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[Scene: The Launderama]
シーン:ロンダラーマ(コインランドリー)
女性(WOMAN): Coming through! Move! Move! (通るよ! どいて! どいて!)
レイチェル: Oh, excuse me! I was kinda using that machine. (あぁ、すみません! 私その機械(洗濯機)を使ってた(って感じな)んですけど。)
女性: Yeah, well, now you're kinda not. (あぁ、そう、今は使ってないみたいだね。)
レイチェル: But I saved it. I put my basket on top. (でも私、とってた(セーブしてた)んです。上にカゴを置いたんです。)
女性: Oh, I'm sorry. Is that your basket? (あぁ、ごめんね。それ、あんたのカゴ?)
レイチェル: Yes. (はい。)
女性: It's really pretty. Unfortunately, I don't see suds! (実に可愛いね。残念なことに、泡が見えないよ!)
レイチェル: What? (何?)
女性: No suds, no save, okay? (泡なし、セーブなし、だ(泡がなければとってたことにならないんだよ)、いいかい?)
[Ross arrives.]
ロスが到着する。
ロス: What's going on? (何が起こってるの?)
レイチェル: Hi, uh, nothing. That horrible woman just took my machine. (はーい、あの、何でもないの。あのひどいおばさんが私の洗濯機を取ったのよ。)
ロス: Was your basket on top? (君のカゴは上にあった?)
レイチェル: Yeah, but there were no suds. (えぇ、でも泡がなかったから。)
ロス: So? (それで?)
レイチェル: Well, you know, no suds, no save. (えーっと、ほら、泡なし、セーブなし、よ。)
ロス: No suds, no-- Excuse me. [to woman] Hold on a second! This is my friend's machine. (泡なし、〜なし…って。失礼。[女性に] ちょっと待て! これは僕の友人の洗濯機だ。)
女性: Hey, hey, hey! Her stuff wasn't in it! (おいおいおい! 彼女の(洗濯)物は洗濯機の中に入ってなかったよ!)
ロス: Hey, hey, hey! That's not the rule, and you know it! (おいおいおい! そんなのはルールじゃないし、あんたはそのことを知ってるくせに!)
[The woman and Ross stare at each other. Finally she takes her stuff out of the machine and leaves.]
その女性とロスは互いににらみ合う。ついに女性は洗濯機から自分の洗濯物を取り出して、去る。
come through は「(空間・部屋などを)通り抜ける」。Coming through! は (I'm) coming through! ということで、人の間をすり抜ける時に「通ります、通るよ」というニュアンスで使います。
Move. は「動け。動いて」という命令形で、ここでは「邪魔だからどけ、どいて」の意味。
お札をコインに両替しようとしていたらしいレイチェルは、自分が洗濯機の上に置いたカゴを、後から来たそのおばさんがどけたのを見て、慌てて飛んできます。
I was kinda using that machine. は I was using that machine. 「私はその機械(洗濯機=washing machine)を使っていた、に kinda という「少しぼやかす」表現を付けた形。
これからそれを使おうとして両替していたところなので、実際には「使っていた」とは言い切れない、でも上にカゴを置いてキープしてほぼ使う状態になっていたことから、そのようにちょっと断言は避ける形で表現したことになるでしょう。
「私、それ使ってた、みたいなことなんですけど」と表現したことに対して、実際にはまだ使っていなかったことから、相手の女性は「(あんたはそう言うけど、実際には)今はあんたは使ってないって感じだよね」と返します。
それでレイチェルは「でも私はその機械をセーブしてました。上に私のカゴを置いてました」と説明します。
save は日本語でも「セーブする」と言うように「とっておく」という意味ですね。
これから使う場所取りの意味で、上にカゴを置いていたことになります。
そう言われた女性は「あらごめん。これはあんたのバスケット?」と言うので、わかってもらえたと思ったレイチェルも「はいそうです」と答えるのですが、カゴを褒めた後、女性は急に語気を荒くして、Unfortunately, I don't see suds! と返します。
suds は「石鹸水の表面の泡」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
suds [noun] [plural] : the bubbles formed on the top of water with soap in it
つまり「その中に石鹸が入った水(石鹸水)の表面に形成された泡」。
女性は「残念ながら、石鹸の泡が見えないね!」と言ったことになります。
その剣幕に驚き、What? と聞き返したレイチェルに、女性は、No suds, no save, okay? と言います。
No suds, no save. は「泡なし、セーブなし」ですから、「泡がなければ、(洗濯機を)取っておいたことにはならない」というニュアンスですね。
いくら上にカゴを置いていても、実際に泡が出て洗っている状態になるまでは、自分がセーブしていると主張できない、ということをこのおばさんは言いたいのだとわかります。
"No (A), no (B)" と no を2つ続けることで、A がなければ B もない、と、格言か決まり文句のように言っていることになります。
タワーレコードの NO MUSIC, NO LIFE のような、no を2つ並べたキャッチコピーはよく使われますよね。
格言だと、no pain, no gain などが有名でしょうか。
LAAD では、
no pain, no gain : (informal) used to say that you have to use a lot of effort or deal with a lot of unpleasant things, if you want to achieve something
つまり「(インフォーマル)もし何かを成し遂げたいと思うのなら、たくさんの努力を行うこと、またはたくさんの嫌なことを取り扱わないといけないということを言うために使われる」。
「苦労(痛み)なければ(なくして)利益(得るもの)なし」ということで、No gains without pains. のように、no (A), no (B) は、no (B) without (A) という形で表現することも可能です。
no pain, no gain 「ノー・ペイン、ノー・ゲイン」については、pain / gain が韻を踏んでいるのがポイントで、今回の No suds, no save. も、s- で始まる単語に揃えているのがポイントと言えるでしょう。
「そんなことも知らないの?」とでも言うように、okay? とバカにした口調で言っているところにも、このおばさんの意地悪そうな性格がよく出ています。
そう言われて、その洗濯機を譲るしかなかったレイチェルですが、そこにちょうどロスが到着して、何か様子がおかしいことに気付きます。
What's going on? は「何が起こってるの?」で、今、どういう状況か飲み込めない時によく使われる表現。
レイチェルは nothing「何でもない。別に何も(大したことじゃない)」と言いつつも、「あのひどいおばさんが私がセーブしていた洗濯機を取ったの」と説明します。
「自分のカゴは上に乗せてたんだろ?」とロスが尋ね、レイチェルは「でも泡がなかったから」と言ったところ、ロスは So? と言っています。
これは「それで? だから何だって言うの?」というニュアンスで、レイチェルの「泡がない」という説明だけでは、ロスが納得していないことを示します。
「泡がない」ということと「洗濯機が取られた」ことの繋がりがわからないので、「それで、泡がないとどうして洗濯機を人に取られることになるの?」とさらなる説明を求めているわけですね。
それでレイチェルはおばさんが自信満々に言ったセリフ no suds, no save を、そういうルールがあるんでしょ? という感じで説明します。
No suds, no-- 「泡なし、〜なし、って…」とロスが繰り返すセリフから、おばさんの言った言葉にレイチェルが言いくるめられてしまい、洗濯機を不当に奪われたことにロスが気づいたことが表現されています。
おばさんがちょうど洗濯機にコインを入れようとしていたのを手で制し、ロスは「これは僕の友人の洗濯機だ」と抗議します。
使おうとしていたところを強く止められたことで、おばさんは強い口調で、Hey, hey, hey! と言い、「彼女の物(洗濯物)は中に入ってなかったよ!」とまだ頑張るのですが、ロスはさらに強い口調で、Hey, hey, hey! と返しながら、That's not the rule, and you know it! と叫びます。
that はおばさんが言った「中に洗濯物が入っていなかった」ということで、「そんなことはルールじゃない」→「洗濯物が中に入っていないとダメなんてルールはない」。
「そしてあんたはそんなルールがないのを知ってて、わざとそんなでたらめを言ったんだな」と続け、おばさんのずるいやり方をロスは非難します。
自分で勝手に都合のいいルールをでっちあげたんだな、ということですね。
たくさんの客がいる中で、大声で非難されたおばさんは、しばらくロスを無言でにらんでいましたが、「そんなルールはない」と言われてしまい反論できずに、自分の洗濯物を取り出して、去って行くことになります。
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映画の予告が公開されたのはご存知ですか?(公式かはわかりませんが)
ネットニュースを見ていると度々フレンズメンバーが登場してきましたが、想像していなかったのでびっくりしました。
リンクは貼れないので、まだご存知でなければ「Friends reunite」と検索してみてください。
こんにちは。コメントありがとうございます。
Friends reunite の件ですが、残念ながらその予告は本物ではなかったようですね。
先週公開されて多くのファンが喜んだけれど、その trailer(予告編)は、fake, hoax(いたずら、いかさま)だった、、、という英語記事がネット上にも出ていました。
キャストが出ている作品を編集したもののようですが、新作の予告っぽくうまくまとまっていますよねぇ^^ そういう trailer が話題になったり、新作の噂が何度も出たりすることは、フレンズが今でも人気であることを強く示してくれていると思います。
興味深い情報、ありがとうございました!(^^)
そうでしたか!
どうりで公式の発表が見つからないわけですね
なんだか変だなと思いつつも妙に信じてしまいました
ありがとうございます!
お返事ありがとうございます。
うまく編集されていたので、本物だと思う方も多かったようですね、、、
こちらこそご丁寧なお返事ありがとうございました!