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[Scene: Monica and Rachel's apartment. Joey is there, trying to convince Monica to pose as his girlfriend. His plan is to hook Monica up with Angela's boyfriend Bob and then take Angela back for himself.]
モニカとレイチェルのアパートメント。ジョーイがそこにいて、モニカがジョーイの恋人のふりをしてくれるよう、モニカを説得しようとしているところ。ジョーイの計画は、モニカを、アンジェラの彼氏ボブとくっつけて、それからアンジェラを自分に取り戻すこと。
ジョーイ: Monica, I'm telling you, this guy is perfect for you. (モニカ、言っとくけど、この男は君にぴったり(完璧)なんだよ。)
モニカ: Forget it! Not after your cousin who could belch the alphabet. (そんな話は忘れて! げっぷでアルファベットが言えるあなたのいとこの後[あんないとこを紹介された後]ではダメよ。)
ジョーイ: Come on, this guy's great. His name's Bob. He's Angela's... brother. He's smart, he's sophisticated, and he has a real job. Me, I go on three auditions a month and call myself an actor, but Bob is-- (ねぇ、この男は最高なんだよ。彼の名前はボブだ。彼はアンジェラの…兄さんだ。彼は頭が良くて、洗練されていて、ちゃんとした(本当の)仕事を持ってるんだ。俺、俺は月3回オーディションに行って、それで自分のことを俳優だと言っているけど。でもボブは…)
モニカ: [looking out window] Oh, God help us. ([窓の外を見て] あぁ、神様助けて(勘弁して、お願いやめて)。)
ジョーイ: What? (何?)
モニカ: Ugly Naked Guy is laying kitchen tile. Eww! (裸のブ男がキッチンタイルを敷いてるわ。ウェ〜!)
ジョーイ: Eww! Look, I'm asking a favor here. You know, I'm thinking if I do this thing for her brother, maybe Angela will come back to me. (ウェ〜! ねぇ、頼むよ。ほら、アンジェラの兄さんにこういうこと(彼女の紹介)をしてあげたら、多分アンジェラは俺のところに戻ってくると思ってるんだよ。)
モニカ: What's going on here? You go out with tons of girls. (今一体何が起こってるの? あなたはすっごくたくさんの(大勢の)女の子とデートしてるじゃない。)
ジョーイ: [proud] I know, but…. Look, I made a huge mistake. I never should've broken up with her. Will you help me? Please? ([自慢気に] 確かに。でも… ほら、俺は大きな間違いを犯したんだよ。俺はアンジェラと別れるべきじゃなかったのに。俺を助けてくれよ。頼むから(お願いだよ)。)
ダブルデートでモニカを連れてくると約束したため、必死にモニカを説得するジョーイ。
I'm telling you は「言っとくけど。本当なんだよ」。「信じられないかもしれないけど、今から言うことは本当なんだ」と今から言うことを強調する時に使います。
belch は「げっぷをする」なので、belch the alphabet は「げっぷでアルファベットが言える」、、、かなり下品な感じですね。
日本でもげっぷは下品なこととされていますが、食事中に音を立てながら食べるのを嫌うアメリカでは、日本以上にげっぷは嫌がられるように思います。
同じく「げっぷをする」という英単語に burp がありますが、授乳後に赤ちゃんの背中をトントンしてげっぷさせる方は、こちらの burp になります。
Not after your cousin who... は「〜するようなあなたの従兄弟(いとこ)の後ではダメ、無理」という感覚。
過去記事、あんなことが起こった後では無理 フレンズ1-3改その13 でも、
彼氏のアランを紹介してと、フレンズたちがモニカに頼んだ時に、
モニカ: No. Not after what happened with Steve. (だめよ。スティーブに起こった出来事の後では無理ね。)
と言っていました。
以前にこんな出来事があってもうこりごりだから、今の彼氏には絶対に会わせない、というニュアンスで、今回のセリフも「前にあなたが紹介した、あなたのいとこは、げっぷでアルファベットを言うような下品な人だったじゃない。あんな人を紹介された後だもの、もうあなたから人を紹介してもらうのは嫌よ」とモニカは言っているのですね。
今度紹介するのは、そんないとこよりずっといい男なんだ、とジョーイは説明し始めます。
ボブがアンジェラの彼氏だとバレては、モニカがダブルデートしてくれそうにないので、ジョーイはボブのことをアンジェラの兄だと説明しています。
「ボブは素敵だ、それに比べて俺はこんな風にダメダメだけど」という説明が続きますが、前回の記事で「ボブとジョーイについてアンジェラが言ったこと」と全く同じ表現を使っているのがポイントですね。
以前アンジェラに「あなたは月3回オーディションに行って、それで自分のことを俳優だと言ってるけど」と言われ、ジョーイは内心むっとしたでしょうが、アンジェラを取り戻すためならと、自虐的なフレーズを使いながら、何とかモニカをダブルデートに誘い出そうとしています。
そんな話をしているとモニカは窓の外を見て「勘弁して」と言い、その後、Ugly Naked Guy is laying kitchen tile. と言っています。
lay は「〜を横たえる、置く」という他動詞。「タイルを置く」ですから、「タイルを敷く、敷き詰めている」ということになるでしょう。
tile は可算名詞ですが、集合的には不可算名詞となります。
今回のセリフでは、tiles と複数形になっていませんが、それは「タイルという素材を敷いている、タイル類を敷いている」という感覚だろうと思います。
ew は、いやなもの、気持ち悪いものを見た時に言う、「気持ち悪い、ウエ、オエ、げーっ」という感覚。
過去記事、太ももをシェイプする器具 フレンズ1-2改その8 で、裸のブ男がサイマスター(太ももをシェイプする器具)を買った時にも、ew と言っていましたので、彼を見るとつい口から出てしまう言葉という感じですね。
ask a favor は「お願いをする」。
「アンジェラの兄さんのためにこういうことをしてあげたら、アンジェラは俺に感謝して、俺のところに戻ってくると思うんだ」みたいなことをジョーイは言っています。
実際には「アンジェラの彼であるボブにモニカをくっつけさせて、残ったアンジェラを俺がもらう」ということなのですが、アンジェラは今フリーであるように思わせて「アンジェラの兄さんにモニカのような彼女を紹介してあげたら、妹のアンジェラは喜んで俺を見直してくれると思うんだよな」みたいに大嘘をついたわけですね。
go out with tons of girls は「非常にたくさんの女の子とデートしている」。
go out with は「デートする、付き合う」。
tons of は「たくさんの」で、lots of と同じ意味ですが、1トン、2トンなどの ton を使うことで多さを強調する誇張表現。
「そんなにアンジェラ一人にこだわらなくても、あなたにはたくさんデート相手がいるじゃない」と言われたジョーイが、「まあね」とちょっと得意げな表情を浮かべているのも面白いですね。
make a huge mistake は「大きな過ち・間違いを犯す」で、make a big mistake もよく使われます。
I never should've broken up with her. は「決して別れるべきではなかった(のに別れてしまった)」。
never should have+過去分詞/shouldn't have+過去分詞は「〜すべきではなかったのに(実際には〜してしまった)」という「後悔」を表すのによく使われる表現ですね。
モニカの話からも、ジョーイは特に女性に困っている様子もないようですが、それはそれとして、自分が振った子が見違えるようにきれいになっていると、振るんじゃなかった、と惜しい気持ちになるという、プレイボーイ的発想なのでしょう。
Will you help me? Please? の Please? は「どうか(頼むから)。お願いだよ」という懇願のニュアンスを強めていることになります。
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お久しぶりです。いつもこのサイトで勉強させて頂いているスイカです。いつもありがとうございます。今回で3回目の質問です、宜しくお願いしますm(__)m
>should have+過去分詞は「〜すべきではなかったのに(実際には〜してしまった)」という「後悔」を表すのによく使われる表現ですね。
↑この解説の部分なのですが
大変恐れ入りますが
セリフでは
"never should've"
なので否定形、つまり
"should not have +過去分詞"
の感覚として「〜すべきではなかった」ではないでしょうか?
いつも細かいところまで丁寧に解説されていらっしゃるRachさんに、ほぼ英語初心者の私が言うのはとてもなんていうか、申し訳ないのですが、もし私の指摘のほうが間違っていてもこれを読んで他の初心者も同じ疑問もったりしたらここ読めばすっきりするかもと思い投稿させて頂きました。
どうぞよろしくお願い致します。
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
私が記事で書いていた、
>should have+過去分詞は「〜すべきではなかったのに(実際には〜してしまった)」
という部分、完全に間違っておりました。
おっしゃる通り、セリフが
I never should've broken up with her.
ですので、否定形で書かなければいけませんでした。
ご指摘の通り、元の記事を否定形に早速修正させていただきました。
私が間違って書いていた部分を読んで、スイカさん以外にも「???」と思われた方はたくさんいらっしゃったと思います。
ご丁寧にご指摘いただけたことに心より感謝申し上げます。ありがとうございます<(_ _)>
こちらこそ細かいところまで丁寧にお読みいただけていること、本当にありがたく光栄に思っております。きちんと読んでいただけていることを励みにこれからも頑張ります!
貴重なご指摘、ありがとうございました!(^^)