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16:08
[Scene: The laundromat.]
シーン:コインランドリー
レイチェル: Ok, I know this is gonna sound really stupid, but I feel that if I can do this, you know, if I can actually do my own laundry, there isn't anything I can't do. (ねぇ、これってほんとにバカみたいに聞こえるだろうってわかってるけど、でももしこれができたら、ほら、私が実際に自分自身の洗濯をすることができたら、私にはできないことは何もないって気がするの。)
ロス: That does not sound stupid to me. You know, it's like the first time I had to make dinner for myself after Carol left me.... [the buzzer on the washer goes off] I'm sorry, that's all the time we have. Next on Ross.... Okay. [opens up the washer] Uh-oh. (それって僕にはバカみたいに聞こえないよ。ほら、キャロルが出て行った後、初めて自分で夕食を作らなければいけなかった時みたいだ… [洗濯機のブザーが鳴り出す] ごめん、僕らの持ち時間はここまでだ。次回のロスは… よし。[洗濯機を開ける] アッオゥ[あっちゃー]。)
レイチェル: What, "uh-oh"? (何?「アッオゥ」って。)
ロス: [not wanting to tell her] Uh-oh.... Uh-oh, the laundry's done. It's, uh, it's a song. The laundry song that we sing. [singing] ♪ Uh-oh! The laundry's done. Uh-oh, uh-oh. ♪ ([レイチェルに(真実を)言いたくなくて] アッオゥ… アッオゥ、洗濯終わった。ほら、歌だよ。僕らが歌う洗濯の歌だ。[歌いながら] ♪ アッオゥ! 洗濯終わった。アッオゥ、アッオゥ ♪)
レイチェル: Ross, what's the matter? (ロス、どうしたの?)
ロス: Nothing, nothing. ♪ Lee-lo, the laundry's done. ♪ (何も、何もないよ。♪ リーロー、洗濯終わった ♪)
レイチェル: Come on, show me. (ねぇ、私に見せて。)
I know this is gonna sound really stupid, but... は「バカみたいに聞こえるかもしれないけど」という前振りのフレーズ。
他人にとってはバカらしく思えるかもしれないけど、これが私の正直な気持ちなの、だからあきれずに笑わずに聞いてね、ということで、相手がそれを聞いてバカにして笑う前に先に予防線を張っておく感じです。
there isn't anything I can't do は「私にできないことは何もない」ですから、「今回の自分の洗濯ができたら、何でもできるような気がするの」と言っていることになります。
stupid に聞こえちゃうかもしれないけど、とレイチェルが言ったことに対して、ロスは優しく That does not sound stupid to me. と言っていますね。
レイチェルはそんな風に心配してるけど、僕はそのことをバカバカしいなんて思わないよ、のように、レイチェルのその気持ち僕にはわかるよ、と共感を示していることになります。
it's like the first time I had to... 「僕が初めて〜しなければならなかった時みたいだ」という表現から、僕にも似たような経験があるからわかるんだ、と話を進めようとしているのがわかります。
「僕だって、キャロルが出て行って初めて自分で夕食を作らないといけなくなった時、君と同じような気持ちだったよ」ということですね。
that's all the time we have. Next on Ross.... について。
これは、話をしていたら、ちょうど洗濯機の終了ブザーがなったので、それをロスのトークの終了合図のブザーであるかのように言ってみた感覚になるでしょう。
that's all the time we have は「今のが僕たちが持つ時間のすべて」ということですから、「持ち時間はここまで、今日のトークの時間はここまで」というところですね。
That's all the time we have for today. 「今日はここまで」のように、for today が付いた形もよく使われます。
Next on Ross は、「次回の”ロス”」という感覚で、Ross (という番組)の次回の内容は、、と、まるで予告のように言ってみせているのでしょう。
逆に「前回までのあらすじ」として、「前回の(作品名)は」という時には、Previously on+作品名という表現を使います。
海外連続ドラマでは、エピソードの冒頭に Previously on... で始まるあらすじが入る作品も結構多いですね。
フレンズは基本1話完結ですが、「次回に続く前後編のエピソード」もありますので、その際には Previously on Friends 「前回のフレンズは」という言葉が出てきます。
Uh-oh の発音は、「アッ、オゥ」という感じ。
日本語では「まずい、やばい。しまった。あっちゃー」というところ。
失敗したり、何か悪いことが起こったことに気付いたときの感嘆詞、間投詞です。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
uh oh [interjection] (informal) : said when you have made a mistake or have realized that something bad has happened
例)Uh oh, I think I locked my keys in the car.
つまり「自分が過ちを犯した、または何か悪いことが起こったと気づいた時に使われる」。
例文は「しまった、車の中にキーを閉じ込めちゃった」。
「まずい」と言う時の言葉なのでレイチェルも「何かまずいことでも?」とわかったはずで、それまで笑っていたのに真顔になっていますが、ロスはそれが「まずい」という意味だとばれないように、即興で洗濯の歌を作って、歌詞の一部であるかのようにごまかそうとします。
What's the matter? は「どうしたの?」と尋ねる時の決まり文句。
アッオゥに合わせて、リーローみたいな音も入れて、より歌っぽく聞こえるよう頑張っているロスにも笑えてしまいますね。
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