2016年06月27日

私はそれを履歴書と呼んだりしない フレンズ10-14その2

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現在、ラルフ・ローレンに勤めているレイチェルは、グッチからヘッドハンティングされ、面接を受けることになります。
グッチのキャンベル氏と面接するためにレストランに来たレイチェルですが、ラルフ・ローレンでの現在の上司ゼルナー氏もそのレストランに来ていました。
他社との面接だとは言えないレイチェルは、「今日はデートなんです」と説明するのですが、ゼルナー氏が真後ろにいる状態で、キャンベル氏と会話することになってしまい、、、
キャンベル氏: So... your resume is quite impressive. (Mr. Zellner who sits behind Rachel shrugs) (それで…君の履歴書は実に見事だ。[レイチェルの後ろに座っているゼルナー氏は、肩をすくめる]
レイチェル: Wha... My resume? I wouldn't-- I wouldn't call my online dating profile a resume. (何… 私の履歴書ですって? 私は自分のオンライン・デート用の[出会い系サイトの]プロフィールを履歴書だなんて呼んだりしませんよ。)
キャンベル氏: Dating profile? No, I-I-I'm talking about the work resume. (デート用プロフィールだって? いや、私が言っているのは、仕事の履歴書のことだよ。)
レイチェル: (starts singing la la la la) Whatever happened to just singing for no reason? Huh? ([ラララーラと歌い出す] 理由もなくただ歌うなんて、一体何が起こったんですかねぇ?)
キャンベル氏: Maybe people... found it weird. So.... Why do you want to leave Ralph Lauren? (多分、人は…それを変だと思っただろうね。それで… どうして君はラルフ・ローレンを辞めたいのかね?)
レイチェル: What? I-I don't. (何? 私は辞めたいと思ってませんよ。)
キャンベル: You don't? (辞めたくない?)
レイチェル: No, I-I-I love-- I love it there. (辞めたくないです。私は…そこが大好きですから。)
キャンベル氏: Well, if you don't want to leave, why are we having this lunch? (じゃあ、もし君が辞めたくないのなら、どうして我々はこの会食をしてるんだ?)
(Rachel mimes and mouths to Mr. Campbell "That is my boss", pointing to Mr. Zellner)
レイチェルはゼルナー氏を示しながら、「あれは私の上司なんです」ということを、パントマイムと、声は出さずに口だけの仕草で伝える。
キャンベル氏: What? (何だって?)
(Rachel now silently whispers "That's my boss".)
今度はレイチェルは、「あれは私のボスなんです」と静かにささやく。
キャンベル氏: That's Hugo Boss? (あれはヒューゴ・ボスなのか?)
(Rachel holds her hand in order to support her head. Mr. Zellner obviously overheard the conversation.)
レイチェルは自分の頭を支えるために手を上げる。ゼルナー氏は明らかにその会話を聞いている。

グッチのキャンベル氏を演じているのは、ブレント・スパイナー(Brent Spiner)さんで、「新スタートレック」(Star Trek: The Next Generation)のデータ少佐(Lieutenant commander Data)で有名な俳優さんです(^^) トレッキーの私としては、フレンズに出てきてくれて超嬉しい♪

グッチのキャンベル氏は、「君の履歴書は実に印象的だ・見事だ」と褒めてくれるのですが、真後ろで現在の上司が聞いているという状態なので、他社の面接であることを悟られまいとして、履歴書という言葉をごまかそうとしています。
レイチェルは、「私の履歴書ですって?」と言った後、I wouldn't call my online dating profile a resume. と言います。
call+目的語+補語の形で、「目的語を補語と呼ぶ・称する」という意味になり、このセリフの場合は、my online dating profile を a resume と呼ぶ、と言っていることになります。
I wouldn't は、「(あなたはそう言うけど)もし私だったら、そんな風には言わない」というようなニュアンスなので、「私は my online dating profile のことを、履歴書だなんて言いませんよ」と言っていることになります。
DVDの日本語訳では「出会い系サイトのプロフィール」と訳されていましたが、まさにそんな感じですね。
後ろで今の上司が聞いているので、「あぁ、履歴書のことじゃなくて、デート用プロフィールのことですよねぇ〜」とトボけてみたのですが、相手はレイチェルの意図がわからず、「私は仕事の履歴書のことを言っているんだよ」と言います。

the work resume とはっきり言われてしまったので、ゼルナー氏に聞こえないよう、レイチェルは突然歌を歌い出してごまかすという行動に出ます。
Whatever happened to just singing for no reason? について。
文頭の whatever は、what を強調したもので、「一体(全体)何が」という意味になると思います。
What happened to (A)? だと、「A に何が起こったの?」という意味になり、このセリフの A に当たる部分は、「理由もなく、ただ歌うこと」という動名詞になるでしょう。
よって、文全体を直訳すると、「理由もなく、ただ歌うっていうことに、一体全体何が起こったのかしら?」ということになり、「一体何が起こったのかしら、理由もなく、ただ歌うなんて」という意味で言っていると思われます。

「一体何が起こったのかしら?」と表現したことに対して、キャンベル氏は、Maybe people... found it weird. 「多分、人はそれを変だと思った(だろう)」と言っています。
it = just singing for no reason ということで、「そういうことに対して何が起こったか? と聞かれたら、”人がそれを変だと思った”ということが起こっただろうね」と、あきれた感じで返したわけですね。

そんなやりとりの後、キャンベル氏は、"Why do you want to leave Ralph Lauren?" という発言をします。
leave は「(場所を)去る、離れる」「(仕事・業務を)やめる」という意味で、特に最近は、Leave EU や Vote Leave など、「イギリスの EU 離脱」のニュースでよく出てきた単語ですね。
固有名詞のラルフ・ローレンの名前まで出されて、「どうしてそこを辞めたいの?」と聞かれたので、レイチェルは「辞めたいなんて思ってません」と必死に否定するしかありません。

I love it there. は「私はそこ(ラルフ・ローレン)が大好きです」という意味。
love は他動詞なので目的語が必要になりますが、there は副詞なので目的語にすることができない、よって、it という目的語を置いている感覚になります。
このような it については、拙著「読むだけ なるほど! 英文法」の p.61 に、「訳さなくてもよい it 」の中で「他動詞に目的語が必要な場合」として、I like it here. 「私はここが好き」という例文を使って説明しています。

「今の会社を辞めたくないなら、どうして今ここで君と私は(ヘッドハンティングのための)ランチをしてるんだね?」と聞かれたので、レイチェルは、後ろにいる上司ゼルナー氏を示しながら、ト書きにあるように、mime 「パントマイムをする、身ぶり手ぶりをする」、mouth 「声には出さず、口の動きで伝える」という動作で、「後ろにいるあの人は、私の上司(ボス)なんです」と訴えます。
意味がわからないキャンベル氏が問い返すと、今度はささやき声ながらも、声に出して、That's my boss. と伝えます。
「ボス」だけが聞こえたらしいキャンベル氏は、「あれはヒューゴ・ボスなのか?」と言うのですが、その Hugo Boss というのは、ドイツの高級紳士服ブランド名であり、そのブランドの創始者の名前でもあります。
詳しくは以下のウィキペディアで。
Wikipedia 日本語版: ヒューゴ・ボス
レイチェルが「ボス」という言葉を言ったことに対して、脚本上、「ファッション関係でボス繋がりの言葉」と勘違いさせてオチにした、というところですが、このセリフの「ヒューゴ・ボス」という言葉が、創始者であるデザイナーの名前(人名)を指しているのか、ブランド名を指しているのかでちょっと悩みました。

創業者であるデザイナーの方が随分前に亡くなっていることを考えると、「あれがあの有名なデザイナーの、ヒューゴ・ボスか?」と、ファッション業界の人が勘違いするのは、ちょっと無理がある気もします。
そういう意味では、「あの男性が着ている服は、ヒューゴ・ボスか?」のようにブランド名として言った可能性の方が高い気はしますが、そのブランドの服を着ている人がいたことでそんなに騒ぐような話でもない気がするんですよね。
一応私の解釈としては、人名として言った場合は、「あれはボス」と何だか大騒ぎしているレイチェルを見て、反射的に「あれがデザイナーのヒューゴ・ボスだって?」と返した、「そんなはずないの、わかるやろ!」的なボケた返事をしたという面白さ、ということかなぁ、と。
また、ブランド名として言った場合は、レイチェルが「彼の着てる服のブランドはヒューゴ・ボスです」と訴えているけれど、それがどうしたの? 何を一人で大騒ぎしてるの? 的なことを返した面白さということになるでしょうか。

いずれにしても、ラルフ・ローレンとグッチの社員の会話で「ボス」と出てくると、同じような有名ブランドのヒューゴ・ボスだと聞き間違えるってことありそう、、という流れのオチだということですね。


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posted by Rach at 18:56| Comment(0) | フレンズ シーズン10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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