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レイチェル: Okay, but Pheebs, Pheebs, Jack gave up a cow. I gave up an orthodontist. Okay, I-I-I know, I know I didn't love him, but.... (わかったわ、でもね、フィービー、ジャックは牛を捨てたの。私は歯科矯正医を捨てたのよ。えぇ、わかってる、わかってるの、私は彼を愛してなかったってことは、でも…)
フィービー: Oh, see, Jack did love the cow. (あぁ、ほら、ジャックは本当にその牛を愛していたわ。)
レイチェル: But see, it was a plan. Y'know, it was clear. Everything was figured out and now everything's just kinda like.... (でも、ほら、それは計画だったわ。ほら、はっきりしていたの。すべてが判明して、今はすべてがただほら…)
フィービー: "Flupie"? (フルッピー?)
レイチェル: Yeah. (えぇ。)
モニカ: You're not the only one. I mean, half the time we don't know where we're going. I mean, you've just gotta figure at some point it's all gonna come together, and it's just gonna be "un-flupie." (あなたはたった一人の人じゃないわ[あなただけじゃないわ]。ほら、しょっちゅう、私たちは自分たちの向かう先がわからないの。ほら、ある時、すべてが良い方向に進むってわかるに違いないわ、そしてただ「フルッピーじゃなくなる」のよ。)
フィービー: Yeah, like that's a word. (そうねぇ、まるでそれが(本当の)言葉みたいに(言ってるけど・使ってるけど)。)
レイチェル: Okay, but, Monica, what if- what if it doesn't come together? (いいわ、でもモニカ、もし良い方向に進まなかったらどうなるの?)
モニカ: Pheebs? (フィービー?)
フィービー: Well, 'cause... you just... I don't like this question. (そうね、だって、あなたはただ… こういう質問嫌いよ。)
レイチェル: Okay, see, see, you guys? What if we don't get magic beans? I mean, what if all we've got are.. beans? (いいわ、ねぇ、みんな。もし私たちに魔法の豆が手に入らなかったら? ほら、私たちが手にしたのは…(ただの)豆だったら?)
orthodontist は「歯科矯正医」。
レイチェルが結婚しようとしていたバリーのことですね。
「捨ててしまった」みたいに残念そうに言っても、彼のことを愛してなかったってことは自分でもわかってるんだけどね、みたいに言うと、フィービーは「(ジャックと豆の木の)ジャックは(彼が飼っていた)牛を愛してた」と言います。
フィービーがレイチェルのことをジャックみたいと例えたのですが、「捨てたものを愛してたか愛してなかったか、っていう点では違うようね」と言ってみせたのですね。
レイチェルは「婚約者を愛してなかったとは言っても、プランがあって、それははっきりしたものだった」と言っています。
flupie というのはフィービーの造語ですね。フィービーはこのようによく勝手に言葉を作り出します。
造語なので意味はよくわからないながらも、「計画があって、はっきりしていた」の次に「過去はそうだった、そして今は…」という流れで続く内容ですから、clear の反対語のようなニュアンスで使っていると想像できます。
「すべてが何だかはっきりしていない、もやもやした状態で」みたいに言ったことになるレイチェルに、モニカは「あなただけがそうじゃない」と言います。
half the time は「ほとんどいつも、しょっちゅう」。
half は文字通り「半分の(50%)」という意味ですが、most of の意味で使われることもあります。
half the time は、何か好ましくないことがたびたび起こる場合に使われることが多いです。
Macmillan Dictionary では、
half the time : used for talking about things that happen fairly often
つまり、「かなり頻繁に起こることについて語るのに用いられる」。
we don't know where we're going. を直訳すると、「自分たちがどこに行くか[どこに向かっているか]が私たちにはわからない」。
将来どこに向かって進んでいるのかがわからない、という感覚ですね。
come together は「良い方向に進む」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
come together : if something comes together, it becomes good or successful, especially because different parts are working well together
つまり、「何かが come together するというのは、それが良くなる、または成功する、特に違った部分が一緒にうまく働くという理由で」。
一緒に合わさって良い方向に進むという感じですね。
it's just gonna be "un-flupie." は、それがただ un-flupie になる、というところ。
これは、フィービーの造語(flupie)を使って、その正反対のこと(un-flupie)になる、と表現していることになります。
like that's a word は「まるでその flupie が、ちゃんとした、れっきとした言葉であるかのように(あなたは使ってるけど、そんな言葉、本当は存在しないのに)」みたいなニュアンス。
like は「〜みたいに、〜みたいな、〜と同じような」という意味でよく使われますが、ここでの「Like+SV(文)」の形は、「まるで〜みたいに(言うわねぇ)」 というニュアンスで、この like は as if と同じような意味になります。
過去記事、ルールでもあるみたいに フレンズ1-1改その13 にも、Like there's a rule or something? 「まるでルールか何かでもあるみたいに(言うねぇ)」というセリフで出てきました。
自分で作った言葉のくせに、人が使うと「そんな言葉ないのにね」と言ってみせるナンセンスさがフィービーっぽいですね。
「きっといつかうまく行くようになるわよ」と励ますモニカに、レイチェルは「もしそうならなかったらどうなるの?」と What if...? を使って尋ねています。
良い答えが浮かばないモニカは隣のフィービーに話を振るのですが、フィービーも「私はこんな質問嫌いだわ」と言って答えるのから逃げています。
その後、magic beans と beans の話をしていますが、最初に「魔法の豆」と言ったことと対比して、beans は「”魔法の”が付いていない、ただの豆」というニュアンスになりますね。
もし手にしたのが(ジャックと豆の木のジャックのように)魔法の豆じゃなかったら? ということで、ジャックは牛と引き換えに魔法の豆を手に入れたけれど、私は歯科矯正医である婚約者を捨てて引き換えに手に入れたものがただの豆だったとしたらどうしたらいいの? と言っていることになるのですね。
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以前にヘレンゲラーのことで質問したスイカです。
いつもこのサイトで勉強させてもらっています。ありがとうございます。
モニカのセリフの
「and it’s just gonna be “un-flupie”.」
について質問です。
再生速度を0.5倍まで落としてもこの「it's」が聞き取れません。
it'sについては「It's OK.」=「'ts k.」のように砕けた省略の発音をされることもあると思われますがその「'ts」ですら聞こえません。
字幕でも「it's」と出ているのでセリフとしてはそうなのでしょうが、実際には発音されていないのかな?とおもったのですが
Rachさんはいかがですか?it'sを聞き取っていらっしゃいますか?
あと、ここからは文法の質問になりますが、it'sを落とした文は自然ですか?不自然になるのでしょうか?
「 it’s all gonna come together and just gonna be “un-flupie”.」
お忙しいと思いますがお手すきの際によろしくお願いしますm(__)m
こんにちは。コメント、そして温かいお言葉もありがとうございます。
ご質問のモニカのセリフですが、and it's just gonna be "un-flupie." と書かれている通りに発音されていると思います。「イッツ」と聞こえるわけではないですが、it's の「ツ」の音と、次の just の「ジャ」が繋がっている感じですね。そのような「音の繋がり」は、発音の用語で、リンキング(linking)またはリエゾン(liaison)と呼ばれています。
and it's just gonna be をカタカナで書くとすると
「エンド・イッジャスガナビー」と
「エンド・イッチャスガナビー」とが
混ざったような音、つまり、イッ「ツ+ジャ(の2つが混じったような音)」スガナビーみたいな感じに聞こえます。
it's の「イッ」の音もそんなにはっきり聞こえるわけではないのですが、その音の部分に該当する「間(ま)」があるという感じです。それをカタカナで表現すると「エンド・〇ッジャスガナビー」みたいな感じでしょうか。
もしこれが it's がなくて and just gonna be だとすると、その場合の発音は、d- と j- の音が繋がって、「エンジャスガナビー」となります。
今回のセリフは「エンジャスガナビー」とは発音されていないので、and just gonna be ではないと判断できる、ということです。
そして、it's を落とした and just gonna という文が不自然かどうかについては「不自然であまり使われない」と判断できる気がします。
ネットで検索するとそのような表現はヒットはしますが、フレンズや他のドラマの「セリフ」で "and just gonna" で検索しましたがヒットしませんでした。
(just のない)and gonna という表現もほぼ存在しません。
フレンズ9-18 のネットスクリプト(ファンがセリフを書き起こしたもの)に and gonna という表現が存在していたのですが、それは以下のような表記になっていました。
but we're all here and gonna watch the numbers and have fun.
そのシーン(7:25くらい)の Netflix の字幕を確認したところ、
but we're all here and we're gonna watch the numbers and have fun.
となっており、実際の音も we're がかすかに入っているように聞こえます。
we're の部分がネットスクリプトで省略されていたのは、軽く発音されてほとんど聞こえない感じだったからだと思うのですが、Netflix の字幕できちんと書かれていたことを考えると、文字として書く場合には(つまり文法的には)and we're gonna watch の形の方が正しい、という証明になるように思います。
gonna = going to で、and it's just gonna は and it is just going to ということですが、it's (just) gonna は、この形でセットのようなものなので、it's だけを(もしくは be動詞を)省略して and just going to のような表現にすることは、文法的には不自然なものとなる、ということなのかなと思います。
再生速度を落として聞こえる音を拾うことに集中していたので「その音の部分に該当する間がある」というご解説に目からウロコです!
間を意識したら今まで聞こえなかった所が感覚として聞こえそうです。
これは私の英語の勉強において大きなステップになりそうです(^^)b
そして
Rachさんのご解説を踏まえて通常速度でも聞いてみましたら、「and just」なら聞こえないはずのit's の「ツ」と思われる「t」の感じ(Rachさんのおっしゃる「「ツ+ジャ(の2つが混じったような音)」)がしたのでやはり「and it's just」なのだなと思いました。
文法としてもit'sをつけないと不自然ということなのでit'sがある文章として間、そしてりンキングを感じて把握できそうです!
今回も質問させていただきとてもすっきりしましたし大変勉強になりました!
ありがとうございましたm(__)m
Rachさん、暑い日が続きますがどうかお元気でお過ごしくださいませ〜(^^)
こちらこそご丁寧なお返事ありがとうございます!
「間(ま)」について「目からウロコ」と言っていただき、誠にありがとうございます。私自身もそういう「間」を意識するようになってから、リスニングでよく聞き取れるようになったと思っていますので、スイカさんにその感覚を言葉で伝えることができたことをとても嬉しく思います♪ 「ツ+ジャ」の説明もご理解いただけて良かったです(^^)
私の方はおかげ様で毎日元気に過ごしております。スイカさんもどうかお元気でお過ごしくださいませ。
温かいお言葉ありがとうございました<(_ _)>
引き続き毎日フレンズとこのサイトを拝見しています。ボキャブラリーが増えやすくなり、フレンズで勉強を始めて本当によかったと思っています。本当にこのサイトのおかげです。いつもありがとうございます。先日のくだらないコメントにも返信いただき恐縮です。
すみません。1点だけ少しわからなくて、質問させていただきたいのですが、新しい更新を楽しみにしているわたしのような方がたくさんおられると思うので、後回しで大丈夫です。
「you've just gotta figure at some point it's all gonna come together」
「ある時、すべてが良い方向に進むってわかるに違いないわ」
この特に前半の「you've just gotta figure」「わかるに違いないわ」の部分です。
just が入っているので現在完了に見えたのですが、
「違いない」ということで、have got to = have to = must ということでしょうか?
それとも現在完了で、
「すべてが良い方向に進むって分かることになった(get to)ばかりじゃない」みたいな感じでしょうか?
ご教授いただけると幸いですm(__)m
こんにちは。コメントありがとうございます。
毎日見て下さっているとのこともありがとうございます。拙ブログが少しでもお役に立てていると思うと本当に嬉しいです♪
それでは早速ご質問のセリフ、you've just gotta figure at some point it's all gonna come together について。
問題の you've just gotta figure は、ネットスクリプトにはそう書いてあったのですが、DVDやNetflix ではその部分がありませんでした。
モニカは確かにその部分で、「ユー・ジャス・ガッタ・フィギュア」のようなことを言っているようなのですが、DVDやNetflixで省略されていることを考えると、その部分はカットしても問題ない、もしくはない方が意味的にすっきりする、ということなのかもと思いました。
DVD字幕を確認してみると、
You're not the only one. We don't know where we're going.
At some point, it's all gonna come together... and it's just gonna be "un-flupie."
Netflix では以下のようになっていました。
You're not the only one. Half the time, we don't know where we're going.
At some point, it's all going to come together and it's just going to be... un-floopy.
DVDとNetflixでは、Half the time のありなしの違いはありますが、後半はほぼ同じで、どちらも you've just gotta figure がないことがわかります。
「あなただけじゃなくて、みんな、自分の行き先がわからない時があるけど、ある時期にうまくいって、もやもやがなくなる」ということをモニカは言いたいはずなので、You've just gotta figure のないこの形の方が意味は理解しやすいですよね。
「ある時期に、うまくいくってわかるようになる」という意味の you get to figure が本来の意味的には近いのかなと思います。音的にはその現在完了形のような you've just gotta figure のように聞こえるので、モハムさんがおっしゃる通り「現在完了」なのかもしれないと私も思ったりします。となると「わかるようになっちゃった」的なニュアンスが含まれているのかもしれませんが、この「現在完了かもしれない」の部分は正直よくわからないですね、、、 私も引き続き考えてみます(^^)
早速お返事をいただき大変恐縮です!また、ご丁寧にご確認いただきそれも大変恐縮です。本当に大切に運営されていて、とても尊敬します。
省略されている部分はカットしても問題なかったりする場合があるのですね!
わたしも想像力を働かせて引き続きわからない部分があっても考えながら見たいと思います。また何か気づかれましたらぜひ教えてくださいませ^^
こんにちは。
こちらこそご丁寧なお返事ありがとうございます。
DVDや動画配信の字幕は、実際のセリフよりも多少はしょられている場合があったりするのですが、セリフの大意が変わらない程度の変更にとどめているので、そちらの省略版がセリフの解釈に役立ったりすることもあるんですよね(^^)
また何か思いついたら、ここに書かせていただきます。
温かいお言葉の数々、ありがとうございました!