2016年10月21日

Dear Diaryの瞬間 フレンズ1-1改その14

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7:39
(THE DOOR BUZZER SOUNDS. CHANDLER GETS IT)
ドアのブザーが鳴る。チャンドラーがそれに出る[応対する]。
チャンドラー: Please don't do that again. It's a horrible sound. (どうか今の(ブーブーとブザーを鳴らすこと)は二度としないでくれるかな。不快な音だ。)
ポール: (OVER INTERCOM) Uh, it's, uh, it's Paul. ([インターコム越しに] あぁ、あの、ポールだ。)
モニカ: Buzz him in. (解錠ボタンを押して、彼を中に入れてあげて。)
ジョーイ: Who's Paul? (ポールって誰?)
ロス: Paul, the wine guy, Paul? (ワイン担当のポール、のポールか?)
モニカ: Maybe. (多分ね[そうかもね]。)
ジョーイ: Wait a minute. Your "not a real date tonight," is with Paul, the wine guy? (ちょっと待て。モニカの”今夜は本当のデートじゃない”は、ワイン担当のポールとなのか?)
ロス: He finally asked you out? (彼はついにモニカを誘ったのか?)
モニカ: Yes. (そうよ。)
チャンドラー: Ooh, this is a "Dear Diary" moment. (あぁ、これは”親愛なる日記さんへ”の瞬間だな。)
モニカ: Rach, wait, I can cancel. (レイチェル、待って、私、キャンセルできるわよ[キャンセルしてもいいわよ]。)
レイチェル: Please, no. Go, I'll be fine. (どうかやめて。行って、私は大丈夫よ。)
モニカ: (TO ROSS) Are, Ross, are you okay? I mean, do you want me to stay? ([ロスに] ロスは大丈夫? ほら、私に(ここに)いて欲しい?)
ロス: (CHOKED VOICE) That'd be good. ([息を詰まらせながら] そうしてくれるとありがたいね。)
モニカ: (HORRIFIED) Really? ([怯えた様子で] ほんとに?)
ロス: (NORMAL VOICE) No, go on! It's Paul, the wine guy! ([普通の声で] いや、そのまま続けなよ! ワイン担当のポールだぞ!)
(A KNOCK AT THE DOOR. MONICA GETS IT; IT'S PAUL)
ドアにノックがある。モニカがそれに出る[応対する]と、ポールである。
モニカ: Hi, come in! Paul, this is... (THEY ARE ALL LINED UP NEXT TO THE DOOR)... everybody, everybody, this is Paul. (はーい、入って! ポール、こちらは… [フレンズたちはみんな、ドアの横に整列している]…みんなよ。みんな、こちらがポールよ。)
みんな: Hey! Paul! Hi! The wine guy! Hey! (やあ! ポール! はーい! ワインガイ[ワインの人]! やあ!)
チャンドラー: I'm sorry, I didn't catch your name. Paul, was it? (申し訳ない、君の名前聞き取れなかった。ポール、だったっけ?)
モニカ: (SHOWS PAUL IN) Sit down. Two seconds. ([ポールを中に招き入れて] 座って。2秒[少し]待って。)
フィービー: Ooh, I just pulled out four eyelashes. That can't be good. (あぁ、今、まつ毛を4本、(引き)抜いちゃったわ。それって良い(兆候な)はずないわね。)

誰かが訪ねてきてブザーを鳴らすので、チャンドラーは、そのブザーに応対しつつ、「そんな音を鳴らすのはもうやめてくれ。不快な音だ」などと言っています。
口調で冗談だとはわかりますが、いきなりそんなことを言われたポールは「変なやつがいるな」と思ったことでしょうね。
相手が「ポールだ」と名乗るのを聞いて、モニカは、Buzz him in. と言っています。
日本語の「ブザー」は英語では buzzer で、英語の発音は「バザー」という感じ。
buzz は動詞で「(ハチ・機械などが)ブンブンいう、ブンブンうなる」ということで、その動詞に -er がついたものが、buzzer になります。
buzz は、人を目的語に取る他動詞では「人をブザーで合図する、人をブザーを押して呼ぶ」という意味になり、今回は、buzz him in. なので、「ブザーを押して彼が中に入るようにして」→「オートロックのボタン[開錠ボタン]を押して、彼を中に入れてあげて」と言っていることになります。

ポールという名前を聞いて、ロスは、Paul, the wine guy, Paul? とモニカに尋ねています。
the wine guy は「ワインガイ、ワイン男」みたいな感じですが、ワインの業務を担当している男性というニュアンスで使っているらしいことがわかります。
モニカは、Maybe. と答えていますが、Yes. 「そうよ」と答えるのが照れくさいのか恥ずかしいのかで、Maybe. 「多分そうみたいね」と少しはぐらかした感じでしょう。

次のジョーイの、Your "not a real date tonight," is with Paul, the wine guy? について。
"not a real date tonight" が引用符でくくられているので、日本語訳も
モニカの「今夜、本当のデートじゃない」は、ワイン担当のポールとなのか?
のように、かぎかっこでくくるとわかりやすいでしょう。
今回のエピソードの冒頭で、モニカは「職場の人と夕食を食べに行くだけで、デートじゃないわ」と説明していましたが、その相手がこのポールなのか? と尋ねているのですね。

ask someone out は、「(人)をデートに誘う、(人)とデートの約束をする」という意味。
「彼はついにモニカをデートに誘ったのか?」とロスが言って、モニカが嬉しそうであることから、モニカはポールとデートしたいと思っていて、それがついに叶ったということがわかりますね。

this is a "Dear Diary" moment. について。
Dear Diary を直訳すると「親愛なる日記さんへ」。
日記を擬人化し、その「日記さん」に対して手紙を書くようなつもりで、日記の冒頭に書く言葉です。
Dear Diary で Google の画像検索をすると、実際に、Dear Diary, で書き始めている日記らしき画像がいくつも見つかります。
日記に記したい今日のビッグニュースだね、素晴らしい出来事の瞬間だね、というニュアンスになるでしょう。

ポールとデートなの! ということで嬉しそうなモニカですが、結婚式から逃げてきて大変な状況のレイチェルに対し、「デートの予定だったけど、あなたが大変ならデートはキャンセルしてもいいわよ」みたいに気遣いを見せています。
レイチェルが大丈夫と言うと、今度は「妻が家出して傷心の兄ロス」に対しても、「デートに出かけないで、私はロスと一緒にここにいた方がいい?」と尋ねます。
悲しそうに息を詰まらせながら、ロスは That'd be good. と言っていますが、これは That would be good. ということですね。
この would は「もしそうしてくれたら(モニカがここにいてくれたら)ありがたい」のような、仮定のニュアンスが入っています。

ドアにノックがあり、ポールが入ってきたので、モニカは早速みんなを紹介しようとするのですが、振り向いたらみんなが興味津々で見ているので、一瞬絶句していますね。
みんなが口々に、「やあ。ポール。ワイン担当のポールだね」のように挨拶する中、最後にチャンドラーが、I'm sorry, I didn't catch your name. Paul, was it? と言っています。
I didn't catch your name. は相手が名乗った名前を聞き逃した、よく聞き取れなかった時の定番表現。
「名前を聞き逃してしまった(ので、名前をもう一度聞かせて)」という感覚になります。
Paul, was it? と過去形になっているのは、少し前に本人が名乗って、一度聞いた名前だからですね。
日本語で言うところの、「さっき君が言った名前はポールだったっけ? ポールって言ったっけ」というニュアンス。
ポールという名前はよくある名前で聞き取りやすいはずなのに、まるでわかりにくい名前であるかのように、わざと聞き返しているようですね。

モニカは「座って」と言った後、指を2本立てて、Two seconds と言っています。
2秒、つまり、少しだけ待って、という意味。
英語では少しの時間を「2秒」「3秒」などと秒で表現することも多いです。
実際にそれだけの秒だと短すぎるわけですが、それくらい短い時間だから、と短さを強調している表現になります。

ロスがモニカに対して、「ポールは、背もこんなに高いよね」とジェスチャーで背が高い様子を示し、Good job. という風に指を立てているのが、妹の幸せを喜んでいる兄っぽい感じが出ていて微笑ましいですね。
モニカのデート相手が来た、とフレンズたちが騒いでいる中、フィービーは、I just pulled out four eyelashes. と言っています。
eyelash は「まつ毛」。pull out は「外に引っ張る」という感覚ですから、まつ毛の場合だと「引き抜く、引っこ抜く」というところ。
That can't be good. の can't は「〜のはずがない」で、「それ(まつ毛を4本も抜いちゃったこと、まつ毛が4本も抜けちゃったこと)が良いはずないわ」→「良い兆候であるはずないわ、縁起悪いに違いないわ」と言っていることになります。
自分が訪ねて来た早々、「縁起悪そうなことが起こった」と言われてしまったポールは、苦笑いするしかないですね。


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posted by Rach at 13:18| Comment(4) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ネットフリックスで見ているのですが、ポールがフィービーに不吉なことを言われて苦笑いしているシーンに、なぜか後ろにフィービーが写ってますよね。
Posted by いのうえ at 2021年08月07日 09:29
いのうえさんへ
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、フィービーが eyelashes のセリフを言った直後、苦笑いするポールのカットの奥でフィービーがカップを持ちながら座っていますね。

調べてみたら、映画やドラマのデータベースのサイト IMDb にもその間違いが載っていました。
興味深い内容なので、引用させていただくと、、、

フレンズ1-1 の Goofs(「失敗、へま」という意味)
https://www.imdb.com/title/tt0583459/goofs?tab=gf&ref_=tt_trv_gf

When Paul the Wine Guy first comes to Monica's apartment, Phoebe is standing in the kitchen telling Rachel that she just pulled out four eyelashes. But in the very next shot, you can see her sitting in an armchair in the living room. [Broadcast version only - in the extended DVD version there's a shot showing Phoebe walking to the chair.]

つまり
「ワインガイのポールが初めてモニカのアパートメントを訪れる時、フィービーはキッチンに立ち、たった今、まつげが4本抜けたとレイチェルに言う。しかしまさに次のショットで、リビングのアームチェアにフィービーが座っているのが見える。[放映版のみ。延長されたDVDバージョンでは、フィービーが椅子に向かって歩いて行くのを見せるショットがある]」
(引用は以上)

extended DVD version というのはアメリカ版(北米版)だと思われますが、そちらでは瞬間移動に見えないようなショットが入っているようですね。

面白い情報ありがとうございました!
Posted by Rach at 2021年08月10日 00:10
Rach様

こんばんは、何気ないコメントだったのですが、お忙しいのにそこまで調べて頂けたとは感激です。どうもありがとうございました。ブログの更新、応援しております。
Posted by いのうえ at 2021年08月20日 21:06
いのうえさんへ
こんにちは。お返事遅くなり申し訳ありません。
ご丁寧なお礼のお返事ありがとうございます!

コメントを下さったおかげで、IMDb の情報を知ることもできて私も楽しかったです。こちらこそありがとうございました。
そのお言葉を励みに、ブログの更新、頑張ります!
Posted by Rach at 2021年09月07日 14:52
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