2016年03月14日

番号知ってたら電話しないわけない フレンズ10-7その6

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養子縁組調査員のローラは、ジョーイとデートした後、ジョーイが電話をくれなかった、と言うのですが、ジョーイは「電話をくれなかったのはローラの方だ」と言い張っています。
ローラ: (embarrassed towards Chandler and Monica) Well, I'm pretty sure I gave you my number. ([チャンドラーとモニカに対して恥じて] あの、私は確かにあなたに番号を渡したわ。)
ジョーイ: Really? Think about it. Come on! You're a beautiful woman. Smart, funny. We had a really good time, huh? If I had your number, why wouldn't I call you? (ほんとに? 考えてみてよ。ほら! 君は美しい女性だ。賢くて面白くて。俺たち素敵な時間を過ごしたろ? もし俺が君の番号を持ってたら[知ってたら]、どうして俺が電話しないわけ?)
ローラ: I don't know. Well, maybe I'm wrong. I'm sorry. (わからないわ。あぁ、多分、私が間違ってるのね。ごめんなさい。)
ジョーイ: No, no, hey, no! Too late for apologies. Okay? You broke my heart. You know how many women I had to sleep with to get over you? (and he leaves the apartment, leaving her shocked) (いや、いや、だめだ! 謝るには遅すぎるよ、だろ? 君は俺の心を傷つけた。君を忘れるために俺が何人の女と寝なきゃいけなかったかわかるか? [そしてジョーイはアパートメントを去る、ローラをショックを受けた状態で残して])
ローラ: Joey, wait-- (ジョーイ、待って…)
ジョーイ: (acting sad) NO! I waited a long time! I can't wait anymore. (and closes the door behind him) ([悲しそうな演技をして] だめだ! 俺は長い間待ったんだよ! もうこれ以上は待てないよ! [後ろ手にドアを閉める])
ローラ: (laughing nervously) I'm sorry that you had to see that. I'm so embarrassed. ([ナーバスな感じで笑いながら] あんなところを見せちゃってごめんなさい。私、とっても恥ずかしいわ。)
チャンドラー: Oh, that's really okay. (あぁ、そんなの全然いいですよ。)
モニカ: Yeah, that we totally understand. Dating is hard. (えぇ、私たち完璧に理解していますわ。デートするのって大変ですよね。)
ローラ: Boy, you people are nice. And I've got to say... I think you're going to make excellent parents. (なんてこと、あなたたちお二人は優しいわ。そして私はこう言わなければ[私にこう言わせて下さい]… あなたたちは素晴らしいご両親になると思います。)
(Chandler and Monica hug each other, and then Joey enters the apartment again.)
チャンドラーとモニカはお互いハグし合い、その後、ジョーイがまたアパートメントに入ってくる。
ジョーイ: LAURA! (and points to her, very confident) (ローラだ! [そして彼女を指さす、自信満々な様子で])

ローラは「私があなたに電話番号を渡したのは確かよ」と反論しています。
それに対するジョーイの返しが、プレイボーイの彼らしくて面白いですね。
確かに番号を渡したわ、と主張するローラに、「ほんとに(渡したの)?」と言った後、「考えてみてよ。君は美しい女性だ。賢くて面白くて。俺たちは本当に素敵な時間を過ごしただろ?」と続けます。
ジョーイが自分を褒めてくれるのを聞いて、ローラは嬉しそうな顔をして照れていますね。
そこまで褒めた後、「もし俺が君の電話番号を知ってたら、どうして俺が君に電話しないなんてことになるの?」と言います。
ローラは番号を渡したと主張するけれど、もし俺が電話番号を知ってたら、そんなに素敵な女性である君に、電話しないはずないだろ? 電話するに決まってるだろ? と言ってみせたわけですね。

そこまで言われたローラは、「(番号を渡したっていう私の発言は)多分、間違ってるのね、ごめんなさい」と素直に謝っています。
それでとりあえずは「寝た後、ジョーイが電話しなかった」という事実がなかったことになったので、普通に謝罪を受け入れて、ここで話を終えても良かったのでしょうが、調子が出てきたのか(笑)、ジョーイはさらに自分の方が優位に立つように話を持って行くことになります。

謝られたジョーイは、「謝罪には遅すぎる。今さら謝られてももう遅すぎるよ」「君は僕の心を壊した・傷つけた」と言った後、You know how many women I had to sleep with to get over you? と言って、部屋を去ろうとします。
get over と言ったあたりで、観客からは笑い声と歓声が上がっていますね。
直訳すると、「君を忘れる(あきらめる)ために、俺が何人の女性と寝なければならなかったかわかるか?」みたいな感じになるでしょう。
「君が電話をくれなかったばっかりに、その後の俺は何人もの女と寝なければならなかった」のように、俺がプレイボーイになってしまったのは、君のせいだ、みたいに言ったニュアンスになるわけですね。

そして去り際にダメ押しのように、悲しそうな演技をしながら、「俺は長い間、待ったんだ。もうこれ以上は待てないよ」と言って、ドアを閉めて出て行くことになります。
「ジョーイが電話をくれなかった」という劣勢を跳ね返して、「電話をくれなかったのはローラの方で、そのせいで俺はこんな俺になってしまった」みたいに思わせて出て行くという、ジョーイの作戦勝ちですね。

「君のせいだ」と言われて部屋に残されたローラは、一緒にいるチャンドラーとモニカに、I'm sorry that you had to see that. と謝っています。
「あなたがたが今のを見なければならなかったことはごめんなさい」ですから、「あんなものを見せちゃってごめんなさいね」と言った感覚になりますね。
「私、とっても恥ずかしい」というローラに対し、チャンドラーは「あぁ、そんなの全然いいですよ」と言い、モニカも「よくわかります。デートするのって大変ですよね」と言っています。

ジョーイが大芝居を打ったことで、悪いのはローラの方みたいになっているので、ローラは気が弱くなっているのでしょう、チャンドラーとモニカがそう言ってくれたことに感動した様子で、「あなたたちお二人は優しいわ。そして私はこう言わなきゃ[私にこう言わせて下さい]、あなたがたは素晴らしい親(ご両親)になると思います」と言います。
養子縁組の調査員に、「あなたたち二人は素晴らしい親になると思う」と言われれば、それは調査に合格したと言われたようなものですから、二人は感動して抱き合うことになります。
その後、ジョーイが入ってきて、ローラを指さしながら、Laura! と一言叫んで出て行くのがまた、面白いですね。
言葉としては「ローラ!」しか言っていませんが、その表情と態度から、「君の名前、思い出したぞ、君の名前はローラだ!」と言っているのは明らかです。
言われた方のローラはピンと来ていない様子ですが、チャンドラーとモニカ、そして観客には、「さっきは、lady と言っていて名前を忘れていた様子だったのに、思い出してそれを言いにわざわざ戻ってきた」ことがわかって、笑えてしまうわけですね。


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posted by Rach at 17:20| Comment(0) | フレンズ シーズン10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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