2017年07月31日

君とは楽しかったけど〜に我慢ならなかった フレンズ1-3改その38

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21:18
(CUT TO MONICA TELLING ALAN IN A RESTAURANT)
レストランでモニカがアランに話している場面にカット。
アラン: Wow. (わぉ。)
モニカ: I'm, I'm really sorry. (本当にごめんなさい。)
アラン: Yeah, I'm sorry too. But, I gotta tell you, I am a little relieved. (あぁ、僕の方こそごめん。でも、言っとくと、僕は少しホッとしてるんだ。)
モニカ: Relieved? (ホッとしてる?)
アラン: Yeah, well, I had a great time with you. I just can't stand your friends. (あぁ、そのー、君とは素敵な時間を過ごした(んだけど)。僕はただ君の友達に我慢できなかったんだ。)

レストランの画面にカットして Wow. I'm really sorry. という会話が交わされているのがわかった時点で、その前にモニカがアランに別れを告げたであろうことが想像されます。
be relieved は「ホッとした、安心した」。
relieve は「(人)をホッとさせる、安心させる」という他動詞なので、「ホッとした」という場合は、過去分詞形になります。
振られたのにホッとしたと言っているのを不思議に思い、モニカが聞き返すと、アランは I had... I just can't stand... という表現を使って説明しています。
ここでの stand は「〜を我慢する」という意味で、この意味では can't stand 「我慢できない」という否定形で使われることが多いです。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
stand : ACCEPT A SITUATION to be able to accept or deal well with a difficult situation (SYN: tolerate)
例)I can't stand it! You're being such a fool!

つまり「(状況を受け入れる)難しい状況を受け入れる、またはうまく扱うことができること。類義語:tolarate(我慢する、耐える、許容する)」。例文は「もう我慢できない! あなたって、なんてバカなの!」

君とは素敵な時間を過ごしたけど、僕はただ君の友達に我慢ならなかったんだ、とアランは言っているわけですね。
「モニカ以外のフレンズはアランが大好きだったのに、実はアランはフレンズたちが大嫌いだった」ということが最後にわかる、というオチになります。
今回のエピソードは「モニカ以外のフレンズが、アランを大いに気に入る」という話で、フレンズたちが語る言葉や、アランに対するフレンズの対応から、アランという人物のすごさや魅力を観客や視聴者に想像させる形になっていました。
このエピソードの中で実際にアランがしゃべっているのは、最初にモニカの家を訪れた時の挨拶と、エンディング前にモニカがアランに別れを告げるシーンだけで、彼の顔が映るのもセリフの長さも、全体の中では非常に短いものとなっています。
アランは今回のエピソードのメインテーマでありながら、本人がほとんど登場していないというのも、ドラマの構成として面白いものになっていると思いました。
(2023.4.21 追記)
コメント欄で、「フレンズたちは本当にアランを好きだったわけではなく、今回のテーマとなっている dating language を使ってふざけていただけ」というご意見を頂戴し、確かにその通りだと思いました。
コメント欄にて追記しておりますので、併せてご覧いただけると幸いです。
(追記はここまで)


21:40
(CLOSING CREDITS)
エンドクレジット
CREDITS SCENE: RACHEL + MONICA'S (THE GANG ARE MOPING AROUND, EATING ICE CREAM)
クレジットシーン:レイチェルとモニカの家(フレンズはふさぎこんでいる、アイスクリームを食べながら)
レイチェル: Remember when we went to Central Park and rented boats? That was fun. (私たちがセントラルパーク(公園)に行って、ボートを借りた時のこと覚えてる? あれは楽しかったわ。)
ロス: Yeah. He could row like a Viking. (あぁ。彼(アラン)はバイキングみたいに(オールを)漕ぐことができたよね。)
(ENTER MONICA)
モニカ登場。
モニカ: Hi. (はーい。)
みんな: Mmm. (んーん。)
ロス: So how'd it go? (それで、どうだった?)
モニカ: Oh, y'know... (あぁ、ほら…)
フィービー: Did he mention us? (アランは私たちのこと言ってた?)
モニカ: He says he's really gonna miss you guys. (DUBIOUS LOOK) (本当にあなたたちに会えなくて寂しくなる、って彼は言ってるわ。[疑わしい表情で])
ロス: You had a rough day, huh? (モニカは大変な一日だっただろ?)
モニカ: Yeah, you have no idea. (えぇ、あなたには想像できないほどね[わからないほどね]。)
ロス: Come here. (おいで。)
(SHE SITS DOWN AND ROSS STROKES HER FOREHEAD)
モニカは座り、ロスはモニカのおでこをさする。
チャンドラー: That's it. I'm getting cigarettes. (そこまでだ! 俺はタバコを吸うぞ。)
みんな: No, no, no! (だめ、だめ、だめ!)
チャンドラー: (LEAVING) I don't care, I don't care! Game's over! I'm weak! I've gotta smoke! I've gotta have the smoke! ([部屋を出て行こうとしながら] もうどうでもいい。どうでもいいよ! ゲームは終わりだ! 俺は弱い! 俺はタバコを吸わなきゃ! 俺はタバコを吸わなきゃならないんだ!)
フィービー: (SHOUTS AS HE LEAVES) If you never smoke again, I'll give you seven thousand dollars. ([チャンドラーが立ち去ろうとする時に叫んで] もしあなたが二度とタバコを吸わないなら、私はあなたに 7,000ドルをあげるわ!)
チャンドラー: (REENTERING) Yeah, all right. ([また部屋に入ってきて] あぁ、わかったよ。)

アランに別れを告げた後、モニカが家に帰ってくると、フレンズたちは皆ふさぎ込んでいます。
ハーゲンダッツの大きなカップから直接スプーンで食べたり、ホールのチーズケーキを食べたりと、それぞれが「甘いものをドカ食いすることでつらさから逃れようとしている様子」なのが何だか痛々しいですね。
今後の「フレンズ」でも、落ち込んだ時に、甘いものを大量に食べるシーンはよく出てきます。

Remember when... は「〜した時のこと覚えてる?」と、前の出来事を思い出し、振り返る時の表現。
Central Park は「セントラルパーク」という、ニューヨーク・マンハッタンにある巨大な公園。
過去記事、そして俺は百万ドル欲しい フレンズ1-1改その5 で説明したように、フレンズの舞台の一つとなっているコーヒーパークのセントラルパーク(Central Perk)は、この有名な公園の名前(Central Park)をもじったものです。
店の名前になっている perk は「パーコレーター(percolator:ろか装置付きコーヒー沸かし器)で(コーヒーを)いれる」という意味の percolate の短縮形なのですね。
今回の 1-3 のラストで、本物(というか元ネタ)の「セントラルパーク」(公園)がセリフに登場したことになります。

row は「ボート・船を漕ぐ」。
「バイキングみたいに船を漕ぐ」と表現することで、彼のボートの漕ぎが男らしく力強かったことを言っているのでしょう。

モニカが帰宅すると、ロスは「どうだった?」とアランに別れを告げた件について尋ねます。
フィービーが Did he mention us? 「アランは私たちのこと言ってた?」と尋ねると、みんなは顔を上げて、その答えを早く聞きたいという顔で一斉にモニカの方を見ます。

He says he's really gonna miss you guys. 「あなたたちがいなくて本当に寂しいと[あなたたちを本当に恋しいと]思うだろうって彼は言ってる」というのは、アランのことが大好きだったフレンズたちを気遣っての、モニカの嘘ですね。
miss は「〜がいなくて寂しく思う」で、I'm really gonna miss you. 「きっとさびしくなるね」というのは、そばからいなくなってしまう人への決まり文句です。
その前のシーンで「アランは実は、モニカ以外のフレンズたちが大嫌いだった」ということがアラン自身の口から語られていただけに、「アランは寂しくなるって言ってるわ」というモニカの嘘に寂しそうな笑顔をするジョーイなどを見ていると、なんだか切ない気持ちになってしまいます。

You had a rough day の rough は「つらい」。
付き合っている人に別れを告げることになったので、それを兄ロスは「つらい一日だったね」と妹モニカをいたわっていることになります。
それに対してモニカは、Yeah, you have no idea. と返していますが、それを直訳すると「えぇ、あなたにはわからないわ。わからないでしょうね」というところですね。
ものすごくつらいことがあった場合に「どんなにつらかったか、あなたにはわからないと思うわ」「他人が想像できないほどつらかった、想像を絶するつらさだった」という意味で、You have no idea. と表現することはよくありますが、今回のモニカのセリフは、それ以外にも別のニュアンスが込められているような気がします。

恋人と別れる、別れを告げるということは、いつでもつらいことですが、今回は、アランと別れることにフレンズたちは猛反対していたにもかかわらず、アランは「モニカのことは好きだけど、フレンズたちが耐えられなかった」と言っていました。
アランと別れるつもりと伝えたら、フレンズたちはショックを受けて、どうして別れるんだよ! とモニカを責めていたけど、当人のアランはフレンズたちが大嫌い、、、その奇妙な板ばさみの立場にある私の気持ちを、あなたはわかりっこないのよ。アランはあなたたちを嫌っていたけど、そんなことをみんなに言うことはできないし、みんなに責められていた私の方がみんなの気持ちを思って「アランも寂しがってたわよ」と嘘を言うしかない、結局「フレンズたちのアランへの一方的な片想い」でしかなかったのに私ばかりが責められた、そんな私の立場とつらさはあなたにはわからないわ、というモニカの気持ちが You have no idea. には込められているように思いました。

みんながどんよりと落ち込んでいる中、チャンドラーは、That's it. I'm getting cigarettes. と叫びます。
この That's it. は「そこまでだ。それで終わりだ」というニュアンス。
アランに説得されてタバコをやめ、腕にニコチンパッチまで貼っていたチャンドラーでしたが、もうアランがいなくなった以上、アランとの約束を守る必要もないということですね。

「俺はタバコを吸うぞ」と宣言するチャンドラーを、みんなが口々に止めようとしますが、I don't care. 「俺は気にしない、構わない」と言い、「ゲームは終わりだ。俺は弱い。俺はタバコを吸わなくちゃならないんだ!」と言って、部屋を出て行こうとします。
去ろうとするチャンドラーに向かってフィービーが「もしあなたが二度とタバコを吸わないのなら、私はあなたに 7,000ドルをあげるわ」と言うと、それまでの勢いはどこへやら、「あぁ、わかった」とすんなり戻ってくるのも面白いです。
その 7,000ドルというのは、ソーダの缶に人の親指が入っていたことへのお詫びとしてフィービーがもらった金額でした。
フィービーは最後まで「もらう理由のないお金はもらいたくない」いう気持ちは変わらないらしく、そのお金を使ってチャンドラーの喫煙をやめさせようとしたのが微笑ましいところですし、やけっぱちになっているようでも高額のお金には目がくらんでしまうチャンドラーに笑えてしまうラストですね。


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posted by Rach at 10:45| Comment(8) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Rachさん、初めてコメントさせていただきます!Rachさんのご著書を読んで触発され、フレンズにハマり、英会話もさることながら、ジョークのレベルの高さから学ぶことが多く、この一生モノの出会いをくださったことに感謝しかありません。(とはいえ、まだシーズン1しか観てません)
すべてのコメント欄を見たわけではなく、既出ならすみません。ですが、どーーしても、モヤモヤして。
アランの回、全体に関してです。フレンズたちは本気でアランのことを大好きだったと思いますか??結構ずっと考えてて、たぶん明確な答えはなく、私はこう思う、っていう意見にしかすぎないのですが、他にこう思われた方がいらしたかどうか...。(英語力とは関係なさそうですし、この曖昧に置いておく感じも他のドラマにはないので好きなところです)
私の見解は、モニカが恋人をフレンズに紹介することについて臆病になっていることをみんなわかってて、「いいこにしてて。私のこと好きでしょ?」というフリから、みんなアランを好きっぽく信奉してたり尊敬してたりしてるふうに演じることを楽しんでるジョーク、というものです。
根拠は、バッシングを始めていいと言われとき、ロスが言いかけたあたりの微妙なみんなの反応です。なのにそのあと不自然なくらい褒めちぎり、まるで、あうんの呼吸で、ここはこういうことにしよう!って無言のスイッチが入ってるような...。
バッシングをしないで、あえて誉め殺しにしてるジョークなのかな?と思いました。でもジョーク的には、急にみんながアラン大好き!ってなるほうが面白いのかなぁ?どうでしょう?
長々とすみません。
Posted by kittywhite at 2020年03月19日 22:04
kittywhiteさんへ
初めまして。コメントありがとうございます!
拙著をお読み下さったこと、そこからフレンズで英語を学び始めて下さったとのことも大変光栄で嬉しいです♪

私もこのアランの回については、納得しきれない感じを持っていました(笑)。「不自然なくらい褒めちぎり」というのもおっしゃる通りで、私も「誉め殺し」の印象を受けました。初めてこのエピソードを見た時、「実際にはアランのことを好きなわけではなかった」というオチが来るのかと思っていたら来なくて、「あれ?」という気持ちになったのを覚えています。
エピソードとしては「フレンズはアランが大好きだったけれど、アランの方がフレンズを嫌っていた」という部分がオチになっていて不思議な感じがしたのですが、エンドクレジット後もフレンズたちはずっとアランの話をしていますし、やっぱり「モニカ以外のフレンズたちはアランのことを大好きだった」というのはフリでもジョークでもなく、本当のことだったみたいですね、、、

まだ始まったばかりの 1-3 で、キャラも固まっていなくて、フレンズっぽい展開やジョークみたいなものもまだ確立していないゆえの不思議な感じが漂っているような気が私もします(^^)
Posted by Rach at 2020年03月22日 13:41
はじめまして。
日常英会話を勉強しようとなんとなくFriendsを見始めて、こちらの素晴らしいサイトを発見して感激しました。今度本買わせていただきます!
普段書き込みはしないタイプなのですが、こちらのサイトの更なる発展を祈りましてコメントさせていただきます。


さて、
私もkittywhiteさんのように、こちらの回は全体を通して、冒頭に出てくる"Dating Language"の話であると思いました。

Ross : I'll go. Let's start with the way he kept picking at... no, I'm sorry, I can't do this. Can't do it. We loved him. "

以降、エンディングの

Chandler : I don't care, I don't care! Game's over! I'm weak! I've gotta smoke! I've gotta have the smoke!

までにかけて、
Monica以外の5人はAlanの悪口を褒めるような言い方に変換して"cushions the blow"していたのだと思います。

(20:27ごろの
Monica : I'll meet someone else. There'll be other Alans.
Others : Oh, yeah! Right!
だけ急に本音が出ていますが笑)


エンディングはMonicaがAlanと別れ話をすることで、5人はDating LanguageでふざけていたことがMonicaにばれてしまうと察して落ち込んでいるように見えました。

Phoebe : Did he mention us?
は、それをMonicaに確認するためのセリフで、
一転して今度はMonicaが5人にDating Languageを使い始める、というオチだと思います。


>エピソードとしては「フレンズはアランが大好きだったけれど、アランの方がフレンズを嫌っていた」という部分がオチになっていて不思議な感じがしたのですが、

Alanは皆のDating Language に気づいていて、5人とAlanはお互い嫌い合っていたように思えました


>エンドクレジット後もフレンズたちはずっとアランの話をしていますし、やっぱり「モニカ以外のフレンズたちはアランのことを大好きだった」というのはフリでもジョークでもなく、本当のことだったみたいですね、、、

Rachel : Remember when we went to Central Park and rented boats? That was fun. (←楽しくなかった)
Ross : Yeah. He could row like "a Viking". (←海賊みたい、という悪口)
↑のように聞こえました
Posted by メロ at 2023年04月18日 14:19
メロさんへ
はじめまして。コメントありがとうございます。
「素晴らしいサイト」と言っていただけたこと、さらには、拙著をお買い上げ下さるとのお言葉も大変光栄で嬉しいです。本当にありがとうございます<(_ _)>

「こちらの回は全体を通して、冒頭に出てくる"Dating Language"の話である」とのご意見、その根拠となる各セリフに対する解釈を読ませていただき、確かにそうだと今回改めて思いました。

以前に kittywhiteさんから同じようなご意見をいただいた時にも、フレンズたちが褒め殺しをしている印象を感じていたのですが、最後のフレンズたちの「アラン大好き」は本物なのだとその時は思ってしまいました。「好きなふりをしていただけ」という明白なネタバラシが最後にあるんだろうと思っていたのになかったので、「あれ? 本当だったの?」と思ってしまったようです。
おっしゃる通り、今回のエピソードは Dating Language, cushions the blow というテーマをずっと持ち続けていたということなんでしょうね。

以前に kittywhiteさんも指摘されていた、バッシングを始めていいと言われた時の微妙な反応、あれは本音を言おうとしたけれど、フレンズたちの圧力もあって、Dating Language を続けることを決めたということだったのですね。

アランと別れた後、フレンズたちが落ち込んでいたのが「5人はDating LanguageでふざけていたことがMonicaにばれてしまうと察して落ち込んでいる」ということなら納得です。
一転して今度はモニカが使い始める、というのもまさにその通りで、確かに、このエピソードは徹底して Dating Language の話だったということになります。

アランが別れた理由として「モニカ以外のフレンズたちが嫌い」と言っていたのも、「Alanは皆のDating Language に気づいて」いたからと考えるとしっくりきます。
ボートに乗ったことやそれを海賊に例えていたことなども全て、実際には悪口だったということですね。

最後にフレンズたちが落ち込んでいたことから「やっぱりアランが好きだったのか」と思ってしまって、何だかずっとしっくりこないままここまで来てしまったのですが、アランはフレンズたちのわざとらしい Dating Language に気付いていた、それがモニカにバレるのを恐れて落ち込んでいた、ということなら、全てのつじつまが合います。

貴重なご指摘、大変ありがたかったです。
誠にありがとうございました<(_ _)>
Posted by Rach at 2023年04月21日 15:18
Rachさん

リプライありがとうございます。

Friendsを自分1人で観ているだけでは「?」なことが頻繁にあるのですが、
Rachさんのきめ細やかな解説を読むことで、言語的な理解だけでなくfriends独特なユーモア?も理解することができ、何倍もFriendsを楽しむことができています。
今後も活用させていただきます!
Posted by メロ at 2023年04月21日 17:39
メロさんへ
早速のご丁寧なお返事ありがとうございます!
また、「きめ細やかな解説」と表現していただき、重ねてありがとうございます。

今回のように、コメント欄で貴重なご意見やご指摘をいただくことで、このブログも私自身も成長させていただくことができました。
Friends の楽しさと素晴らしさを少しでも多く伝えることができるように、英語学習に活用していただける良い記事が書けるように、これからも頑張ります!

温かいコメントありがとうございました<(_ _)>
Posted by Rach at 2023年04月21日 20:56
こんにちは。最近このサイトに気づき、楽しく読み始めさせて頂いてます。米国在住で、日本の文化からの視点を忘れがちになるので、このページでの分析はとても興味深く面白いです。ありがとうございます。

アランなのですが、本当にフレンズ達は彼の事が好きだったと思いますよ。根拠としては、彼がいるとソフトボールで勝てたことです。米国人は驚くほど負けず嫌いです。自分達を勝利に導いてくれる人はヒーローであり、嫌われるわけがありません。
この回は、アランのことを「メンターを見つけた」とばかりに依存していくフレンズ達の中二病を笑う話だと思います。Pop tarts をだらだらと食べる(袋が目の前に置いてあるので、焼いてもいない)描写も、彼らの子どもっぽさを表していると思います。Pop tartsは小学生低学年が食べるイメージです。
Posted by GodaCheese at 2023年11月25日 12:57
GodaCheeseさんへ
コメントありがとうございます。お返事遅くなり申し訳ありません。
拙ブログの存在に気づいて下さったこと、米国在住の方にそのように言っていただけること、大変光栄で嬉しいです♪

フレンズたちがアランのことを好きだったかどうかの件は、このコメント欄でもいろいろ意見を頂戴していましたが、「ソフトボールで勝てたこと」に注目すると、GodaCheeseさんのおっしゃるように「本当にアランを好きだった」と見るのが正しいような気が私もしてきました。
小学生低学年が食べる Pop tarts が登場するのもそういう理由ならば納得です。

今回のエピソードのテーマが、冒頭に出てきた Dating Language だったのは確かだろうと思います。アランを紹介されたばかりの時はその Dating Language を使っていたとも考えられますが、アランを知るにつれ、本当に好きになりどんどん彼に依存していく様子が面白い、という分析はなるほどと思います。

ソフトボールで勝った時の喜びようもそうですし、アランに言われてチャンドラーがあっさり禁煙したこと、別れた直後にまたタバコを吸うと宣言したことなどを考えても、「モニカの前でだけ Dating Language を使い、好きなふりをしている」のであれば禁煙まではしないように思いますし(モニカの前だけであっても、禁煙のふりを続けるのは大変でしょうし)、後半は特に「本当にアランのことを好きだった」と考えるほうが自然な気が私もしました。

アランがフレンズたちをどう思っていたかについては、劇中ではほとんど描写されておらす、最後にアランは実はフレンズたちが嫌いだったとわかるのが、一つのオチになっています。
その上で、フレンズたちもアランが嫌いだった、モニカの前で好きなふりをしていただけ、となると、最後のオチとして素直に笑えないというか、フレンズたちの性格が悪いように見えてしまいそうに思います。「フレンズたちはアランに心酔していたのに、実はアランはフレンズが嫌いだったとわかる」という方が、コメディの締めとしても自然な気がします。

依存や心酔の様子があまりに極端なので、そこに「褒め殺し」や「実は嫌い」という部分を読み取れるような気が以前はしていたのですが、その子供っぽい中二病のような様子の面白さを楽しむ話ということであれば納得です。

貴重なご意見ありがとうございました<(_ _)>
Posted by Rach at 2023年12月03日 20:41
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