2016年11月04日

留守電がまた切れた フレンズ1-1改その19

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10:52
(CUT TO RACHEL IN MONICA'S APARTMENT, TALKING ON THE PHONE AND PACING)
モニカのアパートメントのレイチェルに画面がカット。電話で話していて、歩き回っている。
レイチェル: Barry, I'm sorry. I am so sorry. I know you probably think that this is all about what I said the other night about you making love with your socks on, but it isn't... it isn't. It's about me. And I ju-- (STOPS TALKING; DIALS A NUMBER ON THE PHONE) Hi, machine cut me off again. Anyway.... (バリー、ごめんなさい。本当にごめんなさい。あなたが靴下を履いたままエッチしたことについて、あの晩、私が言ったことが全ての原因だとあなたが多分思ってるだろうってわかってる。でも違うの、そうじゃないの。私のせいなの。そして私は… [話をやめる。電話の番号をダイヤルする] はーい、留守電がまた切れたわ。とにかく…)

レイチェルは子機を片手にうろうろしながら、電話で話しています。
「バリー、ごめんなさい」と話していることから、電話の相手がバリーであることが想像されますね。
I know から with your socks on までの文章はとても長いですが、とにかくセリフは聞こえたままにイメージしていかないとその速さについていけませんので、今回も前から順番にイメージしてみましょう。
I know 「私は知ってる、わかってる」
私が知ってる、の内容は、
you probably think that 「あなたは多分、(that 以下であると)思っているだろう」
that 以下の内容は、
this is all about 「これは〜に関するすべてである」→「これはすべて〜である[〜が原因である]」
what I said the other night about 「〜について、あの晩、私が言ったこと」
you making love with your socks on 「あなたが靴下を履いて[履いた状態で]メイクラブ[エッチ]したこと」

自然な日本語にする場合には「(内容)を知っている」のように最後に I know 部分が来ることになりますが、英語では、「私は知ってる」「あなたは思ってる」の後に、知ってる内容、思ってる内容が続く形になりますので、その内容を待ち構える気持ちで音を聞くようにしましょう。

you making love は、making love が動名詞で、you が動名詞の主語に当たります。
with your socks on は、「靴下が on の状態で」→「靴下をつけたままで、履いたままで」というニュアンス(なるほど英文法 p.182)。

自然な日本語風に「あなたが〜だと思ってるだろうって(私には)わかってる」という形にすると、「靴下を履いたままあなたがエッチしたことについて、あの晩、私が言ったことが、今回の全ての原因だとあなたは思ってるだろうって私にはわかるけど」ということになりますね。
バリーが靴下を履いたままエッチしたことが原因、ではなくて、そのことについて私が言ったことが原因、みたいに言っていますので、バリーが靴下を履いたままであったことについて、レイチェルが何かバリーの気を悪くするようなことでも言ったのだろうと想像できます。

but it isn't は「(あなたは〜が原因だと思ってるかもしれないけど)でもそうじゃない」というところ。
It's about me. は「それは私について・関して(のこと)である」→「原因は私なの、私にあるの」というニュアンスになるでしょう。
そうやって電話で必死に話しているのですが、突然、レイチェルは話をやめ、その後、子機のボタンを押してまた電話を掛けている様子。
その行動から、「電話相手のバリーが、怒って電話を切ってしまった」のだろうと想像できるのですが、その後のレイチェルのセリフ machine cut me off again がオチになっています。
machine は「機械」ですが、この場合は、answering machine つまり「留守番電話」のこと。
まるで電話でバリーと話しているかのように、感情込めて話していたレイチェルですが、実は留守番電話に話していただけだった、留守電にメッセージを残していただけなのに、相手がいるみたいに話していた、という面白さです。
留守電の録音時間がオーバーして、電話が自動的に切れたので、また電話番号を押して掛け直しているわけですが、そうやって電話が切れてしまったことを、machine cut me off again と表現していることになります。
cut off は「切る+分離」なので、「機械が私を切り離した」→「留守電に電話を切られた」ニュアンスがよく出ていますね。
again と言っていることから、前にも切られたことがある→(多分、電話に出てくれないバリーに対して)「何度も何度も留守電にこんなメッセージを吹き込んでいる」らしいことが想像され、そこも笑いのポイントになっていると言えるでしょう。


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posted by Rach at 14:47| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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