2016年10月28日

部品がない脚の感覚もない フレンズ1-1改その16

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9:30
SCENE 3: ROSS' APARTMENT (THE GUYS ARE ASSEMBLING FURNITURE)
ロスのアパートメント。男性陣は家具を組み立てているところ。
ロス: (SQUATTING AND READING INSTRUCTIONS) I'm supposed to attach a bracket-y thing to the side things, using a bunch of these little worm guys. I have no bracket-y thing, I see no worm guys whatsoever and I cannot feel my legs. ([しゃがみながら、説明書を読んでいる] ブラケット[張り出し棚]的なものを横のやつに、この小さいワーム(ウォーム)たちを使って取り付けることになってる。そのブラケットっていうものもないし、ワームってやつらも全く見当たらない、そして…脚の感覚もない。)
(CHANDLER AND JOEY HAVE APPARENTLY FINISHED A BOOKCASE, BUT THERE IS A BIT LEFT OVER)
チャンドラーとジョーイはどうやら本棚(の組み立て)を終えたようだが、少し使い残したものがある。
ジョーイ: What's this? (これ、何だ?)
チャンドラー: I have no idea. (全然わかんない。)
(JOEY CHECKS ROSS IS NOT LOOKING AND DUMPS IT IN A PLANT POT)
ロスが(こちらを)見ていないことをジョーイは確かめて、それ(残った部品)を植木鉢に放り込む。
ジョーイ: Done with the bookcase. (本棚、完了!)
チャンドラー: All finished. (全て終了。)

I'm supposed to は、前回の記事「その15」にも出てきましたが「〜することになっている」。
前回と今回の記事で連続で出てきたことからもわかるように、フレンズのセリフによく出てくるフレーズです。
家具の組立説明書にはそういう指示が書いてある、ということですね。
I'm supposed to... のこのセリフをシンプルな構造にすると、
I'm supposed to attach A to B, using C. 「C を使って、A を B に取り付ける・留めることになっている」。

A に当たる a bracket-y thing は「ブラケット的なもの」というところ。
bracket は「張り出し棚」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
bracket : SUPPORT
a piece of metal, wood, or plastic, often in the shape of the letter L, put in or on a wall to support something such as a shelf.

つまり、「金属、木材、プラスチックの部品、しばしばL字型をしており、棚のようなものを支えるために、壁にはめ込まれる、または壁の表面に付けられるもの」。

どんな物体なのかを確認するのに、Google 画像検索が便利ですが、試しに bracket で画像検索してみると、括弧(かっこ)や、トーナメント表が多くヒットします。
その結果からわかるように、bracket には「かっこ」という意味があり、また bracket または tournament bracket には「勝ち抜きトーナメント表」の意味もあります。
今回のセリフの部品の画像を見たい場合には、bracket shelf で検索すると、棚を支えるL字型の部品の bracket の画像がたくさんヒットしました。
ちなみに、歯列矯正で、ワイヤーを通すために1つ1つの歯の表面に付いているあの装置のこともブラケットと言います。
「ワイヤーを支えるために歯の表面に付けられているもの」ですから、上のロングマンの語義が示すものに該当すると言えますね。

今回のセリフで bracket 「ブラケット」そのものではなく、bracket-y と言っているのは、「ブラケット風の・的な・のようなもの」という感覚になるでしょう。
-y という接尾辞は、研究社 新英和中辞典では、
-y =【接尾】[名詞から形容詞を造る]
2. 「…から成る」「…の性質をもった」の意 (例:milky, greedy)
3. 「やや…の」「…に似た」の意 (例:chilly, wintry)

辺りのニュアンスに該当すると思われます。
組立説明書に、ブラケットのような絵が書いてあり、その「ブラケットみたいなやつ」を横の部品にくっつけることになってるんだけど、と表現しているのでしょうね。

a bunch of は「たくさんの」。
worm は「(ミミズのような)足のない細長い虫」を指しますが、ここでは「ワーム(またはウォーム)という部品」を指しています。
「ウォーム 部品」で画像検索すると、歯車とかみ合うようになっている、ねじ状の部品の写真がヒットします。
ミミズのような虫の形状に似ているので、そう呼ばれているのでしょう。
小さなねじ状の部品で取り付けることになっているということを、「これらの小さなワームガイたち[ねじ君たち]をたくさん使って」と表現している感覚でしょうね。

whatsoever は、whatever の強調形。
whatever は、研究社 新英和中辞典では、
whatever=【形】 [否定・疑問文で名詞・代名詞の後に用いて] 少しの…も、何らの…も
There's no doubt whatever. 何の疑いもない。

と説明されています。
つまり、今回のセリフだと、「ワームたちも少しも見えない、全く見当たらない」と言っていることになります。
cannot feel one's legs は「自分の脚を感じることができない、脚の感覚がない」ですから、「脚がしびれる」。
ヤンキー座り(?)みたいな姿勢で座っていたので、脚がしびれた、と言っているのですね。

このロスのセリフでは、I have no... I see no... and I cannot feel... のように、否定語が3回連続して使われているのが面白いです。
no... no... と「あれもない、これもない」とぼやいていて、最後には「脚の感覚までない」と言っている「ないないづくし」になっているところがオチのポイントですね。

部品が見当たらないとロスが言った直後に、ジョーイは何か部品のようなものを手にして、これは何だ? と言っています。
I have no idea. というセリフを、チャンドラーは、I have NO idea. とことさらノーの部分を強調して言っています。
妙な節(ふし)を付けてしゃべるというキャラ設定は、このエピソードの後もチャンドラーの特徴の一つとなってきます。

今さら変な部品が出てきたところで、また最初から組み立て直すのも面倒だと思ったのでしょう、ロスが気づいていないのをいいことに、ジョーイが観葉植物の植木鉢に部品を押し込めて隠した後、二人が口々に「本棚は完了」「全て終了」と言っているのが面白いですね。


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posted by Rach at 15:41| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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