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8:08
(ENTER PHOEBE. SHE STRIDES TO THE COUCH, SITS DOWN AND BEGINS TO READ WITHOUT SAYING HI)
フィービー登場。カウチまで大またに歩き、カウチに座って、(みんなに)挨拶もせずに読み上げ始める。
ロス: Hey, Pheebs. (やぁ、フィービー。)
フィービー: "Dear Ms. Buffay: Thank you for calling attention to our error. We have credited your account five hundred dollars. We're sorry for the inconvenience and hope you'll accept this... (SEARCHES IN HER PURSE) football phone as our free gift.” Do you believe this? Now I have a thousand dollars and a football phone. (”親愛なるブッフェ様、私どもの間違いに注意を促していただきありがとうございます。あなたの口座に500ドルを入金しました。ご不便をおかけして申し訳ありません。お受け取りいただけると幸いです、この… [自分のバッグの中を探る] フットボール・フォンを私どもからの贈呈品として”。こんなの信じられる? 今、私は、1,000ドルとフットボール・フォンを持ってるのよ。)
レイチェル: What bank is this? (これってどこの銀行よ?)
フィービーは怖い顔で部屋に入ってきて、挨拶もせずに、持っていた紙を読み上げています。
call attention to... は「…に注意を促す」。
過去記事、引用符ジェスチャーをする フレンズ1-3改その9 で、フィービーは、"And there's five hundred extra dollars in my account." 「私の口座に余分に 500ドルが入ってたの」と言っていましたが、そのように銀行の入金額に誤りがあることをフィービーが銀行に伝えたということですね。
We have credited your account five hundred dollars. は「あなたの口座に500ドルを入金しました」。
credit は動詞で「〜を口座に入金する」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
credit verb [transitive not in progressive] : to add money to a bank account
with
例)For some reason, my account's been credited with an extra $76.
to
例)The check has been credited to your account.
つまり、credit という動詞(他動詞で、進行形では使わない)は、「銀行口座にお金を追加(入金)すること」という意味で、with の例文は「何らかの理由で、私の口座には余分に 76ドルが入金されていた」。to の例文は「その小切手(の金額)があなたの口座に入金されました」。
辞書には、with と to を使った形、すなわち、「credit someone's account with 金額」か、「credit 金額 to someone's account」の形が載っていましたが、フィービーのセリフでは、credit+someone's account+金額の形で、SVOOの形になっています。
厳密にいうと、辞書に載っているような with や to を使う形が正しいのかもしれませんが、SVOO の形でも意味はわかりますし、これで問題ないということなのでしょう。
ロングマンの with の例文は「余分に 76ドル入金されていた」となっており、その 76ドルを 500ドルに変えて、For some reason, my account's been credited with an extra $500. にすれば、今回のフィービーの状況「私の口座に余分に 500ドルが入ってた」と表現することも可能ですね。
We're sorry for the inconvenience は「ご不便をおかけして申し訳ありません」という意味で、手違いがあり、顧客に迷惑をかけた場合の決まり文句。
(We) hope you'll accept... は「あなたが…を受け取って下さることを願う」→「どうか…をお受け取り下さい」という意味になります。
as our free gift は「私たちからの無料の贈り物として」ということですが、日本語で言うと「お詫びの品として、粗品として」みたいな感覚でしょうね。
「間違って 500ドル入っていた」ということを知らせたはずなのに、銀行の人は「500ドル足りない」と勘違いしたらしく、また新たに 500ドル入金した上で、さらにはご不便をおかけしたお詫びとして、フットボールの形をした電話 football phone までくれた、、だから今私は、合計 1,000ドルとこのフットボール・フォンを持ってるのよ、とフィービーは説明していることになります。
レイチェルは銀行からの手紙を手にして、「これってどこの銀行よ?」みたいに言っていますが、間違ってお金を入金した上にさらにもう一度入金してお詫びの品までくれる銀行だなんて、私もその銀行使おうかしら、みたいな感じなのでしょうね。
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