2016年08月22日

キスしたことをしゃべるような男じゃない フレンズ10-17その3

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ジョーイとレイチェルの部屋。ジョーイとフィービーが話しているところにロスが入ってきます。
ロス: Is Rachel here? (レイチェルはここにいる?)
ジョーイ: Uh, I think she's still asleep. Hey, hey, how did it go with you guys last night? She seemed pretty pissed at you. (あー、レイチェルはまだ寝てると思うよ。なぁ、なぁ、昨日の晩、お前ら二人はどうなったんだ? レイチェルはお前にかなり怒ってるようだったぞ。)
ロス: Uh, we, y'know, we worked things out. (あー、僕ら、丸く収まったんだよ。)
フィービー: What's that smile? Did something happen with you two? (その微笑みは何? あなたたち二人に何か起こったの?)
ロス: Hey, I'm not one to kiss and tell. But I'm also not one to have sex and shut up. We totally did it! (もう、僕はキスしてしゃべる[キスしたことを(ペラペラ)しゃべる]ような男じゃないよ。でもエッチして黙ってるような男でもない。僕たち、本当にヤッちゃった[エッチしちゃった]んだ!)
ジョーイ: Oh, my God. You and Rachel? (なんてこった。お前とレイチェルが?)
ロス: I know, it's pretty great. (そうなんだ、最高だよ。)
ジョーイ: So, what does that mean? Are you guys getting back together? (それで、それってどういう意味? お前らはよりを戻すつもりなの?)
ロス: Oh, I.. I don't know. We didn't really get to talk. (あぁ、わかんないけど。僕たちちゃんと話をすることにはならなかったんだ。)
フィービー: But do you wanna get back together? (でも、ロスはよりを戻したいんでしょ?)
ロス: I don't know. It was incredible. I mean, it just felt so right. When I was holding her, I mean, I never wanted to let her go. You know what? Yeah, I do. I wanna be together. (どうかな。(昨日の晩のことは)素晴らしかった。ほら、しっくり・ぴったり来たんだ。僕がレイチェルを抱き締めている時、僕は彼女を絶対に離したくないと思った。ねぇ。そうだよ、そうだ。僕は彼女と一緒にいたい。)

ロスが「レイチェルはいる?」と尋ねると、ジョーイは「レイチェルはまだ寝てると思うけど、昨日の晩、お前ら二人はどうなったんだ? レイチェルはお前にかなり怒ってるようだったぞ」と心配そうに尋ねます。
レイチェルがロスにだけさよならを言わなかったことでロスが激怒し、ロスがその怒りをレイチェルにぶつけたことを知っていたので、そのまま喧嘩した状態なのかと心配しているわけですね。
we worked things out. の work out は「うまくいく、丸く収まる、良い結果となる」。
そう言ってニヤニヤしているロスを見て、フィービーは「その微笑み(にやけた顔)は何? あなたたち二人に何か起こったの?」と尋ねます。

それに対するロスの返事が、英語表現としてなかなか面白いですね。
I'm not one to A. But I'm also not one to B. という形になっていて、「僕は A するような男(人間)じゃない。でも B するような男でもない」となります。
A に当たる部分は、「キスして話す」ですから、前半部分は、「キスをした後、キスしたことを人に話すような男じゃない」ということですね。
恋愛がらみの出来事、二人の秘め事を人にペラペラ話すような男じゃない、というところです。

この kiss and tell というのは決まり文句で、kiss-and-tell として辞書にも載っています。
研究社 新英和中辞典では、
kiss-and-tell=【形】【A】 情事暴露のゴシップものの

アカデミックな辞書である、LAAD (Longman Advanced American Dictionary) にも載っていて、
kiss-and-tell [adjective] : (informal) a kiss-and tell story, book etc. is one in which someone publicly tells the secret details of a romantic or business relationship.
つまり、「(インフォーマル) kiss-and-tell の話や本などは、その中で、恋愛関係またはビジネス関係の秘密の詳細を、誰かが公然と(世間に)話すもの」。

この語義を見ると、romantic relationship だけではなく、business relationship についても使われるようですから、必ずしも恋愛に限定されているわけでもなく、普通は他人には言わないようなプライベートな関係の詳細を暴露する場合に使われるということになるでしょう。

この言葉を知らなくても、「キスして(そのことを人に)しゃべる」という表現から、恋愛のプライベートな事柄を人にペラペラしゃべるイメージは連想できますよね。
kiss and tell と同じような形で、後半では、have sex and shut up という表現が使われています。
「エッチして黙る」ということから、「誰かとエッチしたことを、人に話さない、黙っておく」という意味であることがわかりますね。
kiss and tell という決まり文句に似せた表現を使ってみせたことになるでしょう。
tell 「人に話す」の反対の意味として、shut up 「人に話さないで黙っておく」を使い、「キスして話す」ような男じゃないけど、「エッチして黙る」ような男でもない、と続けることで、結局、「キスしたことを話すようなタイプじゃないけど、エッチしたことを黙ってられる人間でもないから、言っちゃうね」のように、結局は、have sex and tell を実行することになる、という流れです。
A はしない。でも B もしない、と表現することで、最初は「僕はキスしたことを人に話すような口の軽い男じゃないよ〜」みたいに思わせておいて、後半で、「B (エッチしたことを黙っている・人に言わない)ということもしない」=「エッチしたことを(ペラペラ)人にしゃべる・暴露する」というオチに繋がるわけですね。

「キスしたことをしゃべるような男じゃないけど、エッチしたことを黙ってられるような男でもない」という表現は、「キスしたとか言えないよ、、とか言いながら、結局、さらに過激な内容を暴露するんかーい!」とツッコミたくなるような、日本語に訳してもわかりやすい、なかなか面白い表現だと思います。
We totally did it! の did it はまさに have sex という意味で、「エッチして黙ってられるような男じゃないから言っちゃうけど、ほんとに僕ら、エッチしちゃったんだ!」と告白したことになります。

ロスとレイチェルがエッチしたと聞いて、ジョーイとフィービーも驚いています。
ジョーイが「二人がエッチしたってことは、お前らはよりを戻すつもりなのか?」と尋ねると、ロスは、わからない、と言って、We didn't really get to talk. と答えます。
get to talk の get to は「talk するという状態になる」と考えれば良いでしょう。
単に、We didn't talk. 「僕たちは話さなかった」というよりも、「自分たちのこれからについて話そうという状況にならなかった」という感じが出るように思います。
not really のように部分否定になっていますので、「それほど真剣に(じっくりと)話すような状況にはならなかった」のように解釈すれば良いでしょう。

二人がエッチしたと知ったフィービーは、嬉しそうな顔をして、「でもロスは、レイチェルとよりを戻したいんでしょ?」と尋ねます。
そう聞かれたロスはまた、I don't know. と答えるのですが、二人で過ごした夜のことを思い出して、「素晴らしかった」、そして it just felt so right. と続けます。
feel right は「正しいと感じる」ということですね。
これが正しい・本来の姿・状態である、というようなところで、「まさにこうなるべきだったという状態に感じられた、ぴったり・しっくり来た、何の違和感もなく感じられた」のようなニュアンスになるでしょう。
When I was holding her, I mean, I never wanted to let her go. は「彼女を(腕に)抱いていた時、僕は彼女を絶対に離したくないと思った」。
その言葉から、ロスがその時、どれほどレイチェルを愛しいと感じていたか、ということがよくわかりますね。

最初は、I don't know. と言いながらも、昨日二人で過ごした夜が素晴らしかったこと、レイチェルのことを離したくないほど愛おしいと思ったことに思いを巡らせたロスは、You know what? と言った後、Yeah, I do. I wanna be together. と言います。
これは、フィービーに do you wanna get back together? と問われたことに対して、いったんは、I don't know. と答えたけれど、その後、いろいろ考えた上で改めてそれ(よりを戻したいの?)に対しての返事として、「あぁ、そうだ。僕は一緒になりたい(レイチェルとよりを戻したい)」と答えたことになります。
自分の気持ちに正直になって考えてみたら、やっぱり僕はそうしたいと思った、という結論に至ったわけで、その気持ちの変化の過程を英語のセリフから感じられると、いい感じ♪ だと思います。


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posted by Rach at 13:26| Comment(0) | フレンズ シーズン10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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