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SCENE 4: MONICA + RACHEL'S APARTMENT. RACHEL IS MAKING COFFEE FOR JOEY AND CHANDLER)
モニカとレイチェルのアパートメント。レイチェルはジョーイとチャンドラーにコーヒーを入れているところ。
レイチェル: Isn't this amazing? I mean, I have never made coffee before in my entire life. (これってすごくない? ほら、私はこれまでの(全)人生でコーヒーを入れたことがなかったのよ。)
チャンドラー: That is amazing. (それは(ほんとに)すごいな。)
ジョーイ: Congratulations. And while you're on a roll, if you feel like you gotta make like a Western omelet or something.... (JOEY AND CHANDLER TASTE THE COFFEE, GRIMACE, AND POUR IT INTO A PLANT POT) Although, actually I'm really not that hungry. (おめでとう。そして君が絶好調な間に、もし君がウエスタン・オムレツか何か作らなきゃって気分になったら… [ジョーイとチャンドラーはそのコーヒーを味見し、顔をしかめ、そのコーヒーを植木鉢に注ぐ] 実は、俺、本当に、そんなに(オムレツが食べられるほどには)腹減ってないんだけどね。)
amazing は「驚くような、びっくりするような。すごい、すばらしい」なので、Isn't this amazing? は「これってすごくない?」という感じ。
先にそれを言った後、I mean 「ほら、っていうのはね」と続けて、「すごくない?」と言った this の内容を説明しています。
entire は「全体の、全部の」で、in my entire life は「私の全人生で、私の人生全ての中で」。
I have never made coffee before in my entire life. は「私の全ての人生の中で、これまで私はコーヒーを入れたことがなかった」と現在完了形の「経験」を語っていることになります。
それを聞いたチャンドラーは、That IS amazing. のように be動詞の is を強調して発音していますが、それは「すごくない?」と言ったことに対して、「ほんとに、実にすごい」のように、amazing であることを強調していることになります。
レイチェルは「人生初めてのコーヒーを入れたわ! すごいでしょ!」と言っているのですが、チャンドラーは「これまでの人生でコーヒーを入れたことがない」ってのがすごいよねぇ、と驚きあきれているわけですね。
「人生で入れた初コーヒー」にはしゃぐレイチェルに、ジョーイは Congratulations. と言っています。
「コングラッチュレーション」として半ば日本語化していますが、英語ではこのように語尾に -s がついた複数形になりますので、ご注意下さい。
And while you're on a roll の while は「〜の間」、on a roll は「うまくいって、幸運に恵まれて、好調で」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
be on a roll : (informal) to be having a lot of success with what you are trying to do
例) Don't stop now. You're on a roll!
つまり、「(インフォーマル) 自分がやろうとしていることでたくさん成功している[大成功している]こと」。例文は、「今やめちゃだめだ。君は調子いいよ![絶好調だよ!]」
Macmillan Dictionary では、
be on a roll : (informal) to be having a lot of success or good luck
例) Her sales figures were climbing and she was sure she was on a roll.
つまり、「(インフォーマル) たくさんの成功や幸運を持っていること」。例文は、「彼女の売上高は上昇中だったので、彼女は自分が絶好調だと確信していた」。
「ウエスタン・オムレツ」というのは、以下の英辞郎の説明がわかりやすいですね。
western omelet=ウエスタン・オムレツ(通常、ハム、タマネギ、ピーマン、マッシュルームが入ったオムレツ(トマトが入ることもあり))
western omelet で Google 画像検索してみると、いろんなバリエーションがありますが、中でも「角切りにしたハム、ピーマン、トマトがどっさり入ったオムレツ」の画像が多いような気がします。
「人生初コーヒーよ」とはしゃぐレイチェルに、「その乗りに乗ってる間に、ウエスタン・オムレツとかでも作りたくなったら…」と言っているのは、「その勢いでオムレツも是非作ってみてよ、俺食べたいな」という気持ちなわけですが、ジョーイとチャンドラーはレイチェルが入れてくれたコーヒーを一口飲んだ後、顔をしかめて、カップに残ったコーヒーを目の前の植木鉢に注いでいます。
一口以上飲めたもんじゃないほどマズい、ということがその動作からわかりますね。
「作ってくれたら、俺食べるよ」と言いたげなジョーイでしたが、コーヒーすらこのマズさでは料理なんかはとてもとても、、と思ったのでしょう、それで、Although, actually I'm really not that hungry. と言うことになります。
「実は・実際には、俺はそんなに空腹じゃないんだけどね」ということで、「そんなに空腹じゃない」の「そんなに」は「オムレツを食べられるほど空腹じゃない」という程度を表しています(なるほど英文法 p.301)。
自分の発言が「是非食べたい」という流れになりそうだったところを、「あ、でも実は俺、今オムレツ食べられるほど腹減ってないや」と付け足した感覚になります。
really not that hungry という語順の really 「本当に」は、「そんなに(オムレツを食べられるほど)空腹じゃない」ということを強調しています。
「本当に、オムレツ食べられそうなほど腹減ってないから、どうか作らないでね」という気持ちが入っているわけですね。
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2016年11月28日
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