皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は8位、「にほんブログ村」は6位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
13:20
(CUT TO RACHEL WATCHING 'JOANIE LOVES CHACHI')
レイチェルがシットコム「Joanie Loves Chachi」(ジョーニーはチャーチーを愛してる)を見ている画面にカット。
テレビ: I, Joanie, take you, Charles, as my lawful husband. Do you take Joanie.... (私、ジョーニーは、あなた、チャールズを、夫とします。あなたはジョーニーを…)
レイチェル: Oh. See! But Joanie loved Chachi. That's the difference. (あぁ、ほら! でもジョーニーはチャーチーを愛してた。そこが違うのよ。)
レイチェルが見ているのは、Joanie Loves Chachi というシットコム。
これは、人気シットコム Happy Days のスピンオフ(あるドラマから派生した、サブキャラが主役となるドラマ)に当たります。
英語版Wikipedia と、IMDb (Internet Movie Database) での情報は以下。
Wikipedia 英語版: Joanie Loves Chachi
IMDb: "Joanie Loves Chachi" (1982) TV-Series 1982-1983
Chachi(チャーチー)というのは、Chales(チャールズ)の愛称で、今レイチェルがテレビで見ているのは、作品タイトルにも名前が入っているジョーニーとチャーチーが、結婚式を挙げている場面になります。
結婚式から逃げ出してきたレイチェルは、自分が着ていたウェディングドレスを抱えながら、そのシーンを見て感動し、ベールで涙を拭いています。
その様子から、「結婚式から逃げてきた花嫁」である自分を、テレビの中で結婚式を挙げている花嫁のジョーニーに重ね合わせているだろうことが想像できます。
I, Joanie, take you, Charles, as my lawful husband. というのは結婚式での誓いの言葉の決まり文句ですね。
you の代わりに thee という古語を使い、I, (A), take thee, (B), as my lawfully wedded husband in sickness and in health till death parts us. 「私 A は、汝 B を、法に定めた夫とします。病める時も健やかなる時も、死が私たち(二人)を分かつまで」のように表現することもあります。
レイチェルは「ジョーニーはチャーチーを愛してた」と言った後、That's the difference. 「それが(そこが)違いよ。そこが違うのよ」と言っています。
違う、というのはジョーニーと自分(レイチェル)との違いですね。
ドラマのタイトル「ジョーニーはチャーチーを愛してる」でもわかるように、二人は愛し合っていた、だから結婚した、そこが私とは違っている点なのよ、と嘆いているということはつまり、ジョーニーはチャーチーを愛していたけれど、私はバリーを愛してなかった、その点が違うのよ、だから結婚しなかったのよ、ということですね。
ドラマの結婚式シーンを見て、涙を拭いているものの、「私は夫となる彼を愛してなかった」とひどいことを言っているそのギャップが面白いということになるでしょう。
また、レイチェルが見ているこの作品のタイトルが Joanie Loves Chachi だと知っているからこそ、Joanie loved Chachi. というセリフに笑えるわけですね。
Joanie Loves Chachi は、Happy Days というシットコムのスピンオフだと説明しましたが、その Happy Days という作品もまた、フレンズによくネタとして登場します。
同じくスピンオフに当たる Laverne & Shirley(ラバーン&シャーリー)という作品も含め、参考までにエピソード番号だけ挙げておくと、
Happy Days については、3-6, 3-7, 3-25, 5-3
Laverne & Shirley については、1-16, 2-21
で、ネタとして登場していました。
中でもフォンジーというキャラクターがよく引き合いに出されるのですが、ジョーニーと結婚したチャーチーは、フォンジーのいとこだそうです。
Happy Days がアメリカで放映されたのが、1974年から1984年。スピンオフの Joanie Loves Chachi の放映は、1982年から1983年。
フレンズのキャラクターの年齢は諸説あり、モニカは1969年生まれという設定で間違いないようですが、レイチェルは1969年から1971年のどれかのように幅があります(あるエピソードで現在何歳、というセリフが出てきたことから逆算した生年が異なる、という、長期シリーズにありがちな設定の不一致)。
モニカとレイチェルは高校の同級生ですし、レイチェル役のジェニファー・アニストンが 69年生まれなので、とりあえず「レイチェルは1969年生まれだろう」ということにしておくと、Happy Days は、レイチェルが5歳から15歳の頃に放映されていたことになります。
フレンズ世代にとっては、子供の頃から中学生頃まで放映されていたドラマということで、それで何かとネタとして出てくるのですね。
ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
2016年11月22日
この記事へのコメント
コメントを書く