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レイチェルが飛行機に乗ろうとした時に、何とか追いついたロスとフィービー。
二人を見て驚くレイチェルに、ロスは語り始めます。
ロス: Okay. Thing is.... (よし。言いたいことは…)
レイチェル: Yeah? (何?)
ロス: Don't go. (行くな。)
レイチェル: What? (何?)
ロス: Please, please stay with me. I am so in love with you. Please don't go. (どうかお願いだ、僕と一緒にいてくれ。僕は君をとても愛してる。どうか行かないでくれ。)
レイチェル: Oh, my God. (まぁ。)
ロス: I know. I know. I shouldn't have waited till now to say it, but I'm-- That was stupid, okay? I'm sorry. But I'm telling you now. I love you. Do not get on this plane. (そうだ、わかってる。それを言うのを今まで待つべきじゃなかったのに。でも僕は… 今までバカだった。ごめんよ。でも僕は今、これを言うよ。君を愛してる。この飛行機に乗らないで。)
ゲート案内係2: Miss? Are you boarding the plane? (お客様? 飛行機に乗られますか?)
ロス: Hey, hey. I know you love me. I know you do. (ねぇ。君が僕を愛してるってわかってる。君もそうだって僕にはわかってる。)
ゲート案内係2: Miss? (お客様?)
レイチェル: I.... I.... I have to get on the plane. (私、私…私は飛行機に乗らないといけないの。)
ロス: No, you don't. (だめだ、乗るな。)
レイチェル: Yes, I do. (いえ、乗るわ。)
ロス: No, you don't. (いや、乗っちゃだめだ。)
レイチェル: I do. They're waiting for me, Ross. I can't do this right now, I'm sorry. I'm sorry. (乗るわ。みんなが私を待ってるの、ロス。今はこんなことできない、ごめんなさい、ごめんなさい。)
ロス: Rachel? (レイチェル?)
レイチェル: I'm so sorry. (本当にごめんなさい。)
(She boards the plane.)
レイチェルは飛行機に乗り込む。
ロス: I really thought she'd stay. (彼女は残ってくれるって、僕は本当に思ってた。)
フィービー: I know. I'm sorry. (そうね。残念だわ。)
(Phoebe hugs Ross.)
フィービーはロスをハグする。
Thing is... / The thing is... は、これから大切なことを言おうとする際に、前振りとして使う表現。「そのこと=大事なこと」は(今から言う以下のこと)なんだ、という感覚ですね。
ロスはまず、端的に、Don't go. 「行くな」と言っています。
いきなりそう言われたレイチェルは、What? と返すしかありませんが、ロスはさらに「どうか僕と一緒にいてくれ」と言います。
そしてはっきりと、I am so in love with you. 「僕は君をとても愛してる」と言っていますね。
「愛してるから、行かないで」と空港で言われてしまったレイチェルは、感動した様子の震える声で、Oh, my God. と言います。
I shouldn't have waited till now to say it の shouldn't have p.p. は「〜すべきじゃなかったのに(実際には〜してしまった)」のような後悔の表現。
「それ(君をとても愛してる)という言葉を言うのを、今まで待つべきではなかったのに、結果として今言うことになってしまった。もっと前に言うべきだったのに言えなかった」という後悔になります。
That was stupid は「レイチェルに愛してると言えなかったことは、愚かだった」というところ。
言うべきことを言えなかった自分を反省し、僕がバカだった、と認めた上で、「でも今、僕は君に言うよ、僕は君を愛してる」と、はっきり I love you. という言葉を口にします。
自分の気持ちを正直に伝えた上で、さらに「この飛行機に乗らないで」と説得していますね。
ですが、出発間近の飛行機なので、空港の係員は、ゲートのところで乗るか乗らないかで迷っている乗客に対し、「お客様、飛行機に乗られますか?」と当然のように促すことになります。
係員にそう言われて困ってしまうレイチェルですが、ロスはレイチェルを全力で引き留めようと、強気な発言を続けます。
I know you love me. I know you do. 「君も僕を愛してるって僕にはわかってる」というのが泣けてしまいますね。
お互いがお互いを愛していることは、お互いをよく知る、長い付き合いの二人には当然わかっていたはずですが、これまでは心の底ではそう信じていても、過去の別れの経緯などもあり、なかなか口には出せなかった状態でした。
ここでレイチェルを引き留めなければ、レイチェルはパリに行ってしまう、という時になってやっと、「僕は君を愛してる。そして君も僕を愛してるはずだ。だからパリには行かずに僕と一緒にいて欲しい」という力強い発言をすることがロスにもやっとできたわけですね。
ロスがここまで正直な気持ちをぶつけたことで、レイチェルの心は大いに揺れ動いたはずですが、係員が「お客様?」とせかすので、レイチェルは「今はもう何も考えられない」という混乱した様子で、「とにかく私は飛行機に乗らなくちゃ」と言います。
ロスは必死に「乗るな」と止めるのですが、「みんなが私を待ってるのよ。今はこんなことできない。ごめんなさい」と言って、ついには飛行機に乗り込んでしまいます。
レイチェルが行ってしまった後、係員によってドアが閉められます。
レイチェルが去り、茫然とするロスに、フィービーは後ろからそっと近づき、慰めるようにロスの背中をさすります。
I really thought she'd stay. というロスのセリフが、本当に悲しみを誘います。
「レイチェルは残ってくれるだろうと、僕は本当に思っていた」ということですね。
実際のところ、「自分が気持ちを告白することで、絶対にレイチェルは残ってくれるはず」という自信があったとまでは言えなかったでしょうが、ロスが全力で自分の気持ちを伝えれば、僕のことを愛しているはずのレイチェルの心もきっと動いてくれるに違いない、という願いにも似た気持ちを持っていたのは間違いないでしょうね。
I love you. I know you love me. という言葉まで口にした後で、まさかレイチェルが僕の気持ちを受け入れずにそのままパリに旅立ってしまうなんて、、 というショックが隠しきれない様子が、このセリフからもよくわかります。
ロスに付き添っていたフィービーも、「そうね。残念だわ」と言ってハグするしかありません。
ロスが言うべきことを言えないままで、レイチェルが行ってしまう、、という流れは、コメディとしてよくあるパターンで、ここに至るまでもそういうことの繰り返しのようでしたが、今回のシーンのように、ロスがここまで自分の気持ちを正直に力強く告白したのに、それでもレイチェルは行ってしまった、、というのは、見ていてショックなものがありますね。
ロスの気持ちがよくわかる、という気持ちになったファンも多かったのではないでしょうか。
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