2017年07月10日

私が心配してるのは他の5人 フレンズ1-3改その31

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16:01
SCENE 6: IRIDIUM (AGAIN, MONICA AND PAULA AT WORK)
シーン6: イリジウム(モニカの職場)(また、モニカとポーラが仕事中)
モニカ: Did you ever go out with a guy your friends all really like? (自分の友達全員が本当に好きだと思うような男性と付き合ったことこれまでにある?)
ポーラ: No. (いいえ。)
モニカ: Okay. I'm going out with a guy my friends all really like. (そう。私は自分の友達全員が本当に好きだと思う男性と付き合ってるのよ。)
ポーラ: Are we talking about the coyotes here? All right! A cow got through. (ここでは(今)例のコヨーテの話をしてるの? よし! 牛は切り抜けたのね。)
モニカ: Can you believe it? It’s just, you know what? I just don't feel the “thing.” I mean, they feel the thing, I don't feel the thing. (信じられる? ただ、ほらわかる? 私は(これ! というものを)何も感じないの。つまり、彼ら(友達)は感じる(けど)、私は感じないの。)
ポーラ: Honey, you should always feel... the thing. Listen, if that's how you feel about the guy, Monica, dump him. (ハニー、常に”感じる”べきよ。ねえ聞いて、もしあなたがその男についてそんな風に感じるのなら、モニカ、彼を捨てなさい。)
モニカ: I know. It's gonna be really hard. (わかってる。本当に難しいのよ。)
ポーラ: He's a big boy. He'll get over it. (彼は大人の男よ。彼は乗り越えるわ。)
モニカ: No, he'll be fine. It's the other five I'm worried about. (いいえ、彼は大丈夫なの。私が気にしてるのは他の5人の方よ。)

Did you ever go out with a guy your friends all really like? は、your friends 以下が、a guy の内容を詳しく説明する形になっています。
Did you ever go out with a guy 「(ある)男性とデートしたこと・付き合ったことがこれまでにある?」と先に尋ねておいてから、その男性っていうのはこういう男性のこと、と説明を追加している感覚ですね。
その後、モニカが「自分の友達が本気で気に入ってくれるような男性と、私は今付き合ってるのよ」と言うので、「ここで(今)私たちは例のコヨーテについて話しているの?」→「私たちが今話題にしてるのは、(前に話した)例のコヨーテのこと?」とポーラは尋ねています。
「彼氏を友達に紹介すると、友達がコヨーテのように彼を攻撃する」という話は、過去記事、群れの弱い者を狙い撃つコヨーテ フレンズ1-3改その14 に出てきました。

A cow got through. の get through の基本的な意味は「通り抜ける」。
ここでは、コヨーテに囲まれる中、牛が襲われずに食べられずに、うまく通り抜けた、切り抜けた、というニュアンス。
フレンズをコヨーテに、彼氏のアランを牛に例えていたので、アランがフレンズに認められたことを、「アランはコヨーテの攻撃を受けずに切り抜けた、生き延びた」と表現したわけですね。

その後のモニカのセリフでは、feel the thing というフレーズが3回登場しています。
thing は「もの」でそこに冠詞の the がつくと、何か特定のことを指すニュアンスが出ますね。
DVDの日本語訳では「彼にピンと来ないの」と訳されていましたが、私もそのようなニュアンスを感じました。
feel the thing で「これよ! という感じを持つ」みたいなことだろうと思います。
日本語でも「彼には感じるところがある」と言えば、何かしらの特別な感情を持っていることが想像されますよね。
feel something のように something を使うと「具体的に何かとは言えないけれど、何かしら(のもの)」という漠然とした感じがしますが、今回のように the thing と表現すると、「それ、あれ」のようにお互いが暗黙の了解でわかるものを指している感覚が出ることになるでしょう。
今は彼氏の話をしているので、「彼氏として彼に感じる部分があるかないか」という話をしていると理解すればいいわけですね。

I don't feel the thing. と言ったモニカに対して、同僚のポーラはちょっとニヤッとした顔で、Honey, you should always feel the thing. と返しています。
「感じないのよ」と言ったことに対して「常に感じるべきよ」と言っていること、feel... the thing とちょっと間を置いて言ったこと、ポーラのいたずらっぽい笑顔などから、日本語の「感じる」という言葉からも連想されるような「エッチの時に感じる」ことを言っていることになるでしょう。
DVDの日本語訳も「快感が得られない男なんて/快感くれる男じゃなきゃ」のようにエッチ系の「快感」という言葉で訳されていました。
モニカは恋人としてアランに感じるものがない、と言っているのを、「感じない、とか言ってちゃだめよ。いつも感じてないとダメでしょ」みたいな言い方をして、エッチの話にすり替えてからかった感じですね。
その後、今度は真面目なアドバイスとして、Listen 「ねぇ聞いて」と言った後、if that's how... 以下のセリフを言っています。
how you feel about the guy は「あなたがその男性(アラン)についてどのように感じるか」ですから、if の文章は「もしそれ(彼について何も感じない)というのが、モニカのアランに対する感じ方なのなら」→「もし何も感じないとアランについて感じているなら」という意味になります。
dump は「捨てる」で、恋愛については「恋人を捨てる、ふる」という意味。

「感じないなら、そんな男とは別れちゃいなさいよ」と言われたモニカは「それは本当に難しい(ことになる)だろう」と答えます。
big boy は「大きな少年」、つまりは「(子供ではなくて)大人の男」というニュアンス。
get over は「乗り越える、克服する」ですから、「ふられても、アランは大人なんだから、ちゃんと乗り越えるわよ」ということ。

モニカは「彼は大丈夫(だろう)」と言った後で、It's the other five I'm worried about. と言います。
これは強調構文ですね。
「私が心配しているのは(アランではなくて)他の5人(の方)よ」ということで、I'm not worried about Alan. I'm worried about the other five. 「私はアランについては心配していない。私は他の5人について心配している」ということを、「(アランではなくて)他の5人である、私が(実際に)心配しているのは」と表現した形が、この強調構文になります。


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posted by Rach at 15:26| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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