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ジョーイ: (SITTING BESIDE HER) And hey, you need anything, you can always come to Joey. Me and Chandler live right across the hall. And he's away a lot. ([レイチェルの隣に座りながら] それに、ほら、君が何か必要なら、いつでもジョーイのところに来なよ。俺とチャンドラーは廊下の真向かいに住んでる。そして、チャンドラーはよく出かけてるんだ。)
モニカ: Joey, stop hitting on her! It's her wedding day. (ジョーイ、レイチェルに言い寄る[レイチェルをナンパする]のはやめてよ! レイチェルの結婚式の日なのよ。)
ジョーイ: What? Like there's a rule or something? (何? まるで(結婚式の日にはナンパしちゃいけないっていう)ルールか何かでもあるみたいに(言うねぇ)。)
ジョーイはレイチェルの隣りに座って、レイチェルに話し掛けています。
you need anything, you can... は、If you need anything 「もし君が何か必要なら、〜できる[〜したらいい]」というニュアンスですね。
何か必要なもの・ことがあったら、ジョーイ(俺)のところに来たらいい、と言っていることになります。
you can always come to Joey. と言いながら、ドレス姿のレイチェルの肩の素肌部分を左手でしっかりつかんでいるので、レイチェルは「えらく馴れ馴れしくこんなところに手を置いて。何この人?」とでも言いたそうな、ちょっとあきれた顔をしているのも面白いです。
この時のジョーイは、左手はレイチェルの肩に手を置いて、右手にはサンドウィッチを持って、、という状態。
今後のエピソードでジョーイは「プレイボーイで食いしん坊」というイメージが出来上がってくるのですが、既にパイロット版の第1話でその片鱗を見せている感じもありますね。
次の Me and Chandler live right across the hall. について。
意味としては、「俺とチャンドラーは廊下のちょうど向かいに住んでいる」ということ。
本来ならば「俺とチャンドラー」が主語なので、Chandler and I live... のように、I (主格)を使うべきところですが、Me and Chandler のように、me (目的格)が使われているところが、口語っぽい感じですね。
ちなみに、主格を使った例として、「俺とチャンドラーは」ではなく、「チャンドラーと俺は」という順番にしたのは、主語が複数で I が含まれる場合には、A and I のように、I が後ろになるのが一般的だからです。
研究社 新英和中辞典の I の項目には以下の説明があります。
語法:人称の異なる単数形の人称代名詞、または名詞を並列する時は、2人称、3人称、1人称の順が慣例: You [He, She, My wife] and I are...
今回のセリフで、主語なのに、Me という目的格で始まっているのは、その前に Joey という自分の名前を出しているので、「そのジョーイである俺と、チャンドラーは」という風に前から引き継いだ感覚で、Me and で始めているのかなぁ、と思ったりします。
away は「離れて」ということで、ここでは「不在で、留守で、いなくて」。
チャンドラーは不在にしていることが多い、つまり、俺一人だけのことが多いよ、と言って誘っているのですね。
hit on は「(異性に)言い寄る、ナンパする」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
hit on somebody : (informal) to talk to someone in a way that shows you are sexually attracted to them
例) He's hit on every woman in the department.
つまり、「性的に惹かれていると示すような様子で人に話しかけること」。例文は、「彼は部の全ての女性を口説いてきた」。
この例文、いかにもプレイボーイっぽい感じですね^^
「今日はレイチェルの結婚式の日なんだから、ナンパするのはやめてよ」とモニカが言ったので、ジョーイは、Like...? 以下のセリフを言っています。
like は「〜みたいに、〜みたいな、〜と同じような」という意味でよく使われますが、ここでの「Like+SV(文)」の形は、「まるで〜みたいに(言うねぇ)」 というニュアンスで、この like は as if と同じような意味になります(なるほど英文法 p.339)
「まるで〜みたいに言うけど、実際はそんなことないだろ」という反語的なニュアンスが含まれていて、上のジョーイのセリフも、「そんなルールでもあるみたいに俺を非難してるけど、結婚式の日にはナンパしちゃいけないなんてルールは存在しないだろ?」と言いたいのですね。
or something は「〜か何か」。
言葉を限定せずに、「それとかそんな感じの・類のこと」と濁しています。
名前がはっきりわからない、もしくは限定したくなくて「そういう感じのこと」と言いたい場合に便利な表現です。
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