2017年11月24日

彼があなたにカードを送るつもりだったとでも? フレンズ1-4改その29

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19:06
レイチェル: Okay, okay, okay, I got one! (SHE SITS UP AND THE CUSHION SHE WAS LEANING AGAINST FALLS OFF THE BALCONY) Anyway.... The valentine Tommy Rollerson left in your locker was really from me! (オッケー、私も一つあるわ! [レイチェルが座り直すと、レイチェルがもたれていたクッションがバルコニーから落ちる] とにかく… トミー・ローラーソンがあなたのロッカーに残したバレンタインカードは、本当は私からだったのよ!)
モニカ: Excuse me?! (何ですって?)
レイチェル: Hello? Like he was really gonna send you one. (TO PHOEBE) She was a big girl! (もしもし? まるで彼が本当にあなたに(バレンタインの)カードを送るつもりだったみたいに(言うわねぇ)。[フィービーに] (その当時の)モニカはおデブ女(巨体)だったのよ!)
モニカ: Really? Well, at least big girls don't pee in their pants in seventh grade! (本当に? まぁ、少なくともおデブ女は7年生でパンツにおしっこしたりはしないわ。)
レイチェル: I was laughing. You made me laugh! (MONICA AND RACHEL START TO SQUABBLE) (私は笑ってたの。あなたが私を笑わせたのよ! [モニカとレイチェルは口げんかを始める])
フィービー: There he is! There he is! (彼はあそこよ! あそこよ!)
モニカ: Where? (どこ?)
フィービー: Right where we've been looking all night. (私たちが一晩中、ずっと見てる、まさにその場所でしょ。)
レイチェル: Oh, he is so cute. (あぁ、彼って本当にセクシーね。)
モニカ: Oh, George, baby, drop the towel. (あぁ、ジョージ、ベイビー、タオルを下に落として。)
全員: Yeah, drop it! Drop the towel! Please drop the- (PAUSE) -wowww. (そうよ、それを落として! そのタオルを落として! お願いだから落として… [間があって] ワーォ。)

モニカが「フィービーのために作ったベジタリアン・パテにはガチョウが使われていた」とバラし、お返しのようにフィービーが「モニカと別れた直後のジェイソンと寝た」ということを暴露した後、レイチェルは「私も1つあるわ!」と秘密の暴露話に参加しています。
The valentine Tommy Rollerson left in your locker was really from me! は was の前までが主語で「トミー・ローラーソンがあなた(モニカ)のロッカーに残したザ・バレンタインは本当は私からだった」ということ。

valentine は Valentine's Day「バレンタイン・デー」のバレンタインですが、最初が大文字ではなく小文字で普通名詞として使われた場合には、「バレンタインのカードまたはプレゼント」を指します。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
valentine : noun [countable] a card you send to someone on Valentine's Day
つまり「バレンタイン・デーに誰かに送るカード」。
Macmillan Dictionary では、
valentine : a card or present that you give to someone on Valentines's Day
「バレンタイン・デーに誰かに渡すカードまたはプレゼント」。
ロングマンでは「カード」、マクミランでは「カードまたはプレゼント」と説明されていますので、もっぱらイメージされるのはカードで、プレゼントも含む、というようにとらえておいたら良いかと思います。
from Tommy Rollerson と書いてあったあのカードは、彼じゃなくて私が書いたものだったのよ、ということですね。

モニカが、何ですって? と叫んだ後、レイチェルは Hello? とあきれたように言っています。
hello は、「こんにちは」という挨拶、電話で最初に言う「もしもし」として使われる言葉ですが、このように相手の発言にあきれた口調で使うと、「もしもし? 寝ぼけてるの? 気は確か?」というような感覚の「何ばかなこと言ってるの?」というニュアンスになります。

LAAD では、
hello [interjection] : (informal) used when you think someone is not acting sensibly or has said something stupid
例)You really thought she would just give you the money? Hello!

つまり「(インフォーマル)誰かが分別ある行動をしていない、または何かバカなことを言ったと思う時に使われる」。例文は「ただ彼女があなたにそのお金をくれたと本当に思ってたの? もしもし?(気は確か?)」

Like he was really gonna send you one. は「彼が本当にあなたにカードを送るつもりだったとでも?」というニュアンス。
この Like+文 の形は「まるで〜みたいに(言うわねぇ)」という感覚になります。
今回のエピソードの別のシーン、まるで本当の言葉みたいに使ってるけど フレンズ1-4改その18 でも、"Yeah, like that's a word." 「そうねぇ、まるでそれが(本当の)言葉みたいに(言ってるけど・使ってるけど)」というセリフで出てきました。

「トミーからのカードは実は私が書いたものだったの」と言ったレイチェルに対して、モニカが「嘘でしょう!?」とものすごく驚いた反応をしたので、「トミーがあなたにカードをくれるのが当然みたいに言うのねぇ。そんなこと本気で思ってたわけ?」と返したのですね。
その後、「トミーがあなたにカードをくれるわけがない」という理由として、レイチェルはフィービーに「当時のモニカはビッグ・ガールだったのよ」と言っています。
この場合の big は、a fat girl のような「太った、おデブの」ということですね。

ちなみに、先ほど Hello? のニュアンスを説明した際、ロングマンの例文は「彼女があなたに〜をくれたと思ってたの?」という内容になっていましたが、今回のレイチェルのセリフのニュアンスと似ていますね。
レイチェルのセリフをこれに当てはめようとすると、You really thought he would send you one? Hello! のようになるでしょう。
ちょっと考えればわかりそうなものなのに、そんな風に考えていたなんて信じられない、気は確かなの? というニュアンスが、レイチェルのセリフ、ロングマンの例文ともによく出ている気がします。

自分のことを a big girl と表現されたことにムッとしたらしいモニカは、「少なくともおデブ女は7年生でパンツにおしっこしない」と返しています。
ここでは big girls と複数形で使われていますが「おデブ」とバカにされたことに対抗する意味で「おデブの子たちはおもらししない」と表現することで「おデブじゃなかったあなたは7年生でおもらししたわよね」と言ったことになります。
ちなみに米国では学年を12年まで通算で数えるので、日本では耳慣れない「7年生」という表現になっています。

「私はおデブだったかもしれないけど、そういうあなただって大きくなってからおもらししてたじゃない」と過去の不名誉な話を持ち出されて、レイチェルは「私は笑ってたの。あなたが私を笑わせたからおもらししちゃったんじゃないの!」と言い返し、そのまま二人は口論になります。

そんな時にフィービーが「彼はあそこよ! ほら、あそこに彼よ!」と叫ぶので、モニカは反射的に「どこ?」と返すのですが、それに対してのフィービーのセリフ、Right where we've been looking all night. が面白いですね。
have been looking という継続を表す現在完了進行形を使って「私たちが一晩中ずーっと見ているまさにその場所」だと言っていることになります。
look は自動詞で、look at で「…を見る」になりますが、上のセリフに at がないのは、その前置詞のニュアンスがすでに where に含まれているからですね。
「あそこよ!」と言われてつい「どこ?」と言ってしまっただけなのに「どこってジョージの家に決まってるじゃない!」と当然のことを言い返されてしまったことになります。

3人はジョージの姿を見ながら、Drop the towel! と言い始めます。
drop は他動詞で「落とす」で、let something fall ということ。
そのセリフから、ジョージはおそらく、腰にタオルを巻いただけのような姿でいるらしいことが想像されます。
「タオル1枚だけの姿から、そのタオルも取っちゃって!」みたいにみんなが口々に懇願しているような形になり、その後、一瞬、間があってから、3人揃って、ワーォ!と言っているので、女性陣の願いが叶い、ジョージが巻いていたタオルをとったこと、またその姿がワーォ! なものだったことがわかりますね。


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posted by Rach at 16:36| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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