2016年08月12日

僕らにはいろいろあったのに、こんなの信じられない フレンズ10-16その5

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パリに転勤になるレイチェルは、フレンズ一人一人に個別にお別れの挨拶をするのですが、ロスにはさよならの一言もなく、自分の部屋に戻ってしまいます。
自分だけ無視された形になったロスは、怒ってレイチェルの部屋に入ってきます。
(Ross takes big steps leaving for Joey and Rachel's apartment, where Rachel is going through her papers.)
ロスは大股歩きで、ジョーイとレイチェルのアパートメントに向かう。そこではレイチェルが書類に目を通している。
ロス: I don't get a goodbye? (僕はさよなら一つもらえないの?)
レイチェル: What? (何?)
ロス: (talking agitated and angry) Everyone gets a goodbye but me? What do I gotta do to get a goodbye, huh? Be best friends with you? Uh, go out with you? Have a baby with you? Oh, wait a minute, wait a minute! I did all those things! ([イライラして怒りながら話す] 僕以外のみんなはさよならをもらえるのに? 僕がさよならをもらうには僕は何をすべきなんだろうね? 君と親友になる? 君とデートする? 君との間に赤ちゃんを持つ? あぁ、ちょっと待って、ちょっと待って! そういうこと全部、僕はしたよね!)
レイチェル: Ross-- (ロス…)
ロス: Or maybe it's me, I'm just not giving you enough credit. Uh, I mean, it is difficult to say goodbye to five people. Uh, goodbye, goodbye, goodbye, goodbye, g-- (makes choking noises) IT'S PHYSICALLY IMPOSSIBLE. You know what? After all we've been through, I can't believe this is how you want to leave things between us. Have a, have a good time in Paris. (He leaves the apartment. Rachel looks kind of desperate.) (もしくは多分、僕のせいなんだ、僕はただ君を十分に評価してないんだよね。ほら、5人の人間にさよならを言うのは難しいもんね。あぁ、さよなら、さよなら、さよなら、さよなら、さ… [喉が詰まるような音を出して] 物理的に不可能だ! ねぇ、僕たちが経験してきた全ての(こと)の後で、君が僕たちの間に物事をこんな風に残したいなんて[物事をこんな風に終わらせたいなんて]信じられないよ。パリで素敵な時間を過ごしなよ。[ロスはその部屋を去る。レイチェルは少し絶望的な顔をしているように見える])

Everyone gets a goodbye but me? 「僕以外のみんなはさよならをもらえるの?」と言った後、What do I gotta do to get a goodbye, huh? とロスは言います。
gotta = got to = have got to = have to ということで、I gotta go. 「行かなきゃ(ならない)」などの形で使われるように、gotta は「〜しなければならない」(have to)ということですね。
「さよならをもらうために僕は何をしなくちゃいけないのかな?」とロスは言い、その後、しなければならないことの例として、Be best friends with you? Uh, go out with you? Have a baby with you? の3つを挙げています。
be, go, have と原形が使われているのは、「僕は何をしなくちゃいけないの?」の続きとして、Do I have to be best friends with you? のように、gotta/have to の後に続く形として原形で表現していることになります。
ニュアンスとしては、「(君からさよならをもらうためには僕は)君と親友にならなくちゃいけないの? 君とデートしないといけないの? 君と子供を持たないといけないの?」というところですね。
興奮した様子で、そうまくし立てた後、「あ、ちょっと待って、ちょっと待って。僕はそれらのこと全部したよね!」と言っています。
それはつまり、「僕はレイチェルと親友で、恋人として付き合っていたこともあって、さらには二人の間にはエマという娘までいるのに、そんな間柄の僕に対して、レイチェルはさよならの一言すらくれないのか?」ということですね。
「他のフレンズたちよりも僕との方が関係も絆も深くて、挨拶に一番時間をかけてもいいはずなのに、一言さよならの挨拶すらないなんて信じられないよ」というレイチェルに対する大きな非難の言葉となるでしょう。

Or maybe it's me, I'm just not giving you enough credit. について。
この場合の it's me は「僕のせいだ」というニュアンスで、「問題となっているのは・原因は、僕だ」と言っている感覚になるでしょう。
give someone credit は「人を正しく評価する」という感覚。
ですから、このロスのセリフは、「(レイチェルが悪いんじゃなくて)多分、問題は僕の方にあるんだよね。僕がただ君を十分に評価していない、ってことなんだよね」と言っていることになるでしょう。
その後、「ほら、5人の人間にさよならを言うのは難しいんだよね」と言って、さよなら、さよなら、と4回まで言った後、5人目になった時に、グッ!と息を詰まらせて、「物理的に不可能だ!」と叫びます。
「4人にはさよならを言って、ただ最後の5人目の僕にも同じようにさよならって言うだけなのに、そんなことすらしてくれないなんて、ひどすぎるよ」という気持ちから、ここまでウザくて嫌味な(笑)言い方で非難していることになるでしょう。

After all we've been through, I can't believe this is how you want to leave things between us. について。
まず、最初の After all we've been through の after all は、「結局」というフレーズではなく、「all の後で」つまり「僕たちがこれまで be through してきたすべて(のこと)の後で」という意味になるでしょう。
through は「通り抜けて、中を通って」ということですから、「経てきた、経験してきた」のような感覚。
ですから、After all... は「友達で、恋人になって、娘もできて、僕たちはいろんなことを二人で経験してきた、そういう全ての出来事があった後(最後のお別れというこの時に)」というニュアンスになるでしょう。

次に、I can't believe this is how you want to leave things between us. について。
直訳すると、「僕には信じられない、僕たち二人の間に君が物事をどんな風に残したいかが[物事をどんな状態にしておきたいかが]、これだなんて」みたいになるでしょうか。
DVDの日本語訳(音声)では、「僕らの間には、いろいろあったのに、信じられないよ、こんな終わらせ方を君がするなんて、、」となっていましたが、意味としてはまさにそういうニュアンスだろうと思います。
他動詞 leave には「(もの)を残す」「(もの)を(補語)の状態にしておく」という意味がありますので、「君が僕の前から去ろうとする時に、ものごとを僕たちの間に、ある状態で残しておこうと君が望む、その状態がこれだなんて僕には信じられないよ」と言っている感覚になるでしょう。
こんな風に、僕たちの間に things を leave することが君の望みなの? いろいろあった僕たちの関係を、「一言のさよならも言わない」っていうこんな状態で終わらせることが君の希望なの? という気持ちですね。
「僕たち二人の間に、物事をこんな状態にしておく[こんな状態で残しておく]」というのが、「君が去る時に、僕たちの関係をこんな形で終わらせる」という感覚になる、ということです。

そう言った後、「パリで素敵な時間を過ごしなよ」と言って、ロスは部屋を出て行きます。
自分にだけさよならの挨拶がなかったことが、あまりにもショックでやりきれない、、 そういうロスの苛立ちと怒りがよく出ているシーンだと思います。


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posted by Rach at 13:29| Comment(0) | フレンズ シーズン10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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