, and I wanna spend the rest of my life with you.... (いいや! 僕のせいだよ。僕がこんなバカバカしい方法でプロポースしようとし続けるからだ。僕が望むのは、ただ、愛してるってこと、そして、残りの人生を君と一緒に過ごしたいってことを言うことだけなのに。)
(Phoebe has this weird, anxious, nervous look on her face)
フィービーは、妙な不安そうでナーバスな表情を浮かべる。
マイク: I'm gonna do this now. (今から、これをするよ[言うよ]。)
フィービー: Oh, my God! (なんてこと!)
(Mike starts to kneel in front of Phoebe.)
マイクはフィービーの前でひざまずこうとする。
マイク: Phoebe, I-- (フィービー、僕は…)
フィービー: Wait! Oh, wait! (she takes off a ring that was already on her left ring finger. After that Mike starts to kneel again, but then...) Oh no! (She was wearing rings on all her fingers and her thumb, and takes all of these off.) (待って、ちょっと待って! [フィービーは左手の薬指にはめていた指輪を取る。その後、マイクは再び、ひざまずこうとするが、その後] あぁ、だめ! [フィービーは指全部、親指にも指輪をはめていたので、それを全部取る])
マイク: Ready? ((準備は)いい?)
フィービー: Uh-huh! (and now Mike kneels properly) (ええ! [そして今、マイクはきちんとひざまずく])
マイク: Phoebe, I love you. There's no one else in the world I would ask to marry me... three times. But I wanna take care of you, have babies with you, and grow old with you. Phoebe Buffay, will you marry me? (フィービー、愛してる。僕と結婚して欲しいと請う相手は、世界中に君以外にはいない…3回もね。君を大切にしたい、君と子供を持ちたい、そして君と一緒に年を取りたいんだ。フィービー・ブッフェ、僕と結婚してくれる?)
フィービー: Yes. (はい。)
(Mike puts the ring on her finger)
マイクは指輪をフィービーの指にはめる。
マイク: I love you. (愛してる。)
フィービー: I love you more. (私はもっと愛してる。)
マイク: Not possible. (they kiss, and then Mike says proudly...) She's gonna be Mrs. No Balls! (そんなの無理だよ。[二人はキスして、マイクが誇らしげに言う] 彼女は「タマなし夫人」になるんだ!)
(They kiss again, and Phoebe looks at the ring.)
二人はまたキスをして、フィービーは指輪を見る。
マイクがやろうとしているプロポーズを、毎回邪魔してしまうことで、フィービーはごめんなさいと謝っています。
それに対してマイクは、「いいや(君が悪いんじゃない)。僕のせいだ、僕が悪いんだ」と言って、I keep trying 以下のセリフを言っています。
前から順番に訳すと、「僕はこういうバカな方法でプロポースしようとし続ける。そして僕がしたいことは、君に that 以下のことを言うことだけだ」になるでしょう。
「僕はバカな方法を使ってプロポーズしようと試みてきたけど、本当は君にただこう伝えたいだけなのに」と、趣向を凝らすことばかり考えていた自分を反省する言葉を述べているわけですね。
マイクがフィービーに言いたかったことは、「愛してる」そして「僕の残りの人生を君と一緒に過ごしたい」ということ。
「ただ、こう言いたかっただけなのに」と言葉にしたことで、「そうだ、方法なんか考えずにただそれを伝えればいいんじゃないか」と自分で気づいた様子のマイクは、I'm gonna do this now. 「今(から)僕はこれをするよ」と言います。
つまり、これからプロポーズの言葉を述べるつもり、ということなので、フィービーは驚きの声を上げていますね。
そして、プロポーズのお決まりポーズである、「女性の前にひざまずく」というポーズを取って、言葉を始めようとするマイクですが、フィービーは「待って」と言って、これから指輪がはめられることになる、左手の薬指にはめていた指輪を外します。
それを見て、マイクはプロポーズを始めようとしますが、フィービーはまた「待って」と言って、薬指以外にもつけている左手の指輪を全部外すことになります。
フィービーのファッションはいつも独特で、特にアクセサリーは派手でゴテゴテしたもの(ごめんw)をつけていることが多いですね。
今回も、両手の指にやたらと指輪を、それもごっつくてでっかい指輪をいっぱいはめていたのですが、右手はそのままながら、左手だけは「マイクから指輪をもらう手」にする準備として、それを全部外したことになります。
ト書きにあるように、親指にまで指輪をはめていて、「どんだけ指輪つけてんねん」とツッコミ入れたくなる感じですが、普段からそういう感じのファッションをしている人なので、今回は「特に指輪の数が多い」とは思うものの、いつものフィービーのイメージからかけ離れたものでもなく、フィービーらしいシーンになっていると思いました。
「準備はいい?」と聞いたマイクは、ついにきちんとプロポーズするためのひざまずく体勢になって、自分の気持ちを述べています。
まず最初に、愛してる、と言った後の、There's no one else というセリフについて。
前から順番に訳すと、「世界に(君の)他にはいない」「僕と結婚してと請うのは」「3回(も)」になるでしょう。
自然な日本語にすると、「僕と結婚してと3回も言う相手は、世界中で君の他にはいない」ということですが、ちょっと間を置いて付け足しのように「それも3回目もね」と言ったところに、プロポーズをしようとしては何度も失敗したこれまでの経緯をジョークっぽく盛り込んだことになるでしょう。
その後、「君を大切にしたい、君と子供を持ちたい、君と一緒に年を取りたい」という自分の望みを述べた後、フィービーの名前をフルネームで呼んで、定番の will you marry me? と言うことになります。
今回は、「どんなプロポーズでもイエスと言うわ」と断言していましたし、手から指輪を外して、マイクにはめてもらう準備も万全でしたから、フィービーはもちろん素直に Yes. と言って嬉しそうな顔をしています。
観客からも嬉しそうな歓声が上がっていますね。
その後のセリフ、"I love you." "I love you more." "Not possible." というやりとりも素敵ですね。
マイクに「(僕は君を)愛してる」と言われたことで、フィービーは「私の方があなたをもっと愛してるわ」という意味で more をつけたのですが、それに対してマイクは、「僕の方がさらにもっと愛してる」のような「もっと合戦」には持ち込まず、フィービーの発言に対して、「(そんなことは)不可能だ、無理だ」と表現しています。
フィービーが、「マイクが私を愛しているよりも、私はもっとマイクを愛してるわ」と答えたことについて、「そんなことはできっこない。僕より愛してるなんてありえない。だって僕はこれ以上ないっていうくらい、誰も僕に勝てないくらい、君を愛してるんだから」と言っていることになるわけです。
「それ以上〜するのは無理である」→「最高に〜する」という意味になるのは、I couldn't agree (with you) more. 「これ以上あなたに同意することはできない」→「最高に同意している。大賛成だ」という文章と同じことですね。
そうして二人は幸せそうなキスをし、その後、マイクは笑顔で周囲の人に聞こえるように、She's gonna be Mrs. No Balls! と言っています。
「彼女(フィービー)は、タマなし夫人になるんだ!」ということですが、それは自分のことを「タマなし(根性なし、男らしくない)」のように言っていたことを受けて、「そんな風に言われてた僕だけど、その僕も結婚して妻を持つんだよ!」ということを、自虐的なフレーズを使って誇らしげに言った、という面白さになるわけですね。
チャンドラー&モニカのようなフレンズ内のカップルではありませんが、フィービーとマイクはとてもお似合いだと思いますし、フレンズのメンバーであるフィービーがこうして結婚することになったのはやはりファンとして嬉しいですね♪
プロポーズのセリフというものは、愛を伝える一番のセリフでもあるわけです。
たまたま昨日バレンタインデーで、一日遅れとはなりますが、上のような「愛のセリフ」を記事で紹介することになったのはタイムリーだったように思いました(^^)
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2016年02月15日
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